▼第8試合 GLORY RISE FEATHER WEIGHT GRANDPRIX 1回戦第3試合
〇チャド・コリンズ(オーストラリア/Strikeforce)/RISE推薦
判定3-0 ※30-27×3
×エイブラハム・ヴィダレス(メキシコ/Living Legasy)/GLORY推薦
※コリンズが準決勝へ進出。
コリンズはタイ在住のオーストラリア人選手でこれまでにセクサン、パコーン、サックモンコンといったムエタイのスター選手を次々と撃破。2019年2月の初来日以来、不可思、海人、中野椋太、直樹、笠原弘希、ラーチャシン、チョ・ギョンジェに連勝し、2023年12月には初代王者ペットパノムルンを破ってRISE世界スーパーライト級王座を奪取するなど日本では負け無しだったが、2024年3月にGLORYのミゲール・トリンダーデに初回KO負けを喫した。6月に母国でルンキットをKOし、WMO世界タイトルを獲得。9月には麻火佑太郎を初回KOした。戦績は61勝(31KO)17敗2分。
ヴィダレスは“ダイナマイトハンド”の異名を持つ強打者で、2018年11月からGLORYに参戦。4連勝を収めるもセルゲイ・アダムチャックにTKO負け。その後、2連勝で2022年10月にはペットパノムルンが保持するGLORYフェザー級王座への挑戦者に選ばれたが完封負けを喫した。2023年12月のRISEに初来日すると原口健飛と対戦、1Rに右フックでダウンを奪ったが2Rに逆転KO負けを喫した。2024年7月、ミゲール・トリンダーデに敗れGLORY世界フェザー級1位から2位に。戦績は18勝(13KO)4敗。
1R、ヴィダレスは右ローを連発、コリンズは前蹴り。ヴィダレスが右ストレートを出せばコリンズも右ストレートを繰り出す。左ミドルと左ローをコリンズが蹴ると、ヴィダレスもすぐに右ロー。コリンズの右ローからの左ハイでヴィダレスがフラつく。ヴィダレスはワンツーと右ロー、コリンズも右ロー。コリンズはまた左ハイを蹴ると今度は右ハイも。ヴィダレスはコリンズのパンチをかわして右ミドルを上手く当てる。
2R、ワンツーからの右ローを蹴るヴィダレスにコリンズは前へ出て左ミドル2発。徹底して右ローを蹴るヴィダレスにコリンズは左ミドル。ワンツーで前へ出るコリンズにヴィダレスは右ストレート。コリンズは前蹴り。
3R、ミドルの蹴り合い、ローの蹴り合いが続き、コリンズは右フックとヒザも入れる。ヴィダレスがコリンズを崩すと応援団から歓声が上がる。コリンズが左インローから左ミドル、相手をコーナーへ詰めるとヒザ。ストレートの連打と左ハイキックを見舞う。コリンズの右フック、右ストレートに後退するヴィダレスだが、右を打ち返す場面も。
判定は3-0でコリンズの完全勝利となった。