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レポート

【修斗】野瀬が人見に一本勝ちでバンタム級王座決定T決勝でダイキライトイヤーと対戦へ、3団体制覇目指す住村が西條に判定勝ち、ブン殴りマッスル西尾がマックスを衝撃KO! 新星・黒部を修斗帰還の山上がギロチン葬、ストロー級の内藤が初回KO勝ち、平田が33秒KO勝ち

2024/09/22 17:09
 2024年9月22日(日)東京・後楽園ホールにて『プロ修斗公式戦 2024 Vol.7』(ABEMA配信)が開催された。  大会中、11月30日大会で修斗ミドル王座決定戦に臨む岡見勇信がケージイン。2023年12月に岡見が対戦しスプリット判定で勝利したキム・ジェヨンとの再戦に臨むことが発表された(※シアー・バハドゥルザダは王座返上)。 ▼修斗世界ミドル級王座決定戦 5分5R岡見勇信(日本/EXFIGHT)38勝15敗キム・ジェヨン(韓国・NOVA MMA)26勝16敗2分 AFC、TFCミドル級王者  岡見は、「いまの自分に修斗の歴史あるベルトをかけて戦うことができるのか、もう一度、5分5Rできるのか、何度も自分に問いかけました。怖かったですけど、自分の心の奥底に残っている炎が修斗のベルトをかけて戦えるなら、やらないわけにはいかないでしょうと押し切りました。先輩たちが修斗でたくさん戦って ベルトを巻く姿、そして激闘する姿を見てきました。修斗後楽園で戦えることが嬉しく思います。いま自分は43歳、これが最後のチャンスだと思っています。ここまできたらやるしかない。たくさんの若い選手を指導していて正直、彼らと練習していて恥ずかしい思いはあるけど、そんなことはどうでもいい。修斗のベルトが欲しい。ベルトを獲るんだ、その姿を見せるので、応戦よろしくお願いします!」と意気込みを語った。 [nextpage] 『プロ修斗公式戦 2024 Vol.7』速報 ▼環太平洋バンタム級チャンピオン決定トーナメント 5分3R〇野瀬翔平(同級6位・マスタージャパン福岡)61.1kg[2R 2分53秒 キムラロック]×人見礼王(修斗GYM東京)61.1kg※決勝でダイキライトイヤーと対戦へ  7.21 後楽園ホール大会でバンタム級世界王座を掛け齋藤奨司と修斗史に残る大熱戦を展開した藤井伸樹(ALLIANCE)が環太平洋バンタム級タイトル返上の意向を表明、これを受け早くも新王者を決定する4人トーナメントが行われることとなった。  まずはアジアの有望なMMA選手を集め、UFCとの契約を掛けて戦う『ROAD TO UFC』に3度招聘された野瀬翔平(同級6位・マスタージャパン福岡)と、デビュー以来2連続KO勝利中の人見礼王(修斗GYM東京)が対戦。  野瀬は、12勝のうち8つもの一本勝ちをおさめるフィニッシャー。対する人見は、加藤ケンジにKO勝利で一気に存在感をアピールしている。 野瀬「メインに相応しい一本で締めたいと思います」 人見「この日のために準備してきました。楽しみです。KOします」  1R、ともにサウスポー構え。出入りの人見は低い姿勢も、野瀬は前足にシングルレッグ。小手巻きの人見に腕十字を狙う野瀬。落とす人見。  ワンツースリーで詰めるが、そこに組んだ野瀬は潜りからカーフスライサー! 4の字でつま先を持って絞る野瀬だが、外した際で人見は上からパウンド。  なおも足関節狙う野瀬に人見は立ち際にパウンド連打! いったん離れて左から右で飛び込む人見。野瀬の組みにギロチンでホーン。  2R、ワンツースリーフォーと連打で詰める人見。被弾した野瀬は頭が下がるが、ここでダブルレッグテイクダウン。ハーフからサイドを奪い、クルスフィックスからパウンド!  股を救いブリッジで返した人見だが、手首を掴んでいる野瀬はキムラクラッチから後方に回して頭をまたぎ、キムラロックを極めると、人見は右手でタップした。  これで野瀬は、決勝でダイキライトイヤーとのTORAO対決が決定。試合後、野瀬は「ちょっとこの内容では大きいことは言えないですけど、次、修正してもっと強い姿を見せてベルトを獲りたいと思います。また頑張ります」とマイク。  ケージには、川北晏生の欠場により不戦勝で決勝に進出したダイキライトイヤーも上がり、「次の決勝戦は、個人的に野瀬選手は国内でトップクラスに強いファイターだと思っています。その選手を倒してベルトを獲れば、間違いなくかっこいいベルトの獲り方だと思うんで、絶対に決勝で勝ってチャンピオンになります」と意気込み。  その言葉を受けて野瀬は、「ダイキ選手は僕がアマチュアの時からもうプロの修斗で活躍していた選手で、その選手と戦えることを光栄に思います。しっかり作り直して挑みたいと思います」と語った。 [nextpage] 【中止】 ▼環太平洋バンタム級チャンピオン決定トーナメント 5分3R川北晏生(同級5位・TRIBE TOKYO MMA)ダイキ・ライトイヤー(修斗GYM神戸) ※川北晏生が皮膚疾患を発症、カポジ水痘様発疹症(かぽじすいとうようほっしんしょう)と診断されドクターストップで欠場。尚、トーナメント1回戦で対戦を予定していたダイキ・ライトイヤーが不戦勝となり決勝進出。  RIZIN TRIGGER 1stで釜谷真をヒザ蹴り一発で葬ったダイキは、決勝戦で野瀬と人見の勝者と対戦に。  現在4連勝中と波に乗る川北(同級5位・TRIBE TOKYO MMA)は、中国最大の格闘技団体WLFとの対抗戦でドウ・ガーシュエに勝利をおさめ、今トーナメントにエントリーしたが無念のドクターストップとなった。 [nextpage] ▼ウェルター級 5分3R(※両選手インタビュー)〇住村竜市朗(TEAM ONE)※元DEEP、パンクラスウェルター級王者 77.0kg[判定3-0] ※29-28, 30-27×2×西條英成(THE BLACKBELT JAPAN)※2023年度ウェルター級新人王 77.0kg [レフェリー]内田 龍介[サブレフェリー]片岡 誠人 30-27(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-9)渡辺 明伸 29-28(1R 9-10/2R 10-9/3R 10-9)出合 淳  30-27(1R 10-9/2R 10-9/3R 10-9)  7.21後楽園ホール大会で修斗へのカムバックを宣言した住村竜市朗(TEAM ONE)。DEEP、PANCRASEと2団体のベルトを巻いた住村がいよいよ修斗の王座獲りに向けて本格参戦を果たす。その復帰初戦の相手に選ばれたのが昨年度新人王の西條英成(THE BLACKBELT JAPAN)だ。  数々の修羅場を潜り抜けウェルター級3団体制覇に向けて突き進む住村。そこに待ったをかける新人王・西條は、沖縄で中高と劉衛流空手を学び、東京五輪金メダルの喜友名諒の後輩にあたる。  航空自衛隊で日本拳法、徒手格闘に取り組み、Theパラエストラ沖縄で柔術、MMAを始め、テイクダウンとコントロール、パウンド&エルボーで相手を制圧して白星を積み上げてきた。5月の日中対抗戦でジャン・シイジェン(Team YFU)を1R TKOに下すなど、4戦無敗だ。  住村が王座獲りに歩を進めるか? 西條が番狂せを起こすか? ヒリヒリ感漂うウェルター級戦に注目だ。勝者は2023年11月にブラジルで田村ヒビキを初回TKOに下した世界王者エルナニ・ペルペトゥオに挑戦をアピールするか。 住村「西條選手を自分は格下とか全く思っていないので、挑戦者のつもりでしっかり自分の試合をしたいと思います」 西條「今回の住村選手との試合が決まった日からとてもワクワクしています。このキャリアで試合をさせてもらい、すごく嬉しいです。敬意を込めてしっかり倒します」  1R、右で飛び込む西條。四つで組む住村は小外がけも残した西條、住村は左ヒザ。住村がヒザを上げたところに西條のヒザがローブローとなり中断も再開。  西條は右カーフ! 住村の左ローをかわす西條。組む住村を突き放す西條は離れ際の右も、そこは読んでいた住村。  またも組む住村もブレーク。右カーフを当てる西條。さらに右カーフに右を合わせに行く住村は左前蹴りから組みに。左差しも右小手の西條は崩させず。  住村の右ヒザがローブローで中断。再開。左から右の飛び込みは西條。そこにヒザを突き組む住村。四つで金網背の西條に住村は細かいヒザ。  2R、右を振る西條に右を返して組んで細かいヒザを突く住村。足の位置を変えさせたい住村だがブレーク。右の飛び込みに西條。かわす住村が前に出て左ミドルから組みに。バッククリンチのチャンスも正対した西條は突き放す。  西條のフェイントに反応し出す住村。左をひっかける西條。左前蹴りで詰める住村に組む西條。左ヒザの住村。互いにヒザを突きホーン。  3R、右カーフの西條。左前蹴りの住村は詰めて組んでヒザ。左の差し合いは西條。左三日月蹴りの住村は組んで四つから細かいヒザ。  住村の小外がけテイクダウンの際ですぐに立つ西條! 右を振ると住村もすぐについていきバッククリンチでヒザ。西條の右目尻から出血もドクターチェック後、再開。  右を振る西條から組んでダブルレッグテイクダウン! 立つ住村をもう一度持ち上げてスラムからバックに乗るが左足はかからず、前に落ちる西條。トップの住村は得意のポジションでキープし、ホーン。  判定3-0(29-28, 30-27×2)で住村が勝利。苦笑いのセコンドの青木真也と言葉をかわし、マイクでは「すみません、いつも通りしょっぱい試合をしてすみません。西條選手、キャリア5戦目で自分みたいな格上を当てられたのに勝負を受けてくれたことすごく感謝しています。  自分には夢があって、日本のメジャー団体である、修斗さん、DEEPさん、PANCRASEさんという3団体でチャンピオンになることです。今日買ったんでぜひ、修斗タイトルマッチさせてください。自分はもういつでも行けるんでお願いします」と、王座挑戦をアピールした(※現世界王者はエルナニ・ペルペトゥオ、11月17日の修斗山口大会『TORAO 34』で「第7代環太平洋ウェルター級チャンピオン決定戦」として、墨吉涼太vs.ソーキが決定済み) [nextpage] ▼ライト級 5分3R×マックス・ザ・ボディ(同級世界5位・BRAVE)69.6kg[1R 0分36秒 KO]〇西尾真輔(宇留野道場/パンクラス10位)70.2kg  テイクダウン&パウンドのマックスは4連勝から2023年8月の前戦ROAD FCでアルトゥル・ソロヴィエフに初回TKO負け。  田村ヒビキ欠場の代役“剛腕”西尾は、2022年PANCRASEネオブラッド・トーナメント ライト級優勝、現PANCRASEライト級10位。6月の神谷大智戦はバッティングによりノーコンテストなっていた。 マックス「明日試合勝ちたいと思います」 西尾「ブン殴りマッスル、西尾真輔です。PANCRASEから参戦して外敵立場ですが、団体を越えた超絶フィジカルマッチを格闘技ファンに見せたいと思います。乞ご期待を」  1R、ともにオーソドックス構え。中央はマックス。ガード固めて右ローの西尾に、マックスはワンツー。  西尾は左の飛び込みのオーバーハンド、そこに左を合わせにいったマックスはカウンターで浴びてダウン! 西尾はパウンド連打でレフェリーが間に入った。  試合後、西尾は「宇留野道場のみんな、母ちゃん、父ちゃん、ありがとうございました。今後どうなるか分かんないけど、俺はPANCARSEに上がってるんで、ぜひ修斗ファンの皆さん、PANCRASEの応援というか、俺の応援に来てください! PANCRASE最高、修斗最高、MMA最高!」と叫び、修斗のケージを後にした。 [nextpage] ▼ストロー級 5分3R×黒部和沙(同級世界8位・TRIBE TOKYO MMA)51.8kg[1R 2分16秒 ギロチンチョーク]〇山上幹臣(総合格闘技道場STF)※元世界ストロー級王者 52.1kg  ストロー級戦で、第3代世界同級王者の山上幹臣(総合格闘技道場STF)が12年ぶりに修斗復帰を果たす。  山上は、2008年にプロデビューするとその年に新人王を獲得。2011年には世界王座奪取し、翌年9月に行われた猿丸ジュンジとの初防衛に成功すると、主戦場を韓国の『ROAD FC』に移すも、2014年以降は格闘技に区切りをつけ、最前線からは身を引いた生活を送っていた。  そして2024年5月の『GLADIATOR 026』で9年5カ月振りにフライ級で今井健斗と対戦。TKO負けを喫したが、今回、修斗ストロー級で完全復活を果たす。37歳。  その「山上復活」の前に立ちはだかるのが世界ランク8位、無敗の22歳・黒部和沙(TRIBE TOKYO MMA)だ。  前戦ではONE Championshipを拠点に活躍していた澤田龍人(AACC)と対戦。下馬票を大きく覆しツイスターを極めて格上相手に完封勝利した。“練馬長南軍団”のニューカマーの黒部だが、山上がベルトを巻いていた頃にはランドセルを背負っていた年代。ミレニアム世代の山上とZ世代の黒部。年代を超えた修斗世代闘争となる。 黒部「明日は元チャンピオンとの試合を楽しみしてきました。今回の試合は、成長するための栄養と考えて、しっかり勝って成長に繋げたいと思います」 山上「明日は山上応援団がいっぱい来るため、恥ずかしくない戦いをしてしっかり勝ちます」  1R、サウスポー構えの山上にオーソの黒部は水面蹴りのように右カーフも空振り。山上は遠い間合いからじりじり圧力をかけると黒部はシングルレッグ。  差し上げる山上をドライブして金網まで押し込むとシングルレッグへ。ニンジャチョーク狙いの山上の軸足を払って尻を着かせた黒部だが、すぐに足を後方に飛ばした山上は、黒部の組みを切ってがぶりから左腕をのどもとに差し入れて左手の甲を包むクラッチで、ノーアームのギロチンチョーク! 両足をからめてタップを奪った。  試合後、マイクを握った山上は「強くなって戻ってきたぞー!」と咆哮。 「5月に復帰して(試合が)できんのかなと思ったんですけど、自分、負けず嫌いなんで、勝つまでやめられねえと思ったんで、今日勝てて良かったです。ほんと10年以上、このステージに上がることができなくて、上がると決めたときに家族や応援してくれる仲間のサポートが力になり、この舞台にまた戻って来ることができました。ほんとうにありがとうございました。また、次も戦いたいと思っているので、今日の山上軍団の応援、ちょっと声が小さいんで、次はもっと壊れるくらい声を出してください」と語った。 [nextpage] ▼ストロー級 5分2R〇内藤頌貴(THE BLACKBELT JAPAN)52.1kg[1R 2分54秒 KO] ※右ストレート×大城正也(T-REX柔術アカデミー)51.7kg  長きに渡りフライ級の中心選手として活躍していた内藤頌貴(THE BLACKBELT JAPAN)がストロー級へ階級を変更する。  内藤は2022年11月に高岡宏気に判定勝ちも、2023年は関口祐冬に判定負け後、12月に石井逸人の三角絞めで一本負けで2連敗中。ストロー級で再起を目指す。  対戦相手は福岡から参戦する大城正也(TREX柔術アカデミー)。地方を中心にキャリアを積んできた大城は戦績こそ黒星先行だが、試合毎に内容も変化し、2024年に入って、肥沼大治、梅木勇徳にいずれも判定勝ちで2連勝中だ。  定期的に地方大会が開催されている修斗では、近年、この大城のようにV字復活する選手が多くなってきており、これ以上ないビッグチャンスが舞い込んできたといえる。ハングリー精神に満ち溢れた大城に失う物は何もない。地方選手の希望の星となる為にもきっちりと爪痕を残せるか。  一方の内藤はこの試合を完璧にクリアして上位ランカーとの対戦に進みたいだろう。毎回ベストファイトで会場を沸かせ、“ハズレ”がない内藤だが、階級を変更した限りは目指すはベルトのみ。その頂点には新井丈が君臨している。  山上の復活、内藤の階級変更で風雲急を告げるストロー級。聖地・後楽園で新たな闘争の幕が開ける。 内藤「今日という日にたどり着けてすごく幸せです。大城選手との試合のためにすべて生きてきたので、明日すべてをぶつけたいと思います」 大城「多くの方が僕が格下とされていると思うので、倒して大番狂わせを見せたいと思います」  1R、ともにサウスポー構え。中央を取る大城は詰めてヒザも、さばく内藤は右ロー、右前蹴り。圧力をかける大城にサークリングしする内藤は組んで肩パンチ。ボディロック。  体を入れ替える大城はクリンチボクシング、しかしヒザ蹴りから再び体を入れ替えた内藤はケージ背にする大城にワンツースリーフォーの速射砲! 棒立ちになった大城が崩れ、最後は利き手の右で内藤がKO勝ち!  試合後、内藤は「パラエストラ……THE BLACKBELT JAPANの内藤頌貴です。僕、どうでしたか? ベルトは僕が獲ります。チャンピオン、ランカー、首洗って待っててください」と王座獲りを宣言してケージを降りた。 [nextpage] ▼epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2024 女子アトム級 5分2R〇パク・ソヨン(韓国・ROAD GUNSANジム)47.4kg[判定3-0]※20-18×3×NOEL(AACC)※プロデビュー戦 47.8kg→47.6kg [レフェリー]出合 淳[サブレフェリー]片岡 誠人 20-18(1R 10-9/2R 10-9)鍋久保雄太 20-18(1R 10-9/2R 10-9)内田 龍介 20-18(1R 10-9/2R 10-9) パク「韓国から勝つために来ました。このまえ勝って塩をもらってすごく良かったので、明日ももらいたいです。ありがとうございます」 ノエル「パクさん、200g再計量しっかり落としてきます。明日死ぬ気で勝ちに行きたいと思います」  1R、サウスポー構えから右ハイ、先に組んで詰めるノエル。突き放すソヨンはオーソからワンツー。スイッチ。右ローのソヨン。ワンツーから飛び込みのノエルはソヨンの左ミドルを掴んでテイクダウン。  金網に這い、上体立てるソヨンは立ち上がり。なおも組むノエルは離れて、右が交錯、またもソヨンの蹴り足を掴んだノエルがテイクダウン。ソヨンはフルガードのままホーン。  2R、サウスポー構えから右左で前に出るソヨンはノエルを金網に詰めてダブルレッグテイクダウン! 細かいパウンドのソヨンにクローズドガードのノエルは抱きかかえ、ブレーク。  スヨンのシングルレッグからの小外を切ったノエルが上に。足を戻してノエルの蹴りのスペースでケージで立つソヨン。ソヨンはシングルレッグテイクダウン。ノエルは腕十字狙いもヒジを伸ばせず。ソヨンが上から鉄槌でホーン。  判定3-0(20-18×3)でトップから打撃を当てケージレスリングでも上回ったソユンが勝利。試合後、ソユンは「初めての修斗後楽園ホールで嬉しいです、もっと一生懸命練習して優勝するように頑張ります」と語った。 [nextpage] ▼epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2024 女子アトム級 5分2R〇平田彩音(BURST)47.1kg[1R 0分33秒 KO] ※左フック×檜山美樹子(ナゴヤファイトクラブ)47.4kg 平田「1RでKOか一本で勝ちたいと思います。応援よろしくお願いします」 檜山「以前対戦して負けてしまったので何としてもリベンジしたいです。このエプソムソルトを愛用していますので、勝っていただいて帰りたいと思います」  1R、先に詰める平田は、自身より大きな檜山に右をヒットさせると左で崩すと右から左の5連打! 檜山をKOした。勝ち点4を獲得した平田は、「KO出来て嬉しいです!」と大きな声で語り、佐々木、フジメグら周囲に感謝の言葉を述べると、「優勝したいと思います」と宣言した。 [nextpage] ▼epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2024 フライ級 5分2R〇大竹 陽(リーグ戦勝ち点7/HAGANE GYM)56.8kg→56.7kg[1R 3分38秒 TKO]×ヤックル真吾(リーグ戦勝ち点3/T-REX柔術アカデミー)56.5kg 大竹「ちょっとオーバーしたので時間内に落として成立させます。面白い試合をして、ドキドキするような試合を2人で作れたらと思います」 ヤックル「とにかく勝ちたいです、勝ちます! 応援よろしくお願いします」  1R、スイッチしての打撃のヤックル。右で飛び込むヤックルに、サウスポー構えの大竹は左を伸ばし、カーフをヒット。シングルレッグのヤックルはバッククリンチも、正対し突き放す大竹。詰めるヤックル。  大竹は左ミドル、後ろ蹴りを当てると、カウンターの左ストレート! 後方に倒れたヤックルをパウンドアウトし、1Rフィニュシュ。勝ち点4を追加。計7Pとなった。 [nextpage] ▼バンタム級 5分2R△平川智也(同級世界10位・マスタージャパン東京)61.1kg[判定0-0] ※19-19×3△新井拓巳(ストライプル新百合ヶ丘)61.2kg [レフェリー]片岡 誠人[サブレフェリー]鍋久保雄太 19-19(1R 10-9/2R 9-10)出合 淳  19-19(1R 10-9/2R 9-10)渡辺 明伸 19-19(1R 10-9/2R 9-10) 新井「第1試合で初のランキングの選手との試合。しっかりフィニッシして、上にアピールしたいです」 平川「キャリアの中でも第一試合は初めてかもしれないです。大会に火をつけるようなアグレッシブないい試合でフィニッシュを見せたいと思います」  1R、ともにサウスポー構え。低い構えの平川に右ハイを見せる新井。平川も左カーフ。新井のシングルレッグを差し上げる新井。平川はレベルチェェンジから右フックを当てる。新井も右ミドル。詰めてシングルレッグの粗いに尻は着くもすぐに立つ平川は左右の連打で平川を下がらせる。  新井はそこにカウンターのダブルレッグテイクダウン。クラッチを組んで崩すが切る平川、ともに右を当て、いったん間合いを開けると、ワンツーの飛び込みは平川。詰め返した新井にワンツーも最後に新井がダブルレッグテイクダウン。ヒジを落としてホーン。  2R、左右ローの平川。角度をつけて左右に開いてのステップでワンツー。新井はローシングルも金網で上体は立てている平川。その立ち際にバックを奪った新井。両足をかけて4の字ロックをセット。正対した平川にがぶりも首立てる平川に、なおもシングルレッグの新井。マウントからヒジも平川もスクランブル。  判定は19-19×3でドローに。 [nextpage] ▼2024年度新人王決定トーナメント一回戦ライト級 5分2R〇手島 響(パラエストラ綾瀬)70.2kg[2R 0分21秒 KO] ※右ストレート×直島弘昌(修斗GYM神戸)69.8kg 直島「イケメン集団修斗GYM神戸の直島弘昌です。1回戦必ず勝ち切って決勝に行って新人王となります。近々修斗神戸に2つタイトルが来るのが楽しみです」 手島「ド派手な試合でKO狙って勝ちたいと思います」  2R開始早々、前に出た手島はワンツースリーフォーと4連打で直島をケージに詰めると右ストレートでマットに沈めた。
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