JAPAN KICKBOXING INNOVATION「RESISTANCE-17」2024年9月22日(日)東京・新宿FACE
▼第7試合 メインイベント ジム対抗戦 スーパーライト級(63.5kg)3分3R○切詰大貴(武勇会/INNOVATIONスーパーライト級8位)判定3-0 ※30-27×3×板谷航平(チームゼロス)
プロデビュー以来5戦5勝2KOの切詰が務めるメインイベント、結果は、当人が事前インタビューで宣言した「狙うは圧勝」の通りとなった。
1R、切詰は、オーソドックススタイルからのワンツー→左ボディブローといったパンチコンビネーションを鋭く放ち次々とヒット。更には、これに右カーフキックも織り交ぜていく。単発のキックで反撃する板谷を手数でも圧倒してみせる切詰に初回から大きく傾く趨勢。
2R、手数を増していく切詰の攻めは厳しく、度々、板谷をコーナーに追い詰めては、パンチの他に膝蹴りを突き立てる。一方的な状態は、まさにサンドバッグ状態。
3R、後のない板谷は、パンチ連打で前進し決死の覚悟を見せるが、切詰は、これに怯むことなく攻め続ける激しい展開。ここまでくるとダウンを拒む板谷のタフネスも称賛されようという状態のまま試合終了。
判定結果は、フルマークのユナニマスデシジョン(3-0)で切詰の完勝となった。
切詰は「年末(12月8日、品川インターシティーホール、INNOVATION興行)にタイトル(INNOVATIONスーパーライト級王座)に挑戦したいのでよろしくお願いします。絶対にチャンピオンになります!」とアピールした。
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▼第6試合 セミファイナル ジム対抗戦 70kg契約 3分3R×磯谷幸貴(渡辺ジム/INNOVATIONスーパーウェルター級10位)TKO 3R 2分07秒 ※ヒジ打ちによるカット→レフェリーストップ〇ナオキ・プゥアンタオムエタイ(タイキック宇治)
今年3月3日、沖縄で現INNOVATIONウェルター級王者(当時は同級1位)の涼矢に左縦肘打ちで1R TKO勝ちし、6月9日には、大阪で同級2位の櫻井博と判定ドローとなった和製ムエタイファイター、ナオキがINNOVATION本体興行に初出場。1階級上のランカー、磯谷とセミファイナルで激突。
序盤から右ローキックをコツコツと当て、右ストレートもヒットさせる磯谷が、ムエタイ特有の左ミドルキックで反撃するナオキをリードし続け、最終回、3R、とうとう脚を折り曲げて倒れたナオキがダウン。
絶体絶命のナオキは、一気呵成にパンチを振るって倒しに出る磯谷に必殺の左縦ヒジ打ちを額にクリーンヒットさせ、ドクター診断の結果、一発で試合続行不能となった磯谷が無念のレフェリーストップ負け。ナオキがムエタイスタイルの面目躍如となる逆転劇を見せつけた。
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▼第5試合 INNOVATIONライト級(61.23kg)ランキングチャレンジマッチ 3分3R〇伊世虎雅(モリタキックボクシングジム/INNOVATIONライト級10位)KO 2R 2分52秒 ※左ハイキック×佐野 澪(マイウェイジム)
▼第4試合 ジム対抗戦 スーパーフェザー級(58.97kg)ランキングチャレンジマッチ 3分3R×長谷部二郎(マイウェイスピリッツ/INNOVATIONスーパーフェザー級9位)判定0-3 ※28-30×3○夢叶(エムトーンジム)
▼第3試合 ジム対抗戦 スーパーフライ級(52.16kg) 3分3R ※ヒジ打ちなし○鴇田波琉(モリタキックボクシングジム)判定3-0 ※29-28、30-29×2×櫻田直人(芦原会館夷隅支部)
▼第2試合 2024年新人王決定リーグ フライ級(50.8kg) 2分3R ※ヒジ打ちなし○石井識規(STRIFE)判定3-0 ※30-28×2、30-27×上原心汰(マイウェイスピリッツ)
▼第1試合 ジム対抗戦 ウェルター級(66.68kg)2分3R ※ヒジ打ちなし◎中嶋翔吾(HOSOKAWAジム)KO 3R 1分01秒 右フック×齋藤泰広(KIBA)