キックボクシング
インタビュー

【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈「K-1 GROUPの女子代表を、悶絶させてKOします」「自分の格闘技人生も終盤に入っているので…」

2024/10/02 12:10
【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈「K-1 GROUPの女子代表を、悶絶させてKOします」「自分の格闘技人生も終盤に入っているので…」

試合前であと10日の時点で、リミットまであと4.3kgと減量も順調だというぱんちゃん(C)ぱんちゃん璃奈

 2024年10月12日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5』にて、KNOCK OUT-BLACK女子-48.0kg契約3分3R延長1Rで美伶(WARRIOR OSAKA)と対戦するぱんちゃん璃奈(フリー)。このところ外国人選手との対戦が続いていたぱんちゃんだが、今回はK-1 GROUPで4勝1敗の好成績を上げている美伶との対戦。初のK-1 GROUP所属選手との対戦でモチベーションを上げているぱんちゃんの心境とは?

試合前はナメといてもらって、当日泣かせてやろうと


──今回の美伶戦、カード発表会見の時には美伶選手がズバズバと言ってきましたが、どう思いましたか?

「今回も相手にあんまり興味がないので、自分のパフォーマンス、戦い方が一番ではありますね。ただ、あれだけ言ったのでもっと盛り上がるかなと思ったんですけど、やっぱり美伶選手がまだあまり知られてないというのもあって、思ったより盛り上がらなかったのは残念でしたね。私、K-1 GROUPとの対抗戦は初めてなんですよ。K-1 GROUPとの選手とやるのは初めてだから、もうちょっと盛り上がるかなと思ったんですけど。女子の注目度をちょっと痛感したかなという感じですね」

──では、いろいろ言われたことに対しては、あまり何とも思ってないという感じですか?

「でもやっぱり、私のことをちょっとナメてるなというのは感じました。空手の経験が向こうのほうが多いのは分かるんですけど、キックボクシング、プロファイターとしての経験でいったら私の方がキャリアはあるじゃないですか。でも、余裕みたいな感じの態度でしたよね。口だけかもしれないですけど、やっぱりナメてるなという部分があって。そういう時って、こっちの方がチャンスがあることが多いので、試合前はナメといてもらって、当日泣かせてやろうと思ってます(笑)」

──今のうちにナメとけと。

「自分も、相手を見て『いける』と思った時って、うまくいかなかったことが多いんですよ。慎重さが足りなくなるというか。前回、彼女は初めてKO勝ちしていて、今はたぶん『当たれば倒せる』と思ってるんですよ。私もKOした次の試合って、いつもメッチャ駄目なので。KOした技に頼りすぎちゃうというか、『自分のパンチやヒザは当たれば倒せる』と思っちゃって、過信してしまうんですけど、その試合とは相手も違うし、この間の美伶選手の相手よりも私の方が強いし、そういう意味で、同じように当てても倒せないですよ。過信があるのかなと思いますね」

──では、6月のアイリン・ゴンザレス戦を踏まえると、今回のテーマは?

「アグレッシブさを見せて、プレッシャーをかけて戦えたらと思います。前回もパワーがある相手だったので、『被弾しないように戦う』というテーマでやっていました。次も打ち合いにいくよりは、今までと違ったいろんなテクニックを見せたいなと思ってます」


──今回、相手とは身長差が12センチありますが、そこについては?

「身長差ってみんな言うんですけど、正直、関係ないんですよね。なぜかというと、遠い距離の前蹴りとかは身長高い人の方が有利かもしれないですけど、インファイトのパンチになると小柄な子の方が回転が速いので。もちろん、戦い方の中で、小柄な子の生かし方、身長の高い人の生かし方というのはあるんですけど、身長がたった10センチ違うからって攻撃をもらわないとか、そういうのはないので、あんまり身長は気にしてないです。ただ、彼女のこれまでの試合で彼女が強く見えてしまっているので、私と戦って『やっぱり大したことないんだな』というところを示したいなと思います」

──それこそ美伶選手は、入り込んでパンチでの攻めを狙ってくると思います。

「遠い距離では難しいだろうなと思うので、やっぱりインファイトじゃないと戦えないでしょうね、彼女は」

──実際、自信も見せていました。

「私と戦う相手は毎回、ほぼ私よりは身長が低いので、毎回相手はインファイトに持っていきたい、という展開で、入れさせずに戦うというのが、私のこれまでの戦い方でしたね」

──ただそうすると、近い距離に入れさせないことと、「倒す」ということの兼ね合いになってくると思いますが。

「みんなそう思うでしょうね。ぱんちゃんは前蹴りを使って近い距離は組んで…という、いつもの戦い方だろうと」

──今回は違うんですか?

「作戦に関しては内緒です(笑)。美伶選手にも、当日まで油断しておいてもらえたらと思います。パンチって、当たらないと倒せないので、倒したければまず当ててみろって思いますね。彼女は、今までまだ強い人とちゃんとやってきてないので。だから調子に乗れるのも試合当日までかなと思います」

──では、ぱんちゃん選手自身の今回のテーマは?

「成長を見せるということですね。今までは1人で戦ったんですけど、今はチームで戦うということを意識しているので。自分の格闘技人生も終盤に入っているので、勝ち方にも納得したいというか、褒められる試合をしたいです。見てくれている人もたくさんいるので」

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