ピットブルのことは知っている、どうなるか見てみよう
また、PFLに買収されながら、Bellatorでの大会がキャンセルされるなど試合機会が減っていることで、不満を表明し、UFC参戦を希望しているパトリシオ・ピットブルについて「ここ数カ月、PFLについてよく話してきた。PFLは多くのショーをキャンセルしている。試合予定だった多くの選手が試合をしていないのは知っている。お金を使い果たし、状況は良くなく、ほかの船に飛び乗りたい人が出てくる。彼らは戦いたいんだ。プロのアスリートなら時間とチャンスは限られているし、ファイターならなおさらだ。25日に向けて、この数カ月でどのような展開になるのか見ていこう」と、動きがあることを示唆した。
『Power Slap』はあちこちに出来ている
そして、同じ週に大会が開催された平手打ちの『Power Slap』について、新たな動きが出始めている。
UFCフライ級で4連勝中のチャールズ・ジョンソンが「アイコン・バトルグラウンズ SMACK FIGHTING」というスラップ・ファイティング・リーグを起ち上げ。それが『Power Slap』のマイナーリーグになる可能性について問われたダナ代表は、「あちこちにできているのがいいね。ブラジルにもいくつかあるし、ポーランドにもある。南アフリカでも始まっている」と、スラップファイティングの拡大を歓迎した。
注目すべきは、この『Power Slap』を今回、現地で朝倉未来と海の朝倉兄弟が視察していることだ。通常の競技と比べ、相手の平手打ちを避けずに我慢しあうことで脳にダメージを与える危険性も指摘されているこの大会を、朝倉未来はどう見たか。米国ではネバダ州とカリフォルニア州のアスレチック・コミッションが認可しているこの競技のフォーマットが輸入されたとき、日本のファンはどう反応するか。
10日に朝倉未来は、自身のYouTubeで「『Power Slap』っていうビンタの大会があるんですけど、それを観に来ています。凄い人気。なんとね。このPower Slapを日本でやりたいということで、僕に任せたいみたいなことを言ってるんですよ。BreakingDownとのコラボだったりとか、そういうのも含めて、まず日本人がこういうのを受け入れられるのかっていうのも含めて、今日は視察にきました」と紹介。「凄い音。凄いっスよ。これはレオとかにやってもらいたい。盛り上がりがすごい。首とか顔から血が出てる」と『Power Slap』の印象を語っている。