強豪ガサンザデを「あれは面倒くさい」
JTTでは同時期に、朝倉海がUFCフライ級王座に挑戦するため、階級転向のノウハウを朝倉とも情報共有しているという。
「昨日も(朝倉海と)話しましたし、お互いビリーが考えたメニューでやっているので、同じような感じで、“今どんな感じで減ってる?”とか聞きながら、“そうしたらいいんか”とか話していますけど、海くんの方が順調です。体重的には」と、朝倉海のROAD FC以来のフライ級戦は問題なく、肉体改造が出来ていると明かした。
白川の対戦相手のガサンザデは、名門チーム・アルファメール所属、12歳から始めたフリースタイルレスリングでアゼルバイジャン王者となり、徒手格闘技でもロシアチャンピオンの経歴を持つ。2019年にプロデビューし、2020年よりロシアのAMC Fight Nightsに参戦し、現在No.1タイトルコンテンダーだ。
白川はガサンザデについて「あれは面倒くさい。一番警戒しているのはレスリング。試合映像見る限り、徒手格闘技のロシア王者で日本拳法的な感じ。アゼルバイジャンでグレコのチャンピオンで、全部警戒しています」と表情を引き締める。
「ここしっかり勝って、秋元(強真)くんより先にベルト獲りにいきます」──同門の18歳の新鋭の突き上げもあるなか、33歳の白川ダーク陸斗は、バンタム級の新たな姿で王座戦線に名乗りを挙げることができるか。