2024年12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館『K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~』にて、【宝仙堂の凄十presents】K-1 WORLD GP 2024無差別級トーナメント準々決勝で、山口翔大(GENESIS/TEAM3K)と対戦するクラウディオ・イストラテ(Kombat Gym)のインタビューが主催者を通じて届いた。
イストラテはルーマニア出身・イタリア国籍のファイターで、23年9月10日、K-1 30周年記念無差別級トーナメント一回戦でマハムード・サッタリと対戦し、KO勝利。準決勝はシナ・カリミアンとの暴走ファイトを制し、決勝はリュウ・ツァーにKO負けも準優勝。24年6月の東欧予選は一回戦でニダル・ブチリと対戦も、判定を不服として試合放棄。前回のアジア予選はカリミアンと再戦も、頭部へのパンチがアクシデントとなりノーコンテストに。そこまでの判定で、WGP本戦へ進出した。
あいつとは365日戦っても勝つよ
――K-1WGP初戦で山口翔大選手と戦うことになりました。
「誰でも構わない。今年は自分の年だと思っているので、自信しかないよ」
――前回のアジア予選は、シナ・カリミアン選手との試合がノーコンテストになりました。彼は“反則王”とも呼ばれています。
「アッハハハ、これは傑作だ! 反則王! 俺が彼のニックネームを変えたのか、ピッタリな呼び方じゃないか」
――カリミアン選手は、あなたとの試合が終わった後、あれは反則だと自分をK-1に出すようにKrushのリングでアピールしていました。どう感じましたか?
「あいつは何を言っているのか、よく分からない(爆)。1回目に戦った時に、俺は勝った。2回目に戦った時も、俺が勝った。いつ戦っても、365日戦っても勝つよ。そもそも試合前から、『これは普通の試合じゃない、ストリートファイトだ』と言っていたんだから、何が起こってもおかしくないよな、それがあの姿か!」
――後頭部のパンチは反則だと主張していました。
「俺のパンチを食らって、泣いちゃって、その場で寝てしまった。立ち上がらないのは分かっていたよ。なぜならば、立ち上がったら倒されるのが分かっていたから。3回目の試合はもうないと思うけど、K-1がやれと言うならば、いつでも365日倒せるよ」
――彼は、同じ大会で木村太地選手と対戦します。
「そうなんだ。どうでもいいけど、もう引退してファミリーとゆっくりした方がいいよ。あとは本物のファイターに試合をさせておいて、お前のような偽物は引退してのんびり暮らしたらどうかな(笑)」
――カリミアン選手は、3回目の試合をさせろと言っています。
「そう来ると思ったよ。俺が勝ったら、あいつはSNSで攻撃してくると予想していたからね、想定内だ。でも、もう俺から言うことはないよ。なぜならば、あいつはもう俺のレベルではないからだ。K-1がやってほしいと言って、ファンが見たいと言うならば、戦ってもいいけど」
――自分のレベルではないと。
「そうだ。あいつは、いつも小さな女の子みたいに、ただ泣いて叫んでいるだけ。どこにいても、ぶっ倒す。見つけたら、ぶっ倒す。最近はSNSが少し大人しくなって黙ってくれているみたいで、嬉しいよ」
――カリミアン選手のSNSをチェックしているのですか?
「ファンが、俺に教えてくれるから嫌でも見てしまうよ(笑)」
――腹が立つと。
「笑いながら見てるよ」
――カリミアン選手にメッセージはありますか?
「君は素晴らしい役者だけど、演技の練習ではなくもっと格闘技のトレーニングをした方がいいよ。まあ黙って、せいぜい頑張れよ。俺はK-1王者になる」
――分かりました。K-1WGPへ向けては、どんな心境ですか?
「1日3試合を勝ち抜くのは難しいよ。回復する時間はないから。ただ、昨年、それを経験しているので他のファイターよりかは少しばかり分かっているつもりだ。まずは一回戦の相手を集中して、今度こそ優勝できるように頑張るよ」
――最後にファンにメッセージをお願いします。
「日本は第二の故郷。ファイターの道を歩き始めてから、K-1王者になるのは夢だ。ここで自分の歴史を作りたい」