(C)Takazawa Keisuke/GONG KAKUTOGI/report by JimuraYunta
2024年9月16日(月・祝)、東京・後楽園ホールにて『宗明建設 Presents DEEP 121 IMPACT』(U-NEXT配信)が開催された。
メインとセミで2つのタイトルマッチが行われ、メインは「DEEPバンタム級王座決定戦」(5分3R)として現DEEPフライ級王者の福田龍彌(MIBURO/61.05kg)と、RIZINからDEEP参戦の瀧澤謙太(Fired Up Gym/61.20kg)が対戦。瀧澤の右ストレート、蹴りの動きを見切った福田は、瀧澤の右ヒザに合わせて右フックで瀧澤をダウンさせ、パウンド1発! KO勝ちで二階級制覇した。
セミでは「DEEPライト級タイトルマッチ 」(5分3R)として、王者・江藤公洋(和術慧舟會 HEARTS/70.10kg)に、野村駿太(BRAVE/70.25kg)が挑戦。江藤のテイクダウンを切った野村が打撃を当てて判定5-0で勝利。ライト級新王者に輝いた。
▼メインイベント DEEP バンタム級王座決定戦 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)61.05kg
[1R 4分19秒 TKO] ※右フック→パウンド
×瀧澤謙太(Fired Up Gym)61.20kg
メインベントは、「DEEPバンタム級王座決定戦」(5分3R)として、現DEEPフライ級王者の福田龍彌(MIBURO)と、7月14日にCOROに判定勝ちしたばかりの瀧澤謙太(Fired Up Gym)が対戦。福田は3月の前戦で雅駿介に1R TKO勝ち。二階級制覇に挑む。瀧澤は4連敗から7月のDEEPで再起を果たしたが、実力者・福田を相手にRIZINバンタム級戦線で戦ってきた意地を見せるか。
福田「2試合飛ばしちゃって、ようやっと暴れられるなあという感じです。明日もいつも通りヒリヒリさせます」
瀧澤「今日まで完璧にやり切りました。明日もやり切って、しっかりKOします。押忍」
バンタム級王座決定戦5分3R。
1R、サウスポーの福田に瀧澤はオーソドックスに構える。中央で待ち構える福田の周りを回る瀧澤。福田がプレッシャーを掛けると飛び込んで右を入れた瀧澤。さらに詰めた福田。福田が飛び込んで左をヒットさせる。
前蹴りを入れた瀧澤。飛び込んで左を入れる福田に瀧澤も右を返す。右ストレートを打ち込む瀧澤。さらに右ミドル。詰めてきた福田にワンツーを入れ離れる。
瀧澤の飛び込んでの右に対し、福田も飛び込んで左をヒットさせる。
残り1分。瀧澤の右のヒザに合わせて飛び込んだ福田の右フックがビッグヒット! アゴにもらった瀧澤が仰向けにダウン! KO!
1R4分19秒、福田がKO勝ちでフライに続き、バンタム級王座戴冠で二階級制覇を達成。福田はケージのなかで息子を抱きかかえたまま勝利のマイク。「面白いことは言えないけど、スキルじゃその辺の人には負けないと思っています。一回飛ばしちゃったんですけど、次に防衛戦するなら、後楽園で元谷(友貴)さんとやりたいです。ちゃんと白黒つけましょう。お互いの時期が違うとかあれば、僕も違うところで試合したいです。こうして後楽園で生で現地でリアルで共有できている人たちが大好きです。オブリガード、またヒリヒリさせます」と語った。