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レポート

【修斗】ストロー級大国・沖縄で熱闘続出! 畠山隆称がバタフライをKO。黒部和沙が大城匡史に一本勝ち、知名昴海と友利琉偉が大激闘! 平良達郎の兄・龍一が連続TKO勝ち。フライ級で梅筋毒一郎がKO勝ち、山本壮馬は41歳で奇跡のMMA再開・小生をTKO

2024/11/12 21:11

▼第8試合 ストロー級(-52.2kg)5分2R
○黒部和沙(東京/TRIBE TOKYO MMA/同級世界ランキング7位) 52.0kg
[1R 4分47秒 リアネイキドチョーク]
×大城匡史(沖縄糸満/THE BLACK BELT JAPAN)52.1kg
[レフェリー]豊永稔

 ストロー級大国・沖縄に東の本格派が初登場、ストロー級世界ランキング7位、TRIBE TOKYO MMAの黒部和沙は、2024年4月の修斗で、ONEでも活躍した澤田龍人を相手に1Rツイスターを極めてアップセットを起こしランキング入りを果たした。

 スター街道を走るかと目されて組まれた9月の元ストロー級王者山上幹臣との一戦では、山上のハイリストのギロチンチョークの前に1R 2分06秒、タップアウト負け。悔しさを胸に、中1カ月半でプロ修斗沖縄大会に出場する。

 対するは沖縄最軽量ストロー級で驚異のパンチ力を誇る沖縄産小型爆撃機・大城匡史だ。

 得意のパンチが武器だが、THE BLACKBELT JAPANでレスリング&柔術にも磨きをかけ、オールラウンダーとして進化を遂げている。

 2023年4月に黒澤亮平に一本負けも、11月に三輪勇気に判定勝ち。2024年4月の前戦で木村旬志にドロー。7戦3勝3敗1分の大城はここで勝利し勝ち星を先行させ念願のランキング入りを果たしたい。

 グラウンドを得意とする黒部、パンチを得意とする大城、勝負の鍵は打と極を繋ぐ投、レスリングになるか。

 1R、ともにオーソドックス構え。左ミドルを早々に打ち込む黒部。中央を取る大城に右ローを打ち降ろす。ともにジャブはまだ遠い。右カーフを当てた大城。さらに右で飛び込むが、これは黒部が右にかわす。左ミドルを返した大城。

 黒部の右ローの動きに合わせて踏み込んで右ストレートをヒット! 下がる黒部を詰めるが、黒部はここでダブルレッグで金網までドライブ。

 ボディロックで左に崩してテイクダウン。ケージで上体立てる大城に、送り手を掴んだ黒部は、横に崩して背中を着かせる。ハーフから右の鉄槌を落として、ケージ際にサイドを奪う黒部。

 右ヒジを落として右で枕、右脇に頭を突っ込み肩固めも狙いつつマウントに。大城のブリッジを潰す黒部は左で脇差し。右ヒジ。ハーフに戻す大城のフックガードの動きに合わせて再びマウントの黒部は、背中を見せてスクランブルしようとした大城のバックを奪い、ボディトライアングル!

 左手首をコントロールし、右腕でリアネイキドチョークも、ここはアゴ上で両手でズラす大城。解除して背後から右のパウンドの黒部。右腕を巻くと徐々に喉下に絞め込んでリアネイキドチョーク! 後ろ手を剥がそうとする大城だが、1R 残り13秒でタップを奪った。

 試合後、黒部は「TRIBE TOKYO から来ました黒部和沙です。前回、山上選手に情けない負け方をしちゃって。本当に悔しくて、マジで一回ちょっと考えようかと思ったぐらい落ち込んだんですけど、応援してくれる皆さんのおかげで、もう一回戦おうと心から思いました。沖縄の皆さんは暖かくて、優しい人ばかりで、もう1回、沖縄に呼んでいただけたらとても光栄です。熱い戦いがあったけど、俺がMVPでしょ、普通に」と、左手を高々と挙げてアピールした。

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