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【RWS】吉成名高が「戦いたかった相手」との3度目の防衛戦が決定「僕が一番強い。必ずKOしてメインを締めたい」

2024/10/24 20:10
【RWS】吉成名高が「戦いたかった相手」との3度目の防衛戦が決定「僕が一番強い。必ずKOしてメインを締めたい」

以前から戦いたいと思っていたラックとの対戦が決まり、やる気満々の名高

 2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホールにて、Rajadamnern World Seriesの第4回日本大会『RWS JAPAN』(U-NEXT配信)の開催が決定。10月24日(木)神奈川県内にて記者会見が行われた。

 メインイベントでは「ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級(-52.16kg)タイトルマッチ」3分5Rとして、王者の名高・エイワスポーツジム(=吉成名高/エイワスポーツジム)が3度目の防衛戦に臨む。挑戦者はラック・エラワン(タイ)に決定。


 名高は昨年7月にラジャダムナンスタジアム認定フライ級王座を獲得し、外国人として史上初のラジャダムナン2階級制覇王者に。その後も快進撃を続け、8月にはタイ『RWS』のメインイベントでフライ級タイトル初防衛戦を行い4RでKO勝ち、12月のRWSではラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級暫定王座決定戦で勝利し3階級制覇。今年2月には正規王者プレーオプラーオとの統一戦にも勝利し、正規王者に。7月のジョムホートとのタイトルマッチでも圧倒的な差を付けて勝利、2度目の防衛に成功した。

 9月のWBCムエタイ ダイヤモンド スーパーフライ級王者決定戦では、プレーオプラーオに勝利しているペットアヌワットを2RKOで葬り、10月にはクンクメールとの対抗戦で3RKO勝ち。現在驚異の33連勝を誇る。


 ラックは2019年12月にルンピニースタジアム認定ライトフライ級王座、2020年3月にはプロムエタイ協会の同級王座、2022年には7チャンネルスタジアムのスーパーフライ級王座を獲得。2023年3月から『ONE Friday Fights』に参戦し、チューサップとマハーサムットに連続KO勝ちを収めて11連勝をマークしたが、11月のソンチャイノーイ(2023年4月のBOMで名高と対戦し、名高が3RでKO勝ち)戦で判定負けを喫して連勝がストップした。

 その後はSBの佐藤執斗に左フックでKO勝ち、ニコラス・レイテ・シウバに判定勝ちと再び連勝したが、2024年7月のソンチャイノーイとの再戦に判定で敗れ、9月もヨッドナムチャイに判定で敗れている。


 挑戦者のラックについて、マッチメイカーの中川夏生エイワスポーツジム会長は「ONEに出て判定で負けましたが、オープンフィンガーグローブではなくボクシンググローブでは2年間無敗。タイでは凄く名前のある選手で、名高には戦いたい相手が3人いて、そのうちの一人がラックでした。以前タイトルマッチで対戦する話もあったんですが、日程調整でダメになりスーパーフライ級のプレーオプラーオとやることになったという経緯があります。タイでも噂になっていたカードを今回のジャパンでやることになりました」と説明。

 名高は「メインとして凄く光栄に思っています。3度目の防衛戦、ラック選手とは1年前からやるんじゃないかって話があった中でONEでは負けてしまいましたが、僕的にはグローブのラック選手が一番強いと思っているので戦えることが嬉しいです。僕がスーパーフライ級で一番強いと思っているので、必ずKOしてメインを締めたいと思っています」と意気込み。


 続いての質疑応答で、ラックの印象について聞かれた名高は「ラック選手は元々トップでやっている選手で、当時はヒジとヒザも使うオールラウンダーという印象だったんですが、ONEのOFGムエタイの試合でパンチにも自信を付けてきた印象があります。でも自分はどの局面でも戦える自信がありますし、一発の強さはラック選手の方がありますが、技のキレとスピードでは負ける気がしません」と答える。

 なぜラックとの戦いを望んでいたのかとの質問には「純ムエタイでは負けていなくてずっと勝っていたので、そういった姿を見ていたのと、タイではFacebookが盛んで自分とラック選手の写真が貼りだされていて対戦して欲しいみたいな声がたくさんあって。それで試合映像を見て実力のある選手だと思っていました。その中で半年前くらいに対戦の話があって流れてしまったんですが、いつかやる相手だと思っていました」と話す。


 スーパーフライ級王座の防衛戦は3度目となり、もうタイトルマッチのプレッシャーにも慣れたかと聞かれると「自分が獲りに行くのと、獲られないようにするのとはちょっと気持ち的に違いはありますが、どの試合でも自分のスタイルを貫いて勝ちたいと思っています」と、タイトル云々は関係なく自分のスタイルを貫いて勝つことを意識しているとした。

 2024年のRWS JAPANを締めくくる一戦として、どんな勝ち方をしたいかとの質問には「防衛戦という大きな試合ですし、ムエタイを小さい頃からやってきた僕にしか見せられない技術もあると思っているので、人一倍やってきた自信もあるし、それを発揮すれば自ずといい試合になるという自信があります。どんな試合になっても自分を貫きます」と、自分らしく戦うと答える。

 戦いたい相手のあと2人は誰か、と問われると「クンスックレック選手は一階級上なので間の体重で合わせて出来たらと思っています。同じ階級ならパントー選手(2023年10月のタイのRWS、2024年7月のRWS JAPANで石井一成に2度勝利)。パントー選手も凄く強い選手なので、日本で試合してまた調子を上げてきているし同じ階級なのでやりたいと思います」と名を明かした。

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