2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて、Rajadamnern World Seriesの第4回日本大会『RWS JAPAN』(U-NEXT配信)の開催が決定。10月24日(木)神奈川県内にて記者会見が行われた。
松田龍聖(大原道場)が再起戦を迎える。バンタム級(53.5kg)3分3Rでゴッダオ・ペットソンヌーン(タイ)との対戦が決定。
松田はまだ18歳で戦績は12勝(5KO)1敗1分。2024年4月の『RWS JAPAN』に初参戦すると、初のムエタイルールにも関わらず石井一成を苦しめドロー。7月に41戦負け無し(1引き分けを含む)という快進撃を続け、ムエタイのトップを走っていたラジャダムナンスタジアム認定バンタム級(53.5kg)王者クンスックレックに挑戦し、2RでKOするという大番狂わせを起こした。
ムエタイルールわずか2戦目にしてムエタイのトップ中のトップファイターをKOし、ラジャダムナン王座に就いた快挙を達成したことで吉成名高は「人類最速のラジャ王者」と称した。9月にはタイ・ラジャダムナンスタジアムでクンスックレックとのダイレクトリマッチで初防衛戦に臨んだが、判定で敗れ初黒星を喫した。
再起戦を迎える松田は「前回の試合をタイでしたんですが負けてしまってベルトを失ってしまったんですが、そこからさらに強くなった僕を見せたいです」との意気込み。
マッチメイカーの中川夏生エイワスポーツジム会長は、ゴッダオについて「タイのバンタム級でクンスックレックとの対戦が望まれている選手。超ウルトラスーパーファイタータイプで超強いです」と語尾を強めて力説。ロッタンのようなタイプだという。「ラジャダムナン、7チャンネル、オームノーイスタジアムで興行を行っている有名プロモーターが今一番かわいがっている選手です。クンスックレックとは違って攻撃的なファイターでどんどん前に出てくる。松田選手もファイターなのでKO決着は間違いないと期待して組みました。タイでもスーパーファイトになるカードです。松田選手は80%以上クンスックレックが勝つと予想された試合をひっくり返したので、ここでまた番狂わせを期待したい。ゴッダオがクンスックレックとやりたいとしている中、松田選手が倒してクンスックレックとの3度目をやることに期待します」と説明した。
松田自身はゴッダオについて「相手選手の試合動画を少し見させてもらいましたが、前にパンチでガンガン攻めてくる」と評し、「僕と戦ったら間違いなく打ち合いになりますし、中川会長が言ってくれたようにKO決着に間違いなくなるので僕がKOで倒したい」とKO決着を予告した。
タイで初黒星を喫し、その後の変化を聞かれると「前の負けた試合は相手にムエタイをされて負けた感じだったので、ムエタイの技術をもっと自分も出来るようになろうという気持ちが増えて、ムエタイも好きになったのもありました。すぐにムエタイの試合に出たかった」と、ムエタイをもっと知ろうと思ったという。
キックボクシングの試合に出るという選択肢もあったのでは、と聞かれると「前の試合の悔しさもありますし、ラジャダムナンの舞台に初めて立って、今まで味わったことのない雰囲気の中で試合が出来ました。あの舞台にもう1回立ちたいと思ったからです」と、ラジャダムナンスタジアムでまた試合がしたくなったからムエタイの試合を選んだと説明した。
クンスックレックとは1勝1敗。その決着戦も視野に入れており、「1回目は僕がKOで勝って、2回目はラジャでああいう形で負けてめっちゃ悔しいけれどあれも現実なので受け止めないといけない。ラジャの舞台で戦ったら違うと感じましたし、クンスックレックとまたあるならもう1回ラジャでやりたいですね」と、ラジャダムナンスタジアムでやり返したいと語った。