2024年10月26日(土)豪州パースのHBFスタジアムにて『Eternal MMA 89』(UFC Fight Pass 配信)が開催された。
当初のジャック・ベーカー(豪州)から対戦相手がレイマート・クィンタナ(フィリピン)にかわり、ライト級から75kg契約のキャッチウェイト戦に。
▼ライト級→キャッチウェイト75kg契約 5分3R〇神谷大智(日本/BRAVE GYM)6勝0敗1NC[1R 4分19秒 ツイスター]×レイマート・クィンタナ(フィリピン/Australian Top Team)7勝2敗
神谷は、MMA5勝無敗1NC。PANCRASEでは芳賀ビラル海にスプリット判定勝ちすると、吉村天弥には相手の反則による白星。余勇利に判定勝ち後、2024年3月に平信一に3R リアネイキドチョークで一本勝ち。しかし、2024年6月の前戦『PANCARSE 345』西尾真輔戦で、バッティングにより1R ノーコンテストとなっている。6月の『ETERNAL MMA 85』では、同門の伊藤空也がロッド・コスタに判定勝ちでEternal MMAバンタム級のベルトを巻いており、先輩の勝利に続くか。
対するクィンタナは、MMA7勝(3KO・TKO/3SUB)1敗で、判定勝ちは1つというフィニッシャー。2023年7月にはUrban Fight Nightスーパーライト級王者になっている。前戦は豪州のライバル団体HEX Fightで元GLORYファイターでUFC3敗のマイク・マテサに、サウスポー構えからスイッチしての右アッパーで1R 77秒、KO勝ち。Australian Top Team所属で、11月30日『Eternal MMA 91』で谷口武と対戦するシェーン・パーカーと同門だ。
1R、サウスポー構えの神谷。オーソのクィンタナ。細かいステップで詰める神谷にクィンタナは右を振って入り。左ローをかわした神谷は右ロー。そこに右をかすめたクィンタナに右で差して組んだ神谷はボディロックテイクダウン。すぐにマウントを奪うが、ケージ際でブリッジで返したクィンタナが上に。
シングルレッグでレッスルアップした神谷にバックに回ろうとするクィンタナ。前に落ちながらも腕十字狙いのクィンタナにヒジを抜き、バックを奪う神谷! 両足をフックし、ボディトライアングル&おたつロックでリアネイキドチョーク狙い、背後からパウンド。
クィンタナが腰をずらし向き直りに、ツイスターを合わせる神谷は両手で頭をひきつけるが、いったんクラッチを外して上になりながら、左脇に頭を挟んで腕一本で絞めるスコティッシュツイスターでタップを奪った。
試合後、神谷は「前回、ノーコンテストになって5-0になって、今回めちゃくちゃ気合入って、相手も体重も変わったりいろいろと大変だったけど、こうしてEternalに出られて幸せです。(フィニュシュは)バックチョークに行こうとしていて、相手が背中をずらしてこっちを向こうとしてきたのでツイスターに切り替えました。今日ここに来ている家族、父と母と、チームメイト、ケイさん、南(友之輔)に感謝したいと思います」と語った。
現地から届いた試合後の神谷と南の写真。