2024年11月1日付けで、初代K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者&第2代K-1 WORLD GPライト級王者の卜部功也(34歳)が、古巣であるK-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTの代表に就任することが発表された。
卜部は2009年3月にプロデビューし、K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japanトーナメントで準優勝。2015年1月にはトーナメントを制覇してK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級初代王座を獲得。2016年にはK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメント優勝、2018年3月にはK-1 WORLD GPライト級王座を奪取して2階級制覇を達成した。
高度なディフェンステクニックとカウンターテクニックを持ち、国内外の名だたる強豪を次々と撃破。長くトップに君臨していたが、2019年3月に後輩でもある林健太に敗れ、ライト級王座を奪われた。2019年7月に再起戦を行うもジュー・シュアイにまさかの初回55秒KO負け。引退をにおわす発言もしていたが、2020年9月に約1年2カ月ぶりに復帰し、2021年7月の大沢文也戦まで3連勝。2年8カ月ぶりに復帰した2024年3月、鈴木勇人に判定で敗れ、これが現役最後の試合となり9月のK-1で引退式を行った。生涯戦績は52勝(13KO)11敗。
K-1 GYM SAGAMI-ONO KRESTは武尊を始め多くのK-1&Krush王者、強豪選手を輩出してきたK-1ジムの名門。卜部もKREST在籍時代にK-1の2階級制覇を達成し、K-1 WORLD GP 2016 スーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントでも優勝した。
卜部は自身が立ち上げたALONZA ABLAZEの代表でもあり、現Krush女子アトム級王者・松谷綺、12月にタイトルマッチに挑戦する松山勇汰、9月に第9代Krushフェザー級王座決定戦を争った橋本雷汰、6戦全勝(4KO)のホープ村田健悟らを擁している。
今後は両ジムの代表としてそれぞれ、プロ選手の育成のみならず、あらゆるニーズへ寄り添ったジム経営を行い、より一層の発展を目指して行くという。
卜部は自身のSNSにて「2つのジムを兼任することになりましたが、新たな挑戦を温かく見守っていただけたら幸いです」と綴っている。