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【Krush】大混戦のライト級で伊藤健人vs.児玉兼慎、西京佑馬vs.古宮晴が決定「2025年にライト級でちょっと考えがある」(宮田P)

2024/11/01 22:11

西京「年下には負けたくない」古宮「乗り越えたい」


 西京はK-1甲子園2016 -60kgで優勝し、2017年4月にプロデビュー。2019年3月にわずか7戦目にして島野浩太朗を破り、18歳で第8代Krushスーパー・フェザー級王座に就いた。しかし、同年9月の初防衛戦でレオナ・ペタスに敗れて王座を失い、ライト級に階級を上げると2021年3月のK-1で篠原悠人に勝利。12月にはゴンナパーに判定2-0で惜敗。2022年8月の試合を最後にリングから遠ざかったが、2024年8月に復帰。加藤港をKOした。戦績は10勝(4KO)5敗。


 古宮は聴覚障害のハンディを持ちながらもABEMAの『格闘代理戦争』で史上初の3人抜きに成功するなど大活躍。2020年4月にプロデビューし、2021年8月にはK-1甲子園 -65kgで優勝を飾った。プロでは2戦目で初黒星を喫するも、その後は5連勝と波に乗った。2024年はDEEP☆KICKに参戦し、6月には第6代DEEP☆KICK-63kg王座を奪取。10月のK-1では篠原悠人をKOしている。戦績は10勝(3KO)2敗。

 会見で古宮は「前回の試合からすぐオファーをいただいて今年最後のKrushでいいカードを組んでいただいて感謝しています。Krushは1年ぶりなので壊しのリングらしく壊しに行きたい」と意気込み。

 西京は「前回の試合が終わってからすぐやりたいと言っていて、コンスタントに試合をしていきたいところがあります。今年最後の試合になるので来年に向けてしっかりいい勝ち方をしたい」と挨拶。


 対戦相手の印象を聞かれると、古宮は「パンチも蹴りも出来てオールラウンダー。綺麗に組み立てて戦う選手」、西京は「同じような感じで甲子園も取っていて、若いけれどレベルの高い選手だと思います」と自分と似たタイプだと評する。古宮も「大きく分けたら似ている印象」と同意した。

 西京は「どっちかと言えばやりやすいのかなと。やってみないと分からないけれど」、古宮も「やりやすい方ではあると思っています」と、互いにやりやすいタイプだとする。

 復帰戦を振り返った西京は「全く緊張もせず練習通りの動きが出来たというのがあって。リカバリーでも新しい発見が出来たので、まだまだ強くなれるかなとも思います。ブランクは全く感じてないし、逆に復帰前より仕上がっている感じがある」と自信を深めたという。


 一方の古宮も「今年に入って最初にDEEP☆KICKでKO勝ちしていい流れが出来て、自分のやってきたことが試合で出せるようにいい形になってきた。12月もまた強くなった姿で勝ちたい」と、自信をのぞかせる。

 古宮は「僕がK-1グループを目指そうと思ったきっかけが、Krushのタイトルマッチを見てこのベルトが欲しいと思ったので、ベルトに懸ける想いは強い。来年獲りたい」と、来年にはタイトル挑戦を実現させたいとする。

 西京も「復帰してからまだ一戦しかしていないので何とも言えないですが、自分的には全然いけると思っています。でも今の王者が同門の選手なのでどうなるか分からないけれどチャンスがあればって感じです」とタイトルを獲りたいとし、宮田Pから「相手が大岩選手でもタイトルマッチをやる?」と聞かれると「その気持ちはあります」と同門対決も辞さないとした。

 古宮はDEEP☆KICKでベルトを巻き「地元の大阪で試合をして、来てくれるみんなが応援してくれるのが多かったし、自分一人で戦っているんじゃないと感じました。みんなのいろいろな期待を背負うのが嬉しかったです」とさらにやる気になったとし、「僕が見ているのはK-1のベルトなので(DEEP☆KICK)は通過点として今はこのリングのベルトとしか興味がない」と、すでに過去のものと捉えているという。


 そういう勢いがある選手を迎え撃つことに、西京は「勢いに乗っているのはあるし、年下とやるのが初めてなんですよ。僕もまだ24歳ですが、年下には負けたくないのでしっかり勝ちたい」と対抗意識を燃やす。

 2025年へ向けて活発化していきそうなライト級戦線に、西京は「ライト級はかなり盛り上がっているとは思うし、1回でも負けると順番的に後ろになるので、自分としては一戦も落とせない。来年へ向けていい勝ち方が出来ればと思うし勝ちます」と、ここから一戦も落とせないとの決意。

 古宮は「どの試合も一戦一戦大きいものなので、大きい壁ですが、これを乗り越えて来年ライト級にはいろいろな選手がいるので、しっかり倒して誰もが文句ないタイトルコンテンダーになってベルトを獲りたいと思います」とまずは西京を超えていきたいとした。

 最後に古宮は「今年最後のKrushで壊しのリングらしく試合で壊しに行きます」、西京は「しっかり分かりやすい形で勝つので注をお願いします」と語った。

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