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【K-1】武尊、復帰戦の相手は村越優汰に決定、村越は武尊vs那須川を阻止すると断言

2019/09/19 21:09
2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり』の記者会見が、9月19日(木)都内にて行われた。  K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級王者・武尊(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の復帰戦の相手が、第2代K-1 WORLD GPフェザー級王者・村越優汰(湘南格闘クラブ)に決定した。  武尊は今年3月にさいたまスーパーアリーナで開催された『K'FESTA.2』でヨーキッサダー・ユッタチョンブリーを2R2分43秒でKOしたが、右手を骨折して手術したため戦線を離脱していた。今回が約8カ月ぶりの復帰戦となる。  対する村越は2011年4月にプロデビュー。RISEを主戦場に9連勝を飾り、2014年7月には第5代RISEバンタム級王座を獲得。同王座は2015年5月の初防衛戦で那須川天心に敗れて失い、2016年9月には王者と挑戦者の立場を入れ替えて再戦したが、判定2-0で惜敗した。2017年12月からはK-1に主戦場を移し、2018年6月の「K-1 WORLD GP第2代フェザー級王座決定トーナメント」を制して王座に就くと、今年3月には卜部弘嵩の挑戦を退けて初防衛に成功した。  同王座は8月に返上し、「僕はK-1に来る時に最初から武尊選手とやりたいと言っていて。武尊選手は現在60kg(K-1スーパー・フェザー級)なので身体もしっかり作ってきて、身体もデカくなってきて減量も大変になってきました。前回6月は58.5kgでやらせてもらったんですがそれでも減量がかなり大変で今回正式に60kgに上げて60kgの頂点を目指したいと思います」と、打倒・武尊のために階級を上げると理由を話した。  会見に出席した村越は「僕はK-1に武尊選手と戦うために来ました。60kgに上げて一発目で試合を組んでくれたK-1、対戦を受けてくれた武尊選手に感謝しています。武尊選手には正直、勝てる自信はもちろんあります。サウスポーも苦手なのかなと思っています。いつもだとここで倒してKOで勝つと言いたいところですが、今回はKOで勝つとは言いません。武尊選手を完封します。完封して、武尊選手にはこうやって勝つんだよっていうのを見せます」と、武尊攻略に絶対の自信をのぞかせる。  対する武尊は「8カ月ぶりにリングに戻ってきました。人生初の手術をして、格闘技を始めてから右のパンチを打てないことはなかったので苦しかったんですが、右の拳を使えない分、他の部分を成長させる期間になったので無駄じゃなかった。ここで苦しい想いができたので、この苦しい想いはプラスに代わっています。3月より強くなった武尊を見せたい」と、右のパンチ以外を磨いてきた成果を見せたいと話した。  村越は「階級が(同じ)55kgの時もあったので、ずっと対戦はしたいと思っていました。印象はもちろん強い選手だと思います。やるだけでは意味がないのでしっかり勝ちます」、武尊は「村越選手が他団体のチャンピオンを獲った時から知っていて、強い選手と思っていました。K-1で戦うことができて嬉しく思っています。テクニックのある選手だと思うし、僕がサウスポーが苦手だと言っていましたが、サウスポーは好きじゃなかったけれどK-1でサウスポの選手と戦ってレベルの高い人とやってきたので、その部分では成長できている。今回久しぶりのサウスポーなので対策をやって、完封と言っていましたが、K-1のリングに判定はいらないと思うので倒します」とKO宣言。  サウスポーが苦手という部分に関しては「サウスポーの似ているタイプともやってきたと思う。それにKRESTには卜部功也君という世界最強のサウスポーがいるので対策は問題ない」と否定した。  村越はスーパー・フェザー級に上げて、いわゆる慣らし運転のような試合もなくいきなり武尊との対戦となったわけだが、「いつでもやる準備はできていたので、僕に断る理由はなかった。ずっと試合は見ていたので、試合を見ていて俺がやるならこうやるというのは常に考えていた。僕がK-1に来た時に元々階級が一緒で、自分が来たタイミングで上に行ったので逃したのはあるけれど、思っていたよりも早く実現できたのかなと思いました」と、以前から武尊戦を見据えていたので問題ないとする。  そういう相手を迎え撃つことについて武尊は「注目されている、倒したいと思われるということはそれなりに僕に魅力を感じてくれているので嬉しいですね。僕と戦うために団体を移動しても出きてくれたので、戦う分には申し分ない相手。その気持ちを受け止めてK-1は甘くないことをKOで分からせる」と、臨むところだという。  手術した右の拳については「100%ではないですが、100%で今まで試合に出たことはないので。激しい追い込みをやればどこかしら壊れる。それ込みで勝てる身体を作るので問題ないくらいに仕上がっています。 (医者の)先生からは9月からパンチを打てるよと言われていました。横浜アリーナは初めてになるので、昔のK-1も開催されていて思い入れがある。見に行ったこともあるし、思い入れのある会場なので出たいと結構前から決めていました。思ったよりかは痛みが残っていたので、9月は軽くは打てていました。今は8割くらいでは打てるようになっています」と、完治はしていないが試合をするには十分回復しているようだ。  そして会見の最後に武尊は「僕から一言だけいいですか」と突然切り出し、「今ネットとかで凄い話題になっていることがあります。そのことについて僕から一言いわせて欲しいんですけれど、(那須川)天心選手から対戦オファー、対戦したいというのを長年言われてきて、もちろん僕も試合やりたいですし、そのためにずっと動いていますし。でも今回の試合に勝たないと次はないと思うので、僕は今は次の試合に集中するし、その件に関してはずっとそうですしこれからもそうですがK-1の中の方たちとずっと話を進めていて、これからもそのことはK-1と進めていくので、まずは11月24日の試合必ず勝つので応援お願いします」と語った。  それを聞いた村越は「その話を聞いて、僕が勝つことによって格闘技界の流れを変えるので、この目の前の試合に勝ってその対戦は実現させません」と、武尊vs那須川天心戦を阻止すると言い放った。<関連記事>武尊「天心選手から対戦したいと長年言われてきて、もちろん僕もやりたいですし、そのために動いています」那須川天心サイドから武尊戦の正式なコンタクトはない、交渉のテーブルに就いたこともない(中村プロデューサー)打倒・武尊一本に照準を絞る、フェザー級王者・村越優汰が王座返上して階級を上げる武尊が拳の腱断裂で手術、両国大会は欠場で全治半年
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