キックボクシング
ニュース

【KNOCK OUT】「ヒジあり55kg最強決定トーナメント」準決勝の組み合わせ決定、壱「僕の最強を証明できる」、古村光は「血祭りにする」

2024/11/11 22:11
 2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館『K.O CLIMAX 2024』の記者会見が、11月11日(月)都内にて行われた。  前日10日にNJKF後楽園ホール大会で行われた「KICKBOXING JAPAN CUP ヒジあり55kg最強決定トーナメント」開幕戦を勝ち上がった壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)、古村光(FURUMURA-GYM)、森岡悠樹(北流会君津ジム)、前田大尊(マイウェイジム)の4選手が会見に出席。今大会では準決勝・決勝戦が行われる。  山口元気KNOCK OUT代表は「どう組み合わせを決めるかと考えた時に、壱と古村は最近やったばかりなので、この2人に当たる選手を抽選で決めようかなと思います」と、まず壱と古村は準決勝で当たらないようにするとし、森岡と前田で抽選を行うと発表。  森岡と前田がじゃんけんで封筒を選ぶ順番を決め、勝った森岡が先に封筒を選んだ。その封筒に入っていた名前は、前田が壱、森岡が古村で準決勝の組み合わせが決定。  森岡は「他3選手が自分の持ち味を出して勝てたけれど、自分は全然出せずにこれで勝ち上がっても悔しい思いをしているし、鬱憤が溜まっているので、攻撃力が高い古村選手に決まってその鬱憤を晴らせるように、盛り上げるように頑張りたい」と、1回戦の鬱憤をぶつけたいとする。  古村は「森岡選手とは何年ぶりかの試合(2020年12月に対戦=延長戦で古村が判定勝ち)だけれど、正直申し訳ないけれどボッコボコにして優勝しか見てないので。まず自分が4月にベルトを失ってメンタル的にもやられて苦しかったけれど、こうして頑張れているのは今の(栗秋)和輝さんや兄貴、龍聖だったり、チームのみんなが支えてくれて今があるので、それを年末に成長した姿を見せられたらなと思います。せっかくのヒジありルールなのでボッコボコに、血まみれにしまくってこのトーナメントを締めたい。血祭りにします」と宣言。  唯一のKNOCK OUT勢ではない、最年少19歳の前田は「壱選手はこの中で一番喰えたら美味いなって選手なので、チャンスなのでワクワクしています。1回戦で一航選手に勝てて自分の可能性を信じることが出来たので、それを信じて優勝まで進んでその先の人生を歩んでいきたい」と、NJKF勢の優勝候補だった大田一航を破ったことで自信がついたという。  KNOCK OUT勢の優勝候補・壱は「昨日NJKFの代表選手に勝って、準決勝はイノベーション代表選手に勝って、決勝ではKNOCK OUT代表と片方(森岡)はスックワンキントーンの代表でもあるので、形としては3団体の代表に勝って優勝できるっていう一番美味しい形だなと。僕の最強を証明できるなと。結局、蓋を開けてみたらKNOCK OUTの代表が全員勝って、自分が戦ってきた舞台は間違っていなかったんだなと自信にもなったので、12月30日横浜はKNOCK OUTメンバーで盛り上げます」と勝利宣言した。  以下、会見での質疑応答。 [nextpage] 顔面を守ることにフルベット(壱) ――準決勝の対戦相手の印象は? 前田「メインだけあって盛り上がった試合だったし、試合慣れしていると感じて。上手さや技術が分かりました。そのうえでどう攻略していくかが楽しみだし、ここから試合までの間、充実した日々を過ごしたい」 森岡「古村選手は1試合前だったので少しは見たけれど、一発のパワーがあるなと改めて思いました。でも、狙いすぎているのでもっとガンガン行けよと思ったので、次は最初から来てほしい」 古村「まず一発があるなと最初にやった時から感じているので、そこをクリアすれば問題ないと思っています」 壱「若いし一番ノビシロがあると思っていたので、一航選手を喰ったら勝ち上がってくると思っていましたが、準決勝で当たるとは思ってなかったです。昨日のアウェイとは違って気持ちがいい試合が出来ると思っています」 ――壱選手の試合は周辺を含めて荒れた。そこはどう思ったか? 壱「僕が嵐くんにやろうとしたことを嵐くんがやってきたから、ガンガン来ると思ったけれど来なかったのでKNOCK OUTの名には欠ける試合になってしまったけれど、勝って当たり前って感じですかね。ここまで来ればもう失うものはないので捨てて行けると思います」 ――森岡選手と古村選手は、前回の対戦から成長できた部分は何か? 森岡「前回は延長で負けてしまったんですが、その時は自分のスタミナに自信が持てず、最後は圧をかけられて判定で負けてしまいました。今は5Rを経験して1Rから5Rまで攻め続けられるようになったので、その心配はないです」 古村「一番は経験が変わったのかなと思います。自分が5戦目とかだったのでそこから10戦くらい…まだ10戦ですが気持ちの変化もありますし、試合前のコンディションも変わってきているので全体的に成長しているので、昔の動画を見てぜひ比べて欲しいですね」 ――前田選手は一人だけ他団体からの出場になるが? 前田「アマチュア時代からKNOCK OUTの大会に参加させてもらって、今回プロとして試合に出られるのは僕自身光栄に思うので、出ることに満足しないで結果を残したいです」 ――優勝賞金の300万円は何に使う? 森岡「昨日が悔しくてそこは考えていなかったので、ぱっと使いたいです」 古村「僕がもらうけれど、自分は1千万以上稼ぎたいので、賞金が出る試合をもっとやってガッと稼ぎたい。まだ足りないのでもっと稼ぎたいです」 前田「稼ぐ感覚で格闘技をやっていないので。上に行きたいという感覚でやっていたので考えてなかったんですが、もしもらったらお世話になっている人たちに恩を返せることをしたいです」 壱「会長、ジムの皆さんとパーティーをして。あと家族とパーティーします。300万パーティー」 ――壱選手は試合後インタビューで「みんな僕の顔に傷を付けに来てください」と言っていた。どう応える? 森岡「よけるのが上手いのでどうにか顔にぶちこんでやりたいと思っているので、自慢の右ストレートをど真ん中に決勝でぶちこんでやろうと思います」 古村「正直どうでもいいです(笑)」 前田「僕も顔に自信があるので、どっちがより顔に傷が少ないかと勝負していきたいと思います」 ――今の3人の言葉を受けてどう思う? 壱「最近は顔面を守ることにフルベットしているので誰も当たらないですよ。安心してください」 ――決勝で戦いたい相手は? 森岡「リベンジを兼ねて壱選手に上がって来て欲しいですね」 古村「誰でもOKです」 前田「全員棒より美味しいと思うので誰でも大丈夫です」 壱「ここまで来れば誰でも変わらないですね。古村とは4回目、森岡とは3回目なので、KNOCK OUT最強はもう証明できたので今度は個の証明が出来ればと思います」 ――このトーナメントで優勝して、来年考えていることは? 森岡「REDルールがオープンフィンガーグローブになると聞いたので、そこにアジャストしてまたONEでも戦えるようにしたい」 古村「REDがOFGになるし、このトーナメントもヒジありでほぼREDなので、血祭り続行したいなって。REDルールらしくボッコボコにヒジで斬って飛びヒザで切り裂いて本当に血祭りにしたいです」 前田「僕はまだ王者の肩書きがないので、それから広がることがたくさんあると思うのでまずはベルトを獲りに行きたいと思います」 壱「目指すのは世界なのでONE Championshipも面白いと思いますけれど、昨日みたいな各団体の対抗戦は面白いと思いましたね。日本人で最強を証明できるのは分かりやすくて、各団体アウェイだったりホームだったりで盛り上がるので対抗戦みたいなのが楽しいなと思いましたね」 ――今回のビッグマッチの中でどういう活躍をしたい? 森岡「10月のKNOCK OUTでウェルター級トーナメントを見させてもらって、ああいう打ち合いの試合が好きであれが格闘技だと思っていて。軽量級になればなるほどスピードやテクニックが目立つけれど、55kgでも負けない激しい試合が見せられたらと思います」 古村「自分はKNOCK OUTという団体は倒す団体だと思うので、だからこそ、俺は倒れないけれどぶっ倒して血祭りにしてKNOCK OUTらしくリングを真っ赤に染めたいと思います。KNOCK OUTを体現できるのは俺しかいないと思うので、そこを見せていきたいですね」 前田「僕を知っている人がそんなに多くないので、なんだコイツはって思われる試合をして、そこから憧れてもらったり、いい印象を持ってそこから与えられる希望を感じてもらえるところまで持って行けたらと思います」 壱「このルールなら僕は何をやっても負けない。トップの実力があるけれど、僕に足りないのはKOなので、負けるリスクを負って倒しに行く、それがないとKNOCK OUTのエースらしくないので倒しに行きます」
全文を読む

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント