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【ONE FF】日本拳法出身・成尾拓輝の強打が大爆発! 合計4度のダウンを奪いダウン応酬の激闘制す、メインではオルチコフが新時代の戦いぶりでポンペットに完勝して20戦無敗に

2024/11/22 23:11

▼メインイベント キャッチウェイトムエタイ(-58.96kg)3分3R

×ポンペット・PK・センチャイ(タイ)

[判定0-3]

〇アスラムジョン・オルチコフ(ウズベキスタン)


 ポンペットは2023年5月から『ONE Friday Fights』に参戦。2連勝のあとチョーファーに敗れるも、12月にリッティデットをTKOで撃破、2024年3月にはスリヤンレックからも勝利を奪ってみせた。ダウン応酬の末にポンペットが判定勝ちし、この試合は両者ボーナスが出るほどの激闘だった。両者は6月に再戦し、またも激しい打ち合いの末に今度はスリヤンレックがKOでポンペットを破っている。106勝45敗。


 オルチコフは2023年7月から『ONE Friday Fights』に参戦し、タイ人選手を相手に5連勝(3KO)。19戦無敗(11KO)のレコードを誇る。前戦は2024年9月にヨッドトンタイからKO勝利を奪っている。


 1R、ポンペットは右ローから入り、オルチコフはステップを踏んで頻繁にスイッチする。ポンペットの蹴りをバックステップでかわし、左フックで前に出るオルチコフ。ポンペットの右ミドルをキャッチすると左の連打を見舞う。オルチコフはポンペットの蹴りをステップでかわし、すぐ前に出て思い切り左右フックを振る。しかしミドルの蹴り合いではポンペットが優った。オルチコフはカカト落としも繰り出す。ポンペットの左ハイキックをスウェーで空振りさせると、そのまま右ストレートを伸ばしてダウンを奪うオルチコフ。


 2Rも細かなステップを踏み、入り込む時は思い切り左右フックを振っていくオルチコフ。ポンペットは前へ出て前蹴り、パンチとヒジを打つ。オルチコフがヒジを出せばポンペットもヒジを打つ。至近距離でヒジと左右フックを打ち合う両者。ポンペットはヒザも混ぜる。どんどん前へ出て攻撃するポンペットにオルチコフは下がるが手数は出す。打って当てては回り込み、ヒジを強打するオルチコフ。笑顔を浮かべる。


 3Rも前に出るのはポンペット。素早く出入りしてフックとヒジを打つオルチコフにポンペットもヒジを出す。オルチコフはヒットさせてはダッキング、またはスウェーやサイドへ回ってポンペットの返しをかわす。ポンペットも攻撃を止めないが、オルチコフの動きにかわされてヒットを奪えない。逆にオルチコフはダイナミックな動きで攻撃を当てていった。


 試合終了のゴングが鳴ると、オルチコフは満面の笑み。判定3-0でオルチコフがパーフェクトレコードを更新した。

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