2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』の前日計量が、13日(金)都内にて正午より行われた。
今大会で行われる「K-1 WORLD GP 2024 無差別級トーナメント」に出場する8選手が初めて揃った。各選手は次のようにコメント。
クラウディオ・イストラテ(イタリア/Kombat Gym)=110.8kg「無差別級トーナメントのファイナルに参戦できて嬉しく思っています。しっかり準備してきたのでいい結果を出せるように頑張りたい。相手はとてもいい選手だし、相手には全てリスペクトを持って挑む。でも私の方が強い」
山口翔大(GENESIS/TEAM3K)=94.8kg「こうやって補欠から予選で負けて本戦で出来ることになって、てんやわんやでここまで来たけれど、敗者復活から優勝するのが山口翔大の物語なので、優勝して物語を完結させたい。相手はめちゃめちゃ毛が濃いし、選手としてはリスペクトしていますが、シナ・カリミアンと言い合いして行儀が悪いので、空手発祥の日本の日本人の僕がしっかり止めて日本人の強さを証明したい」
マッティア・ファラオーニ(イタリア/Fight1-S.gabriel)=100.8kg「これまでたくさんトレーニングしてきました。K-1に出ることが夢で実現できました。明日は自分の強さを証明したいと思います。相手の選手はネットで動画を探したが見つからず、数年前の一本だけ見ました。僕はボクシングを含めて60戦以上やって、空手も小さい頃からやっているし明日の試合の準備はできています」
フェン・ルイ(中国/星武創新ファイトクラブ/CFP)=98.8kg「武林風とK-1のお招きで初来日できました。この試合に参加できて嬉しく思っています。相手の第一印象は身体がしっかりしている。自分も今日まで苦しいトレーニングを積んできたので必ず試合をモノにして決勝まで行きたい」
リース・ブルーデネル(イギリス/Prizefighter)=111.2kg「スピード、パワー全てにおいて準備が出来ている。明日は相手を倒したい。相手はパワーもあり強くいい選手だが、最終的には私がトーナメントで勝っている」
アリエル・マチャド(ブラジル/Hemmers Gym/Madison Team)=105.6kg「再度トーナメントに参加できて嬉しい。去年のトーナメントで反省して、新しいアリエルを披露できると思うのでご期待ください。全選手真剣な眼差しをしているし、みんな強いが自分の本領を発揮すれば大丈夫だと思う」
エロール・ジマーマン(キュラソー/Hemmers Gym)=107.9kg「しっかり準備はしてきているし、コンディションも最高です。全員をブチ倒したいと思う」
K-Jee(日本/K-1ジム福岡チームbeginning)=97.1kg「相手は過去のK-1を作った伝説と言われる選手です。明日はその過去を越えて新しい歴史を作っていきたいと思います。向き合った時もメッセージを感じました」
するとジマーマンは「彼が今言ったことは全て夢で終わる。バンナと約束をした。仇を討つ、と。だからリングに倒れるのはお前の方だ」とK-Jeeを挑発した。
[nextpage]
<質疑応答>
――2025年7月13日(日)マリンメッセ福岡B館での福岡大会が発表されたこと想いは?
K-Jee「今は考えてないです。明日のことでいっぱいいっぱいです」
――因縁の相手イストラテと戦うことで、シナ・カリミアンがセコンドに付く可能性は?
山口「セコンドには付きませんが、トーナメントが終わったらイストラテと3人で鳥貴族に行こうと思っているので。書いておいてください」
――カリミアンとの舌戦があったが、今言いたいことは?
イストラテ「あのピエロに時間を割く必要はないし、何も気にしていない。過去の相手だと思っている。今はトーナメントに集中しているので、無駄な時間を彼には使いたくない」
――重量級ながら回転技や大技などを使う動画を見たが、明日もエクセレントな技をたくさん使うか?
ファラオーニ「もちろん明日もスペクタクルな技を見せたい。自分は空手からやってきてそういう技を得意としている。勝つこと以外にも自分の蹴り技で日本のファンを魅了したいと思っている」
――K-1ではすでに多くの中国人選手が活躍している。自分もそれに続きたいとの気持ちはあるか?
ルイ「中国でもトップレベルの選手がK-1予選に出場しています。特にリュウ・ツァーは4回のKOをもって王者になりました。自分も同じく彼らに続いてK-1のリングで活躍したいと思っています。明日のトーナメントで王者になって、中国の選手ここに在りということをお見せ出来ればと思います。全力を尽くして明日の試合へ向かいます」
――この中でトーナメントの予選を勝ち抜いてきたのはブルーデネル選手とマチャド選手の2人だけ。そこでの意地はあるか?
ブルーデネル「K-1 WORLD GPには昔から憧れていたし、参加できることが光栄です。そこで勝ちたいとの気持ちです」
マチャド「トーナメントに参加している全選手が何かの勝利を経てこのトーナメントに参戦しているので、それぞれ歴史が一人ひとりあると思う。そこで勝ち上がってきた8人でそれぞれ全力を尽くしてきているので、僕もその一人なので頑張って明日は勝ちたいと思う」
――ジマーマン選手はK-1のレジェンドと呼ばれる選手。明日はそのレジェンドが伝説から蘇る日、今も強いことを証明する日にするか?
レジェンド「自分で自分のことをレジェンドだとは思っていないし、まだ自分の歴史を作りたいと思っている。その歴史を明日は皆さんにお見せしたい」
――この錚々たる面子の中で自分が日本人初のK-1無差別級王者になるという自身は?
K-Jee「必ず優勝するというところで取り組んできましたので、その想いはかなり高いです」