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【DEEP】須田萌里がイ・イェジに一本勝ちで再起! 三村が鬼山にスプリット判定勝ち、牧野が44秒KO勝ち、日拳強豪・角野が3連勝! 青野が大阪2連勝、堂園がMG眞介に競り勝つ

2024/09/22 12:09
 2024年9月22日(日)午後1時から、大阪・錦秀会住吉区民センター大ホールにて『DEEP OSAKA IMPACT 2024 3rd ROUND』が開催された。前日計量は全選手がパス。試合の模様は、DEEP/DEEP JEWELSメンバーシップYouTube、ツイキャスにて配信された(※見逃し配信中)。 ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分3R〇須田萌里(SCORPION GYM)48.25kg[1R 3分17秒 腕十字]×イ・イェジ(韓国/team aom)48.85kg  49kgの女子スーパーアトム級では、1月の悪夢のグローブ掴みがあった『BLACK COMBAT 10』でのパク・シユン戦の判定負けから8カ月ぶりに須田萌里(SCORPION GYM)が復帰。しなしさとこや古瀬美月を破っているイ・イェジ(韓国/team aom)と対戦する。  1R、ともにオーソドックス構え。左ジャブを見せる須田にイ・イェジは右ロー。すぐに須田もローを返すが、蹴り足を掴んだイ・イェジがテイクダウン。しかしグラウンドには行かず。  左右を突いて右を差して組んだ須田。体を入れ変えるイ・イェジに須田は首投げ狙いも首を抜いてバッククリンチから離れるイ・イェジ。ともに前蹴りからイイェジは小手巻き投げもすぐに立つ須田。  イ・イェジの立ち上がりにすぐにボディロックテイクダウン。立ち際にバックマウントに!  身体をのばしかけた須田のパウンドに、イ・イェジは正対。そこに須田は腕十字に! イ・イェジはいったんインサイドガードに入るが、手首を掴んだままの須田は再び両足をかけて腕十字に!  何度もイ・イェジは後転からまたいでヒジを抜きかけるが、その都度須田は仰向けにさせて、最後はヒジを伸ばしてイ・イェジがマットをタップ。レフェリーが間に入った。  ケージに登ってガッツポーズの須田は「萌里」コールに試合後、「地元・大阪での試合でたくさんの人に見に来てもらい、しっかり極めて勝てて感謝しています。大阪からでもどんどん強くなってベルトを獲れるように頑張ります」と語り、ケージを降りると、父に駆け寄り歓喜のハグをかわした。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分3R〇三村 亘(パンクラス大阪稲垣組)66.15kg[判定2-1] ※29-28×2, 28-29×鬼山斑猫(KRAZY BEE)66.00kg  1R、ともにオーソドックス構え。先に左右で前に出る三村。鬼山の押し戻しに三村は左右を強振し、左を当てて金網に詰めてダブルレッグへ。  尻下でクラッチし中央側にテイクダウン。鬼山の下からの腕十字に離れると、立ち上がりの鬼山をすぐにシングルレッグ。金網背に片ヒザ立ちの鬼山は左で差して立ち上がり体を入れ替えシングルレッグへ。そこにスイッチからバックを奪う三村!  両足をかけるもシングルバックに。そこで解除して立つ鬼山はヒザ。右ヒジを突き、ダブルレッグへ。差し上げる三村。ブレーク。右ローの鬼山。三村の頭を下げた入りに左右を打ち下ろし、跳びヒザも。  2R、ワンツーで入る三村。遠間に立つ鬼山は右ローを当てて左右からシングルレッグへ。差し上げる三村は金網背から体を入れ替え押し込み。差し上げる鬼山が離れると際で右。  鬼山もすぐに詰めて首相撲ヒザもその際でバッククリンチは三村。すぐに胸を合わせた鬼山はシングルレッグへ。差し上げる三村が体を入れ替え左で差して押し込み。  ダブルレッグからシングルレッグへ。頭をつけて立つもブレーク。三村の左瞼がカットし、出血。中断。ドクターチェック。  再開。ワンツースリーの三村をバックステップでかわし鬼山。詰めて三村の前手左フックをかわしてボディロックへ行くも、すぐに体を入れ替えた三村が押し込みゴング。  3R、先に圧力をかかえける鬼山。三村は左右にヒザをもらいながらも突進、鬼山は右を突き、シングルレッグへ。金網まで押し込みテイクダウン狙いも差し上げる三村。  左ジャブ、右ストレートを手数を止めない三村。鬼山との右の相打ちからシングルレッグへで前に。ケージに押し込み右足をかかえ、崩そうとする三村。しかし体を入れ替えた鬼山が三村に尻を着かせるテイクダウン。ここもケージ背に立つ三村は残り10秒でギロチンチョークを仕掛けてゴング。  判定2-1(29-28×2, 28-29)で三村が接戦を制した。三村は11月の古根川戦につづく2連勝。鬼山は4月の高野優樹戦に続く2連続判定負け。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R×古根川 充(修斗ジム ASH)[1R 0分44秒 KO]〇牧野滉風(柔術&MMA アカデミーG-face)  1R、ともにオーソドックス構え。右ローから入り圧力をかける古根川、牧野もサークリングしてワンツーを突くと右に古根川がダウン! 牧野が44秒 KO勝利を決めた。 [nextpage] ▼DEEP ウェルター級 5分2R〇角野晃平(TEAM FAUST)77.35kg[判定3-0] ※20-18×3×中門虎鉄(パラエストラ東大阪)76.00kg  1R、ともにサウスポー構え。角野は左ロー、長い左ストレート。ブロッキングの中門。中門の左ローがローブローとなり中断。再開。  左ミドルを当てる角野。中門の左に左ボディストレートを合わせ、中門の入りにワンツー! 左アッパー! しかしそのラッシュに中門は左を当ててダウンを奪う!  立ち上がる角野を詰める中門。角野は左のダブルを当て返すが、前に出る中門は左を被弾しながらもダブルレッグテイクダウン!  尻を着くもケージで立つ角野。押し込む中門との体の入れ替えから角野は左ヒジ! しかし中門も押し戻して中央に。角野の左を浴びながら右をかぶせて返す。  左ヒザを突く角野は左ハイ! 左右で一気に前に出るとボディロックテイクダウン、マウントパウンドもゴング。打ち打たれつの初回に。  2R、ガード低く詰める角野。ワンツーからスリーフォーと繋げ左ミドル、ヒザも当てるが、中門は下がらず。右前蹴り。ダブルレッグへ。金網までドライブしてボディロックテイクダウン! サイドに。背中を見せて立つ角野は離れてスタンドに。  中門のシングルレッグを切ってスタンドに。左の突き、ヒザで前に出ると、中門ももらいながらも顔を背けて右で差して組みに。ブレーク。  ともに疲弊。角野は左ミドル、突き。右差しで押し込む中門。小手に巻いて払い腰テイクダウンは角野! 中門は下から鉄槌もパスそた角野がマウント&パウンド! 中門がハーフに戻すも背中を着けさせた角野はヒジ。鉄槌。最後にストレートフットロックに中門が上体を立ててゴング。  判定は3-0(20-18×3)で有効打を当てた角野が勝利。日本拳法の強豪・角野がMMA3連勝とした。 [nextpage] ▼DEEP JEWELS 49kg以下 5分2R〇青野ひかる(FIGHT LYNX)49.00kg[判定3-0] ※20-18×3×サダエ☆マヌーフ(総合格闘技道場コブラ会)48.65kg  1R、開始早々テイクダウンを奪う青野。ニーシールドのサダエは右脇差しも、首を抱えて左小手で潰してハーフの青野はパス。  亀から立つサダエのサイドバックにつき、仰向けになるサダエのサイドに。ニーオンから右で脇差しマウントへ。左脇に頭を突っ込み肩固め狙い。半身になるサダエはハーフに戻すと、青野は上から鉄槌。  剥がして寝かせて鉄槌連打! 足を戻すサダエの両足をかついで後転させ、リストコントロールしサイドバックでパウンド。ゴング。  2Rもサダエの右に合わせてシングルレッグテイクダウンは青野。そこにサダエは50/50で外がけヒールからトーホールド狙い。青野は右で顔を剥がして潜らせず。足関節を解いたサダエはハーフに。  潜らせない青野は、サダエの蹴り上げの足の戻しについていき立たせず。パスガードからニアマウントで肩固め狙い。腕を戻すサダエの首を抱えてニンジャチョークも狙う青野はサダエの前転にもついていくとバック、ニアマウントで上を獲りゴング。判定20-18×3で青野がフルマークで勝利した。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R×MG 眞介(reversal gym osaka anne)61.20kg[判定0-3] 18-20×2, 19-19マスト堂園〇堂園 悠(修和館)61.55kg  1R、ともにオーソドックス構えから。サウスポー構えにスイッチした堂園。オーソに戻して右ハイをガード上に突く。左ハイの牽制から左ローを当てる眞介。  堂園はサウスポー構えになり右ジャブ、堂園は右ハイをガード上に突く。堂園の左はまだ遠い。スイッチ際を狙う眞介は右オーバーハンドをヒット! 笑う堂園に右ローも。堂園も右オーバーハンドから左右で詰めるがゴング。  2R、オーソで入る堂園は右ハイ。ブロッキングの眞介。ともに慎重な展開のなか、左ジャブをダブルで突く眞介は右オーバーハンド。かわした堂園も左で飛び込むがともにヒットせず。  詰める眞介は右ミドルをヒット! オーソから右を振る堂園をかわし前に。堂園は右ローを返すが、詰める眞介は組みに。離れ際にヒジを振る。  互いの右が交錯するなかワンツーの右は堂園! 眞介も右を返すと間合いが近くに。眞介が右目尻をカットしドクターチェック。再開。残り1分。右で前に出る眞介。堂園は右ミドル。右の打ち合いで眞介の右に堂園が一瞬止まるもすぐに打ち返しに行きゴング。  判定は3-0(20-18、マスト堂園×2)で堂園が勝利。3連勝をマークした。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R×桑本征希(SMOKER GYM)68.25kg[2R 2分57秒 リアネイキドチョーク]〇延命そら(TEAM FAUST)66.20kg  1R、サウスポー構えの桑本に、オーソの延命。桑本は、左前蹴りを腹に。延命も右ミドルを返す。左右から押し込みヒザを突く桑本。離れ際にヒジ、さらに左ミドルも、蹴り足を掴んだ延命がテイクダウンから、立ち際に即バックに。  バックマウントからパウンドを連打し、桑本が動けず。レフェリーが「動かないと止めるぞ」というなか、桑本は首を狙われながらも立ち上がり。今度は延命の左の蹴りを崩してテイクダウンは桑本もゴング。  2R、ワンツー、右ミドルに繋いで前に出る延命に、桑本はシングルレッグからボディロックテイクダウン。金網使い立つ延命はヒザで飛び込むが、そこに組む桑本。肩パンチ。延命もヒジ、ヒザを突いて体を入れかえテイクダウン!  桑本は疲弊したか、そのままマウントを奪った延命はパウンド、バックマウント。リアネイキドチョークを極めた。延命は3連続フィニュシュ勝利。 [nextpage] ▼DEEP フライ級 5分2R×藤田健吾(パンクラス大阪稲垣組)57.10kg[1R 4分55秒 TKO] ※右ストレート→パウンド〇飴山聖也 (ENCOUNTER)56.85kg  1R、ともにオーソドックス構え。飴山のワンツーを被弾しながらも藤田は腰を落としてダブルレッグへ。引き出して飴山に尻を着かせる。  上体は金網に立てて切って立つ飴山が左右を振るがまたも藤田がテイクダウン。飴山は下からヒジ。立ち上がり。  藤田のシングルレッグを切る飴山は左右で前に。左から右を当てると藤田がダウン! 飴山がパウンドでレフェリーが間に入った。飴山は3連続1Rフィニュシュ。 [nextpage] ▼DEEP メガトン級 5分2R×KENNY 中村・ザ・天才チンパンジー(MAXI GYM)112.60kg[1R 0分17秒 TKO] ※左右ラッシュ→パウンド〇竹内龍吾(KING GYM KOBE)98.95kg ともにオーソドックス構え、竹内の左右に中村が後退、ケージに詰まり右を被弾しダウン、パウンド。竹内は3連続KO・TKO勝ち。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇宜野座ケビン(SPLASH)65.95kg[判定2-1] ※20-18×2, 19-19マスト小西×小西澄斗(VICTORY GYM)65.20kg  1R、ともにオーソドックス構え。詰めて組む宜野座はダブルレッグから尻下でクラッチして持ち上げテイクダウン! ハーフの小西はフルガードに戻すと立ち上がり。その際でパウンドを打つ宜野座。右差しでボディロックテイクダウンを狙うが、正対した小西。ブレーク。  左ハイの小西。ブロッキング宜野座は詰めて再びダブルレッグテイクダウン。小西の立ち際にパンチをまとめる。左差しで押し込む宜野座は再びクラッチしてテイクダウン。  2R、右で飛び込む小西だが、右フックの打ち終わりに左で差して組む宜野座が詰めながらクリンチボクシング。このラウンドをテイクダウンを奪う。金網背に立つも受け身の小西。立ったところで足をまとめられてテイクダウン。立ち上がるもみたびダブルレッグで尻を着き、ケージ背にしたまま残り10秒で立ち上がるもゴング。  判定は2-1で組んで細かい打撃を入れた宜野座が勝利した。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇松原聖也(Team FreeStyle)57.15kg[判定3-0] ※20-18×3×前原泰輝(All My Homies)57.10kg  1R、オーソの松原が右ロー、ミドル。サウスポー構えの前原にインローも。ワンツーの飛び込みの松原は左フックで前原に片ヒザを着かせると組みに。前原のギロチンから首を抜き、強い右のパウンド! 立ち際にバック狙いも落とした前原がシングルレッグへ。  サブレフェリーの笛で中断。両者に口頭で説明があり再開。  詰める松原。左インローの前原はシングルレッグへ。そこにヒジを突く松原はヒザも突き、小内刈テイクダウン。立ち際にバックに回りリアネイキドチョーク狙いも前原が正対。下から三角狙いを松原が外してゴング。  2R、右ローの松原。左フックで飛び込み、右ハイも。左ハイの前原をさばき、右を強振。さらに前手の左フックも。右ボディを突いてから右フック。前原のシングルレッグを切ってバックマウント。  前原は正対。ローシングルも松原に切られる。サイドからマウント、バックマウント奪う松原はパウンド、コントロール。立つ前原にヒジを突いてゴング。判定3-0で松原が勝利。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R〇大空斗(パンクラス大阪稲垣組)60.55kg[1R 4分14秒 KO] ※×江田塾長こうすけ(MIBURO)61.70kg  1R、先にテイクダウンの江田。大空斗はフルガードに戻して蹴り上げから立ち上がり。右で飛び込む江田に低いガードで詰める大空斗は右ロー。シングルレッグも離れる。  スタンド、大空斗は右ローから右を当てると江田が前のめりにダウン。すぐにレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEP フェザー級 5分2R〇三井俊希(reversal gym osaka anne)66.00kg[1R 0分50秒 KO]×藤田宇宙(パンクラス大阪稲垣組)65.95kg  1R、サウスポー構えの藤田にオーソの三井。喧嘩四つで藤田のローがローブローに。再開。藤田のシングルレッグを切った三井は踏み込みの速い右を当てると、藤田の左に、右から左フック! 藤田が崩れすぐにレフェリーが間に入った。 [nextpage] ▼DEEP バンタム級 5分2R〇山﨑鼓大(BLOWS)61.50kg[判定2-1] ※20-18×2, 18-20×カーレッジユウキ(VICTORY GYM)61.50kg [nextpage] ▼DEEP JEWELS フライ級 5分2R 〇樹季(フリー)57.35kg→57.20kg[1R 4分07秒 TKO]×山口 恵(BLOWS)56.20kg  1R、山口の右をかいくぐり、首投げテイクダウンの樹季が袈裟固めパウンド。首を抜きたい山口だが、そのまま抜けず。樹季がTKO勝ち。 [nextpage] ※アマチュア結果は後ほど更新 ▼DEEP フェザー級 3分2R アマチュア Sルール 3分2R×石田拓己(ROOTS ジム)64.95[判定1-2] ※18-20, 20-18, 19-19マスト三浦〇三浦健人(パラエストラ広島)65.65kg [nextpage] ▼DEEP バンタム級 3分2R アマチュア Sルール×原田泰志(パラエストラ広島)61.40kg[1R 0分58秒 腕十字]〇梅本純平(パラエストラ森ノ宮)60.85kg
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