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【NJKF】過激な“達人ルール”試合を初実施「怖くていかつい爆発する試合を期待して」(青木)「全力で殴りに行く」(掠橋)

2024/11/09 20:11
【NJKF】過激な“達人ルール”試合を初実施「怖くていかつい爆発する試合を期待して」(青木)「全力で殴りに行く」(掠橋)

関西で行われているPRO-KARATEDO達人ルールの試合をNJKF後楽園ホール大会で初実施

 2024年11月10日(日)東京・後楽園ホール『NJKF祭 KICKBOXING JAPAN CUP 1st ROUNDヒジあり55kg最強決定トーナメント』の前日計量・会見が、9日(土)都内にて11:00より行われた。


 NJKFでは初の試みとなる、PRO-KARATEDO達人ルール(68.0kg契約)で対戦するWBCムエタイ日本統一ウェルター級王者・青木洋輔(大和ジム)は67.7kg、PRO-KARATEDO連盟達人日本ウェルター級1位・掠橋SAVAGE秀太(理心塾)は67.8kgで計量をパスした。

 PRO-KARATEDO達人ルールはオープンフィンガーグローブを着用し、顔面への打撃だけでなく、投げ技、瞬間の関節技、倒れた相手への突き、サッカーボールキックや踏み付け、グラウンド状態での10秒間の打撃も有効となる。


 武田幸三プロデューサーは「本当にかなりのハイリスクの試合ですが、NJKF始まって以来初、坂上理事長にお願いして私の我がままでやらせていただくルールです。サッカーボールキック、マウントパンチ、ヒザ蹴り、ヒジが寝た状態から打てるという、なかなか普通のMMAでもないようなレベルの本当に危険なルールでやらせていただきます。秒殺で終わるんじゃないか、と、かなり危険な戦いになるんじゃないかなと。私もかなり心配しています。このルールがもし成功すれば是非継続していきたい。打撃の凄さを二人で表現してほしい」と檄を飛ばした。


 会見に出席した青木は「初めての達人ルールですが、僕はルール的には嫌じゃない。昔の10代のヤンチャだった時の気持ちに戻り、どちらかというと好きなルールなので、明日驚くような試合をするので楽しみにしています」とニヤリ。対策については「練習場所は変わってなく、大和ジムで練習させてもらいました。投げとかもありなので、その辺は意識していたんですけど、特にルールに僕はこだわってないので、これといった対策はしていないです。フィニッシュパターンはいくつかイメージしているのですが、ここでは言わないです。それは試合でみんなが楽しんでもらえれば。僕本来の姿を見せられるルールなので、怖くていかつい爆発する試合を期待してください」と気合い十分のコメント。


 対する掠橋は「達人ルールは自分が得意とするルールですが、それを受けてくださった青木選手に感謝します。ただ明日は全力で殴りに行かせてもらいます。パウンドで終わらせたい」とパウンドで仕留めると宣言した。


 また、第6試合の64kg契約で対戦するNJKFスーパーライト級王者・吉田凜汰朗 (VERTEX)は63.75kg、元ルンピニースタジアム認定スーパーバンタム級2位のサムランチャイ・エスジム (タイ)は63.5kgで計量パス。


 前回9月大会で宮越慶二郎に判定負けを喫し、再起戦を迎える吉田は「前回の敗戦から今回すぐに復活のチャンスをいただけたことは本当に嬉しく思っています。明日55kgのトーナメントがメインだと思うんですけど、一人一人にそれぞれこの大会を盛り上げる役目があると思うので、それを理解して戦います。明日、完全復活します」とコメント。武田Pから「負けたら次はないぜ?」と発破をかけられると、吉田は「絶対に勝ちます」と気合いを入れた。

 対するサムランチャイは「今までの試合経験は100戦以上。日本に来てから2年経ち、今回で5試合目になります。得意技はキックです。相手はちょっと背が高いところは心配ですが、明日は練習してきたことを全うするだけなので必ず勝ちます」と必勝宣言。


 そして、第4試合のNJKFスーパーバンタム級(55.34kg契約)で対戦する同級3位・繁那(R.S-GYM)は55.3kg、藤井昴(KING gym)は54.95kgで計量パス。

 アマチュアタイトル13冠を引っ提げ、今年2月にプロデビューしたばかりの新鋭・藤井と対戦することになった繁那は「試合前から思うことは色々とありますが、今回の試合に関してはNJKF、武田幸三さん、僕を舐めないで下さいという試合にしたい。相手はアマチュアでも戦績を積んでいるので、めちゃくちゃキックボクサーとしてのオーラも感じましたし、いい選手だと思うんですけど、試合前にガチャガチャ言うことも嫌なので、明日は見ててください」と格下相手との試合に向けて静かに闘志を燃やす。

 対する藤井は「相手はめっちゃいい相手だなと思っているので、ここをしっかりと勝って次につなげられたらなと思います。(相手の印象)特に何も思わなかったのですが、楽に勝てるかなと思います。(今回の試合の意味)自分も通過点だと思います」とこちらも自信を見せる。

 なお、この一戦で繁那が勝利すれば、12月30日のKNOCK OUT横浜武道館大会で行われる「JAPAN CUP ヒジあり55kg最強決定トーナメント決勝&準決勝」のリザーブマッチに出場することも発表された。

<その他の計量結果>


▼第3試合 NJKFフライ級ランキング戦
愁斗(Bombo Freely/NJKFフライ級8位)=50.65kg
永井雷智(VALLELY/NJKFフライ級9位)=52.2kg
※永井は1.4kgの体重超過。


▼第2試合 NJKF 59kg契約
和斗(大和ジム/NJKFフェザー級10位)=58.9kg
Ryu(クローバージム/NJKFスーパーフェザー級)=58.75kg


▼第1試合 ミネルヴァ 53kg契約
SHIORIN(=名前の後ろにハートマーク/GRATINESS/ミネルヴァ スーパーバンタム級1位/WMC日本女子スーパーバンタム級王者)=53.0kg
Mickey(Y's Promotion/スック・ワンキントーン・スーパーフライ級王者)=52.9kg

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