トーナメント準決勝・決勝を争う(左から)金子、璃明武、玖村、大久保
2024年9月29日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX 2024』の前日計量が、28日(土)都内にて正午より行われた。
「K-1 WORLD MAX 2024 -55kg世界最強決定トーナメント」準決勝・決勝に臨む金子晃大(K-1ジム自由ヶ丘/FROG GYM)、璃明武(K-1ジム総本部チームペガサス)、玖村将史(K-1ジム五反田チームキングス)、大久保琉唯(K-1ジム・ウルフ TEAM ASTER)の4名は全員がリミットちょうどの55.0kgで計量をパス。
続いての会見で璃明武は「明日に向けていい準備をしてきたのでいい結果を出したいと思います」、準決勝で対戦する金子は「まずいろいろ騒がせているみたいで、関係者の皆さん、ファンの皆さんに申し訳ないと思うんですが、質問状で返した通りのことで自分はファンや格闘技を裏切るようなことをしていないので、明日はそれを見せたいと思います」と一部報道で騒がせたことを謝罪すると共に試合で見せるとした。
大久保は「明日に向けてしっかり準備してきたし、前回の試合から死ぬほど毎日練習してきてやっと明日戦えるのが楽しみです。相手はいい目をしていたし、自分自身過去一で気合い入っているので楽しみです」と意気込む。準決勝で対戦する玖村は「僕が優勝しないといけないと思うので、絶対に優勝します。相手は頑張ってるんやなって感じでしたよ」と優勝宣言。
フェイスオフで璃明武と激しくにらみ合った理由を聞かれた金子は「さっきも言ったけれど、今回のことで僕は最初にこのトーナメントのことも1回考えたというか…。でも僕と戦うために、僕を思って戦おうと思ってくれている選手や試合を見たいと思っているファンのためにも今まで以上に仕上げることが僕のやることだと思ったので、僕自身はしっかり仕上げました。(璃明武は)僕のためにしっかり仕上げてきたなっていうのに、僕もしっかり応えようかなって感じです」と、一部報道を受けてトーナメント辞退も考えたとし、璃明武の気迫に応えたとする。
対する璃明武は「にらみ合っていたつもりはないですけれど、ただ感情は上がってきている」と答えた。
玖村は自身のSNSに「本物を見せる」と投稿した真意を聞かれ、本物とは「見て分かる、誰が見ても強いって分かる試合だと思っています。それを出すためにやってきたので出します」と、本物の格闘技の試合を見せると意気込む。
大久保は玖村に煽られて挑発されたことについて、「最初の方はなにくそって感じだったけれど、前日になってそういう気持ちもなくなりました。僕はリスペクトを持って強い選手だと思うので、過去最高の自分をぶつけて戦って行こうと思います」と、今は怒りの感情もなく明日自分をぶつけるだけだとする。
しかし玖村は「頑張ってるんやなって感じですね。試合で見せてくれよって思う。試合でないところではなんぼでも言えると思うので。僕は彼の試合で面白いと思った試合は1試合もないので、明日は面白い試合を見せてくれたらいいなと思います」と挑発を続ける。
これに大久保は「別になんと思わないですけれど、俺が勝ってその発言全部なくしてやろうと思っています」とニヤリと笑った。
K-1王者である金子に下剋上の準備は整っているか、と聞かれた璃明武は「準備は出来ています」ときっぱり。
今回のテーマを「感謝」としていた金子。では、今一番感謝したい人は誰かと聞かれると「こういうことがあっていろいろあって、それでも応援してくれているファンだったり、そうじゃなくても今回の試合を見て頑張ってくれる人たちに感謝です」と、ファンと自分の試合を見て元気をもらってくれる人たちに感謝したいと答えた。