連続初回KO、連勝中の竜哉がRWS推薦の強敵を迎え撃つ
2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて、Rajadamnern World Seriesの第4回日本大会『RWS JAPAN』(U-NEXT配信)の開催が決定。10月24日(木)神奈川県内にて記者会見が行われた。
フライ級(-50.8kg)3分3Rで竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム)vs.カムパントーン・チョーハーパヤック(タイ)が決定。
竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。
2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。現在はRWSを主戦場に活躍し、7月のRWS JAPANではゲオナーカーに判定勝ち。9月のBOMではシヴァラットに初回KO勝ちでWBCムエタイ世界フライ級王座も獲得。10月のクンクメール対抗戦でもプロエウンを初回KOと波に乗る。
対戦するカムパントーンは「一階級下の選手ですが今回からフライ級に上げてやっていく。一階級下のランカーでもある。急遽RWS側のマッチメイカーから連絡があり、竜哉とどうかということで昨日決まりました。サウスポーでパンチ&ローの攻撃的な選手です」(中川会長)とRWSからの推薦選手だ。
竜哉は「まだRWS JAPANでは負けたことがないので、地元の横浜でやらせていただくので地元を盛り上げたい」と意気込み。
カムパントーンについては「サウスポーでパンチも出来て技術もあって何でも出来る選手。自分と戦ったら自分もパンチも出来るのでパンチで打ち合おうかなと思っています」と打ち合う宣言。
連続初回KOで絶好調の理由を聞かれると「エイワスポーツジムの会長、先生方の練習があるから絶好調でいられます」と答え、今回も速攻KOを狙うかと問われると「今回の速攻KOは…やめておきます(笑)。相手が強いので」と笑った。
朝陽・エイワスポーツジム(=品川朝陽/エイワスポーツジム)は、フェザー級(-57.15kg)3分3Rでカルロス・セブンムエタイジム(スペイン)との対戦が決定。
朝陽は同門の吉成名高と共にジュニア時代から様々なアマチュアタイトルを獲得し、プロ転向後も強打を武器にMA日本フライ級王座、ルンピニージャパン認定スーパーバンタム級王座、WBCムエタイ世界スーパーバンタム級王座、ムエサイアム・イサーン・バンタム級王座、IPCC世界フェザー級王座などのタイトルを次々と獲得。2021年から2023年はONEに参戦し、その後はBOMとRWSで活躍。7月にチャイヤコーンを得意の左ボディでKOして破竹の10連勝を飾ったが、10月のクンクメール対抗戦で1Rにダウンを奪うも引き分けに持ち込まれた。
対戦するカルロスについて中川会長は「カルロス側からRWSを通して朝陽とやりたいとの話が来ました。朝陽よりランキングは上。スペインの英雄と言われていてSNSのフォロワーの数が多く、スペインのテレビがカルロスを押し上げている。スペインでは彼だけでひとつの会場を満員にするらしいです。ISKAとWBCの世界王者を獲っています」と説明。
朝陽は「相手は外国人でランカーですが自部もランカーとしてランカー同士で面白い試合をしたい」と意気込み。
「相手のカルロスはムエタイスタイルで長いことやっていたので、どれくらいのペースで来るか分からないけれど長身で蹴りが主体のスタイル。僕はいつも通りのスタイルで挑みます」と、カルロスのキャリアを警戒しながらもいつも通りパンチで倒しに行くスタイルで挑むとした。
前回の反省点を活かせそうかと聞かれると「反省点だらけだったので(苦笑)。1Rで効かせて調子に乗ってガス欠を起こしてしまいました。久しぶりの5Rだったので。今回はしっかり盛り上げます」と前回と同じ轍は踏まないと語った。
佐々木洋平RWS JAPAN代表は「東京、千葉と関東を回っていく企画で今回は横浜での開催となりました。立ち技日本最大の大会はRWS JAPANだと言われるようなカードになっています」と話す。