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レポート

【BOM】YOHANが悶絶KO勝ちでBOM王座を奪取、JASMINEは世界王座獲得ならず、BOM初参戦の藤原乃愛が勝利

2024/10/13 13:10
Shimizu presents BOM482024年10月13日(日)東京・Spotify O-EAST※U-NEXT配信 ▼第5試合 BOMクルーザー級(80.0kg)王座決定戦 3分5R〇YOHAN(T.K.F)KO 2R 1分48秒 ※ヒザ蹴り×アッサ・ウィンダム(タイ/WSR茨城)※YOHANが新王座に就く。  YOHANは183㎝の長身から繰り出されるパンチを武器に、現在はK-1グループを主戦場にし、今年3月には初代Krushミドル級王座決定トーナメントの出場メンバーに抜擢。7月には『RWS JAPAN』に参戦し、ヒジありルール初挑戦でWPMF世界ミドル級王者クリスチャン・ジョセフを右ヒザ蹴りで2R KOに沈めている。  今回対戦するアッサは35戦22勝(11KO)13敗の戦績を持つ18歳。YOHANは難敵撃破で初の王座獲得なるか。  1R、長身のYOHANは左ジャブを突き刺してアッサの前進と止める。アッサは蹴りを散らしていくが、距離が縮まると、YOHANはテンカオをヒット。  2R、ヒジを当てるYOHANはカットに成功し、前に出るアッサにテンカオでダウンを奪う。立ち上がるアッサに、YOHANは再びテンカオを突き刺すと、アッサは悶絶。YOHANがKO勝ちでBOMのベルトを巻いた。 [nextpage] ▼第4試合 WMA世界フェザー級(57.15kg)王座決定戦 2分5R×JASMINE(ポゴナクラブ)判定0-3 ※48-50、48-49×2〇ジョムク・ワン・ルックムアンペッチ(タイ)※ジョムクが新王座に就く。  世界女子ムエタイの機関として活動するWMA(ウーマン・ムエタイ・アソシエーション)の日本初のタイトルマッチとして、JASMINEとワン(フィリピン)がWMA女子フェザー級世界タイトルマッチ2分5Rを争う。  1R、いきなりパンチ連打から組んでのヒザのJASMINEに、ジョムクは距離を取ってミドルを当てていく。組んでの展開は互角。ジョムクのヒジでJASMINEの額は腫れた。  2R、こつこつ右ミドルを当てるジョムクに、なかなか手が出ないJASMINEはバックブロー。3R、お互いに見合う展開が続く中、JASMINEは何度も首相撲を仕掛けてヒザを当てる。ジョムクもJASMINEのパンチにはミドル、前蹴りを合わせて当てさせない。  4R、慎重に左ミドルを出すジョムクに、JASMINEはなかなか手を出せないが首相撲を仕掛ける。  5R、積極的にJASMINEが首相撲も、ジョムクはヒザを当ててペースを譲らない。判定でジョムクが勝利し、WMAのベルトを巻いた。 [nextpage] ▼第3試合 BOM女子アトム級(46.26kg) 2分3R〇藤原乃愛(尚武会フジワラムエタイジム)判定2-0 ※29-28、28-28、30-29×ミンタ・ノーアヌワット(タイ)  藤原はジュニアキック時代から50戦以上のキャリアを重ね、2021年5月にプロデビュー。相手を圧倒する前蹴りで連勝を重ね、プロ6戦目でAyakaに勝利し、高校3年生にしてミネルヴァ ピン級タイトルを獲得。昨年3月に撫子との初防衛戦で敗れ、続く5月のムエロークでは女子ムエタイ界トップの一角、モンクットペットに判定負けを喫して以降は、タイを主戦場に。  今年6月にはタイ・ カラレスタジアムで行われたFairtex Fight47kgタイトルを獲得。前戦となった9月20日ラジャダムナンスタジアムで開催された「RAJADAMNERN KNOCK OUT」でも完勝し、現在7連勝中。BOMには初参戦となる。  今回対戦するミンタは、藤原も定期参戦しているFairtex Fightを主戦場にし、RWSにも出場しているタイ東北地方48kg王者。2023年11月のBOMに来日し、メインイベントで伊藤紗弥と対戦も2RにKO負けを喫した。  1R、お互いに蹴り合って様子を探る中、藤原は相手の喉に突き刺すような前蹴りでミンタを驚かす。  2Rゴングと同時に、藤原は左ミドル連打、前蹴りと連続で攻撃をお見舞い。下がるミンタに積極的に首相撲を仕掛けてヒザも当てていく。  3Rも首相撲の攻防でヒザを当てる藤原は最後にパンチラッシュで追い込む。判定で藤原が勝利した。 [nextpage] ▼第2試合 BOM -63kg契約 3分3R×KJヒロシ(Y'ZD 沖縄)判定0-3 ※28-29×3〇ファービー・ショウブカイ(尚武会) 1R、お互いにローを蹴り合う中。KJはロー、ミドルを散らして前に出続ける。2R、ファービーは右ミドル、KJは右のカーフを蹴り続けてお互いに譲らない攻防に。KJは蹴り足をキャッチしてパンチを返す。3Rもお互いに蹴り合い、KJは左ボディブローをヒットさせるが時間切れ。ファービーが判定勝ちで接戦を制した。 [nextpage] ▼第1試合 BOMスーパーフェザー級 (58.97kg)3分3R△お松・レンジャージム(レンジャージム)ドロー 判定0-0 ※28-28×3△拳太(MSJキックボクシングジム)  戦う芸人・お松vs.戦う訪問看護師・拳太がオープニングを飾る。  1R、拳太はサウスポー。左ミドルを蹴る拳太はその流れで左ハイキックを軽く当てる。2度左ハイをヒットさせた拳太にお松は首相撲に持ち込む。パンチで前へ出たお松がコーナーへ詰めた拳太から右ストレートでダウンを奪う。再び首相撲に持ち込むお松はヒジ、ヒザ。拳太は崩しての投げ。  2R、拳太の顔面前蹴りをかわして投げたお松は、再び顔面前蹴りを狙う拳太に首相撲を仕掛けていく。パンチの打ち合いから首相撲に持ち込んでヒザを蹴るお松に拳太はヒジを打つ。パンチとヒジの打ち合い。離れると拳太が左ハイを3度もヒットさせるが、お松は退かずに前へ出て首相撲に持ち込む。拳太はヒジ、お松はヒザ。  3Rも首相撲に持ち込むお松がヒザ。拳太もヒザを返すが首相撲の展開ではお松が有利か。パンチの打ち合いから拳太が左ミドル、お松は右を連打しながら前へ出る。お松はパンチの連打で拳太にロープを背負わせるが疲労の色が濃い。拳太は左ミドルから攻め込もうとするがお松が首相撲に持ち込む。拳太は左ミドルとヒジ。拳太の左ヒジがヒットするが、お松は右ストレートを打ち返す。  判定はジャッジ3名とも28-28。ダウンを奪われた拳太が巻き返してドローに持ち込んだ。
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