▼第10試合 -61.5kg契約 3分3R 延長1R
×チャンヒョン・リー(韓国/RAON/スーパーフェザー級1位、第5代RISEスーパーフェザー級王者)
延長R 判定1-2 ※10-9、9-10×2
〇パヌワット・TGT(タイ/TARGET/スーパーフェザー級6位、2024年スーパーフェザー級漢気トーナメント優勝)
※本戦の判定は※29-28、29-29×2。
“韓国の鉄拳”リーは強打を武器に数々の日本人ファイターを撃破してきた。2017年にRISEスーパーフェザー級王座を戴冠。2022年7月、約2年半ぶりに来日して暫定王者の一馬と王座統一戦を行い、ダウンを奪われるも逆転KOで初防衛に成功。10月には中村寛から2度のダウンを奪ってTKO勝ち。2023年1月には常陸飛雄馬との延長戦にわたる激闘で勝利し、2度目の防衛に成功した。しかし、2024年1月、3度目の防衛戦で大雅に判定で敗れ王座を手放している。戦績は30勝(16KO)14敗2分。
パヌワットは11歳でムエタイの試合を始め、来日後はトレーナーと選手を兼任。TARGETとTEAM TEPPENで練習を積み、タイ人特有のミドルキックとテンカオを得意とする。2019年の直樹戦以来約5年ぶりのRISE参戦となった2024年4月、「スーパーフェザー級(-60kg)漢気トーナメント」の準決勝で高橋亮を左フックで初回KOすると、決勝では岩郷泰成を右ハイキックで2RにKOして優勝を果たした。戦績は49勝(8KO)7敗2分。
1R、前に出ていくのはリーでパヌワットはステップを踏んで左右へ動く。リーは右カーフを蹴りつつ左フック、前蹴りを狙い、パヌワットは下がりながらも右フック、ヒザ。警戒に動くパヌワットだが、リーの前蹴りやカーフはしっかり当たる。
2R、リーは左フックを狙うが空振り、パヌワットは左前蹴りと右ローを蹴る。コーナーへ詰めたリーはボディからのコンビネーション。パヌワットはたびたび左ハイを蹴ってくるがリーはしっかりガード。圧をかけてパヌワットにロープを背負わせるリーだが、パンチはパヌワットがしっかりブロック。それでもリーのペースで試合が進む。
3Rも前に出るリーがパンチを放ってパヌワットをコーナーへ詰めるが、大きなヒットはない。逆にパヌワットは右フック、ヒザをヒットさせる。前に来るリーにはパヌワットが顔面前蹴りだ。リーがパンチからローのコンビネーション、パヌワットは手数が少ない。ハイキックとヒザを蹴るパヌワットだがルーは下がらず前蹴り、左フック。パヌワットの飛びヒザが不発になったところで試合終了。
判定はドロー、延長背へ突入する。ここもリーが前へ出て右カーフを蹴っていくとパヌワットは右のパンチを合わせに来る。ロープを背負うパヌワットに右を繰り出していくリーだが、パヌワットはそれを空振りにさせて逆に右を当てていく。リーのジャブには右のクロスも。それ出も前へ出て左右フックを打って行くのはソンヒョン。