2019年10月12日(土)エディオンアリーナ大阪で開催の『RIZIN.19』で開幕する「RIZIN FIGHTING WORLD GP 2019 ライト級トーナメント」1回戦の組み合わせ抽選会が9月20日(金)東京・渋谷区某所にて行われた。
出場選手とファンクラブ会員の抽選によって、1回戦の対戦組み合わせが決定した8名のエントリー選手は次のようにコメントした(外国人選手はスカイプにて参加)。
1回戦でダミアン・ブラウン(豪州)と対戦するトフィック・ムサエフ(アゼルバイジャン)は「特に対戦相手が誰になろうと気にしていない。問題ない。とりあえず決まった相手に満足しています」とクールな感想。ブラウンは「素晴らしいマッチメイクです。自分が望むファンのために魅せるような試合が出来る相手だと思います」と、好試合ができるとした。
矢地祐介、北岡悟にTKO勝ちしている優勝候補のジョニー・ケース(米国)は「この上ない最高の相手だと思います。いずれサトシとはやることになると思っていました。同じ大会でも試合をしているし、2人ともいいパフォーマンスを見せることができると思う。最高に嬉しいです」と、北岡悟と廣田瑞人にTKO勝ちしているMMA戦績9戦全勝のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)との対戦を喜ぶ。
迎え撃つサトシは「本当に良かった。私も日本人とはやりたくない。本当に私が欲しいのはRIZINのベルト。ベルトを日本にそのまま残す」と、優勝を海外勢には渡さないと意気込んだ。
米Bellatorの推薦選手としてRIZINに乗り込んでくる現在5連勝中のパトリッキー・“ピッドブル”・フレイレ(ブラジル)と対戦するのは、日本のベテランである川尻達也(T-BLOOD)。
パトリッキーは「川尻のことは非常に尊敬しています。PRIDE時代からあなたの試合を見ていました。私にとって素晴らしい対戦相手ですし、特に意味のある試合なので全力でやります」と、リスペクトにあふれたコメントをする。
川尻は「21歳で修斗でプロデビューして、20代でPRIDEライト級GP、自分が世界一強いと信じ切って鼻も高く伸びている状態で思い切り五味隆典にぶっ飛ばされて。30代になって挑んだDREAMライトGPは理想と現実の間で理想を追い求めてエディ・アルバレスに正面衝突で殴り合い挑んでまた思い切りぶっ飛ばされて。
それからONEに上がったりストライクフォースでタイトルに挑戦したり、世界最高峰のUFCにチャレンジして、また日本のリングに帰ってきた40代。もうこれ以上チャレンジはファイター人生ないと思うので、40代最後のチャレンジとしてRIZINライト級GPに挑みたいと思います。
僕もいろいろ20年で50戦以上やってきて、K-1も含めていろいろなメジャー団体に上がってきて、ひとつだけ上がってないリングがベラトール。交わっていないのがベラトールの選手だったので、ここでパトリッキーと交われることは燃えますね。パトリッキー選手は僕のことをリスペクトしてくれていたけれど、リングの上では敬意はクソくらえなので。
リングに上がって非UFC系のトップファイターの中に交われて、横一線でよーいドンで勝負できるのは光栄に思います。当日は正面衝突でどっちが強いかの勝負ですね。絶対に生き残って次につなげたいと思います」と、3世代にわたってトーナメントに出場してきた集大成を見せたいとアツく語った。
そして、矢地祐介をKOしたルイス・グスタボ(ブラジル)は上迫博仁(和術慧舟會HEARTS)と対戦。
グスタボは「とにかく自分がこのGPに出られることを嬉しく思っていて、試合ではとにかく魅せる試合をする」と短くコメント。上迫は「自分はまだRIZINで1戦しかしていないですが、それなのにこの大舞台に選んでもらえて感謝しています。選んでもらえたからには絶対に皆さんに気持ちの届くようなアツい試合をしたいと思います。必ず大晦日に残って見せます」と、生き残ると宣言した。