キックボクシング
レポート

【RISE】トーナメント優勝はペットパノムルン、メイソンが完勝で新王者に、那須川龍心が3連続KO勝ち、リザーブマッチで麻火佑太郎が逆転KO勝ち、門口佳佑が再起戦で涙の勝利、鈴木真彦が初回KOで王座奪回とK-1へのリベンジを宣言

2024/12/21 13:12

▼第11試合 スーパーフライ級(-53kg)3分3R延長1R
〇大﨑一貴(OISHI GYM/第2代RISEスーパーフライ王者)
判定3-0 ※30-28×3
×アルベルト・カンポス(スペイン/Phuket fight club/WAKO53.5kgスペイン王者)


 大﨑は2020年2月からRISEに参戦し、9月に田丸辰を破ってスーパーフライ級王座を奪取。2022年10月には「RISE DEAD OR ALIVE 2021 -53kgトーナメント」優勝者・風音に判定勝ちして53kg最強を証明した。2023年4月、ISKA世界王座決定戦でKO勝ちし、念願の世界王者に。2023年7月に開幕した「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝で田丸辰に判定2-0で敗れ、19連勝がストップ。2024年3月にはジラリー・キャルービーを破り、ISKAオリエンタルルール世界フライ級王座の初防衛に成功。6月には政所仁の挑戦を退けてRISE王座2度目の防衛に成功した。戦績は44勝(22KO)6敗2分1無効試合。


 カンボスは『RWS』に出場するスペイン人選手、。


 1R、大﨑はいつも通りガードを上げてじりじりと前へ出ていく。ジャブを突き、右カーフを蹴る大﨑。カンポスは左の蹴りを出すが手数は少ない。


 2R、大﨑は前へ出て右ストレート、左フックから後ろ廻し蹴り、さらに左ボディブローとギアを上げる。カンポスも足を止めてパンチを返すが押し合いのような形となり、やや動きが止まる。大﨑は右ロー、左右ボディ。。カンポスはヒザを返して左ボディを打つ。大﨑はアッパーを突き上げる。


 3R、細かいパンチを出して前へ出ようとするカンポスに、大﨑は左ボディからの左アッパー。大﨑はカンポスをロープに押し付けると左右ボディの連打。カンポスの左フックを空振りさせての左ボディをヒットさせた大﨑は、さらに左フック、右ストレートとパンチをまとめる。最後にカンポスが後ろ蹴りを至近距離で放ったところに大﨑が右フックを合わせて尻もちをつかせたが、ダウンとはならなかった。


 大﨑が全く危なげなく安定した勝利を飾った。マイクを持つと「みんな僕が勝つって思っていたと思うので、勝つことは大事なんですけれど内容にこだわらないといけないと思ていたんですが、こんな内容ですいませんでした。今度、勝ったので53kgの世界タイトルを作ってもらって、それに挑戦させてください。あと、僕とか孔稀とか防衛して勝ち続けているので、名古屋大会もお願いします」と、伊藤代表にアピールした。

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