2024年10月14日(月・祝)東京都内にて旗揚げ大会『ROMAN ONE(ローマン ワン)』を開催するROMANが10日、会見。一部対戦カードを発表した。無観客で日本と米国を中心に世界へライブで英語実況も同時配信する。
Roots of Martial Arts Networkを標榜するROMANは、渡辺直由CEO、中井祐樹・名誉顧問、弘中邦佳・実行委員会代表ら、日本国内総合格闘技界の黎明期を支えた格闘家たちが運営し、
1.現代に蘇る進化したバーリトゥード(※時間無制限。ラウンド制無し、頭突き、金的あり、指関節あり)2.道衣を着用したMMA3.より自由度の高いブラジリアン柔術(※ヒールフック、スラミング、外掛けあり)
という3つのルールで試合を行う(※プレ大会『ROMAN ZERO』の模様)。
10日の会見では、松本大輔(X-TREMEEBINA)、清水俊一(宇留野道場)、渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)ら選手も出席。下記6カードが発表された。
▼時間無制限バーリトゥード : R.O.M.A. Rules (Roots Of Martial Arts Rules)74.8kg渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)MMA8勝11敗ウィル・チョープ(米国)MMA42勝21敗
▼道衣着用MMA : ROMAN COMBAT (DOGI MMA)65.8kg 5分2R松本大輔(X-TREMEEBINA)清水俊一(宇留野道場)
▼道衣着用MMA : ROMAN COMBAT (DOGI MMA)61.2kg 5分2R小松凌介(吉本興業)大西真矢(リバーサルジム新宿 Me,We)
▼道衣着用MMA : ROMAN COMBAT (DOGI MMA)71.5kg 5分2R深澤 新(フリー)柿原昇汰 (福岡MMAレンジャーズジム)
▼道衣着用MMA : ROMAN COMBAT (DOGI MMA)102.1kg 5分2R関澤寿和(ねわざワールド蓮田)土屋茂樹(和術慧舟會福岡)
▼新柔術ルール : ROMAN JIUJITSU (Jiujutsu)78.5kg 7分森戸新士(LEOS)柳井夢翔(mewe)
【出場予定選手】大浦マイケ、セネガル相撲王者
渡辺直由CEO「新たな格闘技の世界線を探りに行きたい」
「道衣MMAについては、『ROMAN ZERO』で道衣MMAをやったときに“膠着するんじゃないか”と言われましたが、“普通にMMAになっている”と言われ、それこそが格闘技の進化だと思います。僕らがMMAとか柔術を始めた頃は“寝っ転がってこんなことをやっても絶対に流行らない。世の中には受け入れられない”と言われていました。しかし今はMMAも柔術も世界を席巻している。だからといって道衣MMAもそんな甘いものではないと思いますが、知恵を絞り、選手たちの情熱があれば、これを世界的な流れにできるのではと思っています。
1993年の第1回UFCや、中井先生が出場していた1995年の『VALE TUDO JAPAN OPEN 1995』を見ました。あの頃は総合格闘技はそこまで確立していなく、当時は“今後、総合格闘技は裸体でやるのか道衣でやるのか”という話をみんなしていました。違う世界線があったら、今、道衣MMAが主流になっていた可能性があったんじゃないか。ゼロではなかったのではと思っています。それを皆さんの協力を得て、また新たな格闘技の世界線を探りに行きたい。
ホイス(グレイシー)選手が道衣ありで戦っていた姿を見て来た。いま流行っている柔術・柔道を合わせたものをやりたかった。
腕を(道衣で)くくったパウンドあり。グラウンド状態での蹴り上げもOK。道衣を脱がす行為はNG。帯による絞めは、帯を外して絞めるのはNG。ラペラのように帯を巻いたまま使うのはOKです」