バンナのように日本で成功したいとの野望を燃やすビレット(C)SHOOTBOXING
2024年12月26日(木)東京・TDCホール『-SHOOT BOXING BATTLE SUMMIT-GROUND ZERO TOKYO 2024』のメインイベントで、SB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)と対戦するGLORY世界ライト級3位ゲリック・ビレット(フランス)が来日、24日(火)都内にて公開練習を行った。
ビレットは36戦29勝(4KO)6敗1分の戦績で、GLORYでは11戦5勝(1KO)5敗1敗の好成績を誇る28歳。先日11月30日には地元フランスで保持しているWAKO世界ミドル級王座防衛を果たしている。
海人と同じく180㎝の長身を誇るビレットは、この日の公開練習では2分1Rのミット打ちを行い、左右ミドル、左ストレートを見せ、快音を響かせて好調をアピールした。
初来日となるビレットは「日本に来るのは夢でした。同じフランス人であるジェロム・レ・バンナが活躍したのが日本のリングだったので、すごく日本に来ることができて嬉しいです。自分にとってジェロムはスター以上の存在で、日本でフランス人として活躍した凄い人。10月のK-1ではKOで負けましたが、50歳を過ぎても戦い続けている姿を見て、同じ国民として誇りに思います。私も次の試合で勝つことで自分の名前が広く知れ渡り、日本で注目される存在になりたい」とバンナと同じように日本で活躍することに憧れているという。
対戦する海人の印象については「SBやRISEのリングで活躍しているのを以前から知っていたので今回戦えることがすごく嬉しいです。完成されたキックボクシングスタイルで、日本を代表する強い選手だと思います」と評価コメント。
海人の弱点を見つけたかとの問いには「自分を甘えさせないようにそういう視点で見ないようにしていて、もっと自分が強くなることだけを考えています。私は自分がフランス国内で最強だと思うので、今回、日本で最強の海人と戦う気持ちで来ています。私は完璧なキックボクシングを目指していて、毎日毎日、昨日の自分よりも今日の自分は強くなるように頑張って成長しています。海人選手よりも私が強いかどうかは明後日の試合でそれがわかると思います」と自信を見せる。
海人は昨年8月にティジャニ・ベスタティ戦で敗れて以降はリベンジを狙い、今年6月にGLORYライト級9位のアルマン・ハンバリアン、8月には同級6位のドラゴミール・ペトロフとGLORYランカー勢を次々と倒していることについて聞かれると「海人はGLORYのタイトルを狙っているのは知っています。自分も海人に勝って、上にいこうと思っています」と海人を倒してタイトル挑戦に前進したいとする。
最後に「SBのビッグマッチのメインイベントで戦えることは凄く光栄なことで名誉なこと。嬉しいと同時に、海人を倒すことで自分の名前を広めるチャンスだと思います。ファンの皆さんと2日後の試合でお会いできることを楽しみにしています。日本で一番強いファイターと最高の試合をお見せしたい。海人は僕のことを倒すと言っているみたいだけど、私も狙っているのはKOで勝つことなので、2日後に結果を見せましょう」とメッセージを送った。