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【KNOCK OUT】ヒジありOFGマッチのトーナメントに挑む久井大夢「OFGで見られる自分のテクニックとかスピード感に注目してもらえれば」

2024/12/29 00:12
【KNOCK OUT】ヒジありOFGマッチのトーナメントに挑む久井大夢「OFGで見られる自分のテクニックとかスピード感に注目してもらえれば」

初代のKNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王者である久井が返上したベルトを再び巻くか

 2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館『K.O CLIMAX 2024』(U-NEXT配信)にて、「KNOCK OUT-REDスーパーフェザー級王座決定ワンデートーナメント」(オープンフィンガーグローブ着用)に出場するKNOCK OUT-BLACKスーパーフェザー級&ライト級王者・久井大夢(TEAM TAIMU)のインタビューが主催者を通じて届いた。

 11月、常葉でのロムイーサン戦に敗れ、この大会ではトーナメントにエントリーすることとなった久井だが、準決勝では以前から熱望していたピッチ・ソムパッツ(カンボジア/クンクメール)との再戦が実現することに。念願のリベンジロードを前にした久井の心境とは?

リベンジを2つ成功させて優勝


──今回、当初は準決勝で下地奏人選手との対戦が発表されていました。それが抽選によって、ピッチ・ソムパッツ選手に変わりましたよね。それについては?

「下地選手とやるつもりで対策もしてたんですけど、急に変わったのでビックリはしましたね。ただ、ピッチ選手はもともとやりたかった選手なので、準決勝で無傷の状態でやれるのは逆にありがたいですけど」

──下地選手の対策はけっこうしていたんですか?

「まあ普段の対戦と同じぐらいやってました。もし決勝で当たることになったら役に立つので、いいかなと思っています」

──そして、黒星となってしまった11・2のロムイーサン・TIGER REON戦を今、振り返ると?

「うーん……自分のやりたいことがさせてもらえない試合でしたね。それであんなに不甲斐ない試合になってしまって、申し訳ないです」

──2Rから特に、首相撲に捕まってしまいましたが。

「そうですね、首相撲は強かったです。試合前の想定では、もっと前に出てくると思ったんですよね。あんなに出てこないとは思ってなくて、というのはありますね」

──あの負けを踏まえて考えたことは?

「首相撲に関しては、いつも行ってるんですけど広島のTRASHというジムでまた徹底的にやってきました」

──そのTRASHの江木大輔会長が、今回のトーナメントではセコンドにつくとSNSに書いていましたね。

「はい。首相撲の部分はお願いしています」

──ではもう、穴はない?

「ないです! 大丈夫です」

──初のワンデー・トーナメントという点についてはどうですか?

「ワンデーなので絶対ケガもすると思うんですけど、いつもは試合が終わった後でも『すぐ次の試合できるな』という感覚があるので、問題ないのかなとも思ってるんですけど」

──試合後に「今日この後、もう1試合やっても大丈夫」ぐらいの感覚なんですか?

「まあそうですね(笑)。試合後も『疲れたな』という感覚もそんなにないので、そこは大丈夫かなとも思います」

──もしかしたらワンデー向きなのかもしれないですね。

「そうなのかもしれません。そこも含めて楽しみですね」


──タイトルが懸かっているということについてはどうですか? タイトルマッチは4回目で、これまでは全勝ということになりますが。

「タイトルが懸かっているから気負ったりというのは特にないですね。ただワンデー・トーナメントは初めてやし、ベルトが懸かってるからには、絶対勝たなアカンと思ってるので、しっかり獲り切ります」

──ワンデーで、4人中の2人に過去に負けているという点では、一番大変ではありますよね?

「そうですね。オープンフィンガーグローブ(OFG)というのもあるし、ヒジありで、一番過酷やと思いますね。OFGについてはだいぶ練習もして、『軽いな』という感覚がメッチャあるんで、メッチャいいと思います」

──ただ一方で、前回のロムイーサン戦のように、首相撲の際に相手側がガッチリ組めるということもありますよね。そこはいかがですか?

「それもあるとは思うんですけど、その分TRASHでメッチャ対策もしたし、全然問題ないと思っています」

──決勝って、やっぱりロムイーサンとやりたいですか?

「やりたいですし、普通にロムイーサンが上がってくると思います。リベンジを2つ成功させて、優勝して新たなタイトルを獲りますよ」

──横浜武道館という会場についてはどうですか? ビッグマッチになりますが。

「『KNOCK OUT』でその会場でやるのは初めてですよね? 自分自身も初めてやし、まあ大きい会場でやるのは楽しみです。試合に対しては、それで練習の気持ちが変わったりとかは、僕はないんですけど、やっぱりそういう大きな会場でやるのは気持ちいいので、楽しみという気持ちが強いです」

──ここで優勝してベルトを獲って、2025年こうしたいというビジョンはありますか?

「デビューして4年目なんですけど、いつも想定外のことが起きて、ベルトを複数獲るとも思ってなかったので、あんまり目標みたいなものを立てずに行った方がいいのかなとは思います」

──では最後に、今回の試合で一番注目してほしいポイントはどこでしょう?

「今回はOFGになるんですけど、そこで見られる自分のテクニックとかスピード感に注目してもらえればと思います。ホントにメッチャ軽く感じるんで」

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