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「プロフェッショナル修斗30th ANNIVERSARY TOUR」として開催されてきた2019年。そのファイナルとなる11月24日(日)後楽園ホール大会で、世界ランカー同士による注目カードが続々と決定した。
数ある階級の中で最も熾烈を極め、過酷なバンタム級。その中で常にトップランカーに名を連ねているのが根津優太(&MOSH)だ。ソリッドな蹴りを軸に得意の打撃で距離をコントロールし試合を組み立てるなどテクニシャンぶりを発揮し、2018年5月に魚井フルスイングにスプリット判定勝ちで接戦を制すると、同年9月に平川智也に判定勝ち、さらに2019年5月の祖根寿麻戦でも豪快なKO勝利を飾り、ROAD FCから修斗復帰後3連勝を飾っている。
その“打”の根津と相対するのは“投”の倉本一真(修斗GYM東京)だ。
滋賀・日野高から拓大、山梨学院大、自衛隊等でレスリングで活躍。グレコローマンで2012、2013、2014年の天皇杯全日本選手権優勝、2012年アジア選手権2位、2013年の世界選手権では60kg級で7位という実績を誇る倉本は、試合毎にビッグインパクトを残し続け、豪快なジャーマンスープレックス4連発で相手をKOする等、MMAでもワールドクラスのグレコローマンレスラーのレスリングスキルを発揮。かと思えば前戦では組みのフェイントからパンチ一閃! 僅か35秒でランカーの平川智也を失神KOに下し、組みだけではなく倒せる打撃も持ち併せている事も披露してみせた。
デビューから1年半で6連勝を飾り、未だ底を見せない倉本が上位ランカーの根津優太に挑む。どの組み合わせでもメイン級の試合が組めるバンタム級で最も危険なマッチアップが実現した。
その他にも、ライト級サバイバルマッチ2試合が決定。
9月1日に新木場スタジオコーストで開催された「Road To ONE :CENTURY」での修斗vsPANCRASEとの対抗戦で、PANCRASEランカーのアキラを豪快にKOした岡野裕城(マッハ道場)が早くも修斗へ帰還。神戸に拠点を置くリライアブルの若頭・田中有(リライアブル)と激突する。岡野は後楽園では2019年1月に川名雄生に判定負けしており、9月のアキラ戦の勝利の勢いのまま、後楽園の借りを後楽園で返したいところだ。田中はBORDERなど関西で2017年9月から4連勝も、2018年9月に大澤伸光にKO負けを喫しており、今回が再起戦となる。
また、AB(和術慧舟會駿河道場)とキャプテン☆アフリカ(総合格闘技道場コブラ会)のグラップラー対決も決定。ABは7月の前戦で泉彰洋との再戦を腕十字で一本勝ち。川名雄生戦、大澤伸光戦での連敗から見事、再起を遂げている。
対するキャプテン☆アフリカは、2018年3月の鈴木槙吾戦で一本勝ちし、鮮烈後楽園デビューを果たしたものの、6月のキム・ギョンピョ戦、11月の小谷直之戦で敗北。QUINTETでのグラップリングマッチで調子を上げ、2019年6月のウエタ ユウ戦を判定勝利し、AB同様に修斗で再起を遂げている。
絞めのABか? 極めのキャプテンか? 寝技に絶対的の自信を持つ両者が相まみえる。
そしていよいよ優勝者が決まる「THINKS INTERNATIONAL presents Women'sSHOOTO-50kg インフィニティリーグ2019」最終戦2試合を加えた5試合を新たに発表。
その他にも清水清隆(世界フライ級3位/TRIBE TOKYO M.M.A.)、小野島恒太(COMBAT WORKOUT DIAMONDS)の出場も予定されており、修斗30周年記念イヤーを締めくくるに相応しい後楽園ホール大会のラインナップとなりそうだ。
【新たに決定した対戦カード】
▼バンタム級 5分3R
根津優太(同級世界2位/&MOSH)
倉本一真(同級世界6位/修斗GYM東京)
▼ライト級 5分3R
AB(同級世界6位/和術慧舟會駿河道場)
キャプテン☆アフリカ(同級世界10位/総合格闘技道場コブラ会)
▼ライト級 5分3R
田中 有(同級世界8位/リライアブル)
岡野裕城(同級世界9位/マッハ道場)
▼THINKS INTERNATIONAL presents Women'sSHOOTO-50kg インフィニティリーグ2019 5分2R
杉本 恵(勝ち点2/AACC)
廣瀬里美(勝ち点0/パラエストラ松戸)
▼THINKS INTERNATIONAL presents Women'sSHOOTO-50kg インフィニティリーグ2019 5分2R
北野きゅう(勝ち点2/高田馬場道場・とらの子レスリングクラブ)
原田よき(勝ち点0/赤崎道場A-spirit)
【出場予定選手】
清水清隆(世界フライ級3位/TRIBE TOKYO M.M.A.)
小野島恒太(COMBAT WORKOUT DIAMONDS)
【既報カード】
▼フェザー級 5分3R
マーカス・ヘルド(同級ドイツ王者/GERMAN TOP TEAM)
宇野 薫(日本/UNO DOJO)