2024年10月12日(日本時間13日朝5時開始)米国ネヴァダ州ラスベガスで開催される『UFC Fight Night: Royval vs. Taira』(U-NEXT配信)のプレリムのメインに、RIZINで2連勝し、UFC入りを決めたラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)が出場する。
テミロフは、RIZINで浜本“キャット”雄大、征矢貴をいずれも初回KO・TKOに下し、怒涛のMMA9連勝をマーク。UFCと契約し、オクタゴン初戦で平良達郎に一本負けしたCJ・ヴェルガラとの対戦が決まっている。
『ROAD TO UFC』『DWCS』を経ずにRIZINからUFCと直接契約を果たした、近年では稀なケースとなるテミロフ。今回のオクタゴンデビューにあたり、当然、ドーピングチェックのプール入りを果たし、抜き打ち検査を受けての試合となる。
テミロフは強い体幹から放つ左右のスイッチしての強打に空手・テコンドーベースの蹴りも混ぜた打撃を誇る。UFC3勝をあげているヴェルガラをも下すか。
前日計量でテミロフは125.5ポンド(56.93kg)、ベルガラは126ポンド(57.15kg)でパス。テミロフは、計量後のU-NEXTの取材に「RIZINで前に進み続けるという最高の経験をさせてもらった事が、UFC参戦に繋がった」と語っている。
ヴェルガラを倒してランキングに入れたらいい
──UFCデビュー戦になります。お気持ちを教えてください。
「まず、とても調子はいいです。自分のチームでハイレベルな環境で準備をしてきました。準備は万全にできています。最高の試合とショーをお見せしますね」
──RIZINからUFCの選手となったきっかけは?
「UFCに入ってUFCファイターとして戦う事は自分にとって子供の頃からの夢でした。なぜRIZINに参戦したかと言うと、子供の頃からエメリヤーエンコ・ヒョードルの試合を見てきました。RIZINで戦う事も自分の夢でした。チャンスがもらえて1年契約が出来たのでRIZINで戦いました。とても素晴らしいショーをお見せすることが出来たと思っています。RIZINには感謝していますし、今これからはもうひとつの夢を追っていきます」
──対戦相手のCJは、明日のメインイベンターである平良達郎選手が過去戦った相手です。デビュー戦でそのような相手と組まれる事にUFCから期待をされているように感じますか?
「自分の対戦相手はトツプ20に入っている強い選手です。自分にとってはとても良い対戦相手だと思っています。それでも相手を負かすつもりですし、その後、自分もランキングに入れるといいなと思っています」
──日本での試合の経験はあなたにどのような影響を与えていますか?
「RIZINでは本当に素晴らしい時間を、素晴らしい試合を、そして素晴らしいショーと空間を経験する事ができました。どんな舞台でも緊張することはありませんし、その経験を経てたくさんのファンやサポーターがついて新しい友人もできました。前に進み続けるという最高の経験をさせてもらった事が、前に進んでUFCに参戦するということに繋がったと思っています。日々の生活についても本当にプラスの影響しかなかったと思っています」
──オクタゴンデビュー戦に向けて、日本のファンへメッセージを。
「日本の皆さんは自分のモチベーションや素晴らしいエネルギーを与えてくれます。本当に日本の人は皆暖かくて、日本の人達にお会いできた事が嬉しいですし、素晴らしい経験ができました。皆さん大好きです。皆さんにご挨拶を致します」