2024年10月12日(土)東京・後楽園ホール『MAROOMS presents KNOCK OUT 2024 vol.5』の追加対戦カード発表記者会見が、8月6日(金)都内にて行われた。
スーパーファイトのKNOCK OUT-BLACK-55.5kg契約3分3R延長1Rで、古木誠也(TEAM TAKAGI)vs.國本真義(MEIBUKAI)の王者対決が決定。
古木はフルコンタクト空手で多数の優勝・入賞歴があり、持ち前の破壊力で2022年12月に工藤“red”玲央を初回KOしてKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座に就いた。2023年8月、小倉尚也を初回KOで破り王座初防衛に成功。12月に壱・センチャイジムに敗れたが、2024年4月にK-1グループの内田昌に判定勝ち、6月に福田拓海を初回でKO、8月にサンティアゴ・ペルシバルをKOと3連勝を飾り、戦績を10勝(8KO)3敗とした。
國本は26勝(8KO)25敗5分の戦績を持つベテランの國本真義(MEIBUKAI)。アクセル、ホーストカップ、シュートボクシング、REBELS、BOM、RIZINなど様々な団体に出場し、2020年12月にWMCインターコンチネンタルバンタム級王者になった。2024年5月、JOHSEIに判定勝ちでHOOSTCUP日本バンタム級王座に就いて2冠王となっている。
古木は「10月までしっかり仕上げてきっちり勝ちます」、國本は「ホーストカップのベルトを背負って戦うので、絶対に負けられないのでしっかり仕上げて臨みます」と、ぞれぞれ王者らしい意気込み。
互いの印象を聞かれると、古木は「自分より戦績が多いのでテクニックがあると思うけれど、自分はいつも通りの戦いをして倒します」、國本は「凄いパンチ力でどんどんKOしていますが、自分は51戦以上やってKO負けがないのでKOされることはないので、しっかりと勝ちに行きたいと思います」と自分をKOすることは出来ないと答えた。
どうKOするつもりかと聞かれた國本は「古木選手の長所を潰しながら、しっかり削って倒せるところを探して。映像をいくつか見ましたが、パンチ力はもちろんあるがもらうところははもらってくれるので隙を突いて行こうと思います」と古木のディフェンスの甘さを指摘。
これに古木は「特に気にせずいつも通り行きます。自分はもらっちゃう事もあるけれど、打ち合いになれば自分が勝てるので倒します」と、相手の攻撃をもらってしまうことは認めながらも自分が倒すので関係ないとした。
団体を背負う王者同士の戦いという部分に関して、古木は「自分はKNOCK OUT代表でここに立たせてもらっているので、絶対に負けない気持ちで勝ちます」、國本も「ずっとホーストカップで試合をやらせていただいて、長年狙っていたベルトがやっと獲れたので、せっかく獲ったベルトを傷つけられないので対抗戦に勝ってベルトの価値を上げたいと思います」と、共に王者としてのプライドを見せた。
國本はREBELS(現在はKNOCK OUTと統合)時代に参戦したことはあるが、KNOCK OUTには初出場ということで「しっかりと削って相手が嫌がるところを突いていくので、古木選手の隙を突くような一瞬の攻防に期待してください」と自分の試合の見どころを語る。古木の「打ち合いになれば倒す」との言葉には「状況を見て。まずはいいところを殺しながら、時を見て打ち合うところは打ち合う。強い人を倒していきたいです」と状況次第と答える。
対する古木は、國本の「削っていく」との発言に対して「削られる前に倒しに行きたいです」とニヤリ。「前回は1・2Rで倒せなかったので、3Rに(自分が)カットしてからガンガン行けたんですが、今回は1Rからガンガン行こうと思います。自分の試合はみんなKOを期待していると思うのでそれを見せたいです」と最初からKOを狙って飛ばしていくと言い放つ。
國本は「古木選手の持ち味はパワーだと思うので、僕はテクニックを使って古木選手のいいところを潰すイメージでやっていく。KO負けはしたことないので、そこは狙えるものなら狙ってみろと。頑張ってもらいたいと思います」と自分をKOするのは無理だと告げ、「この攻撃は当たるだろうなって作戦を立てて、今は精度を上げる練習をしています」とした。
勝てば次はKNOCK OUTのタイトルに挑戦したいかと聞かれると、「正直そこまで意識はしていなくて、ホーストカップの王者としてKNOCK OUT王者よりも上だということを証明できればいいかなと思っています」と、古木に勝てればいいと答えた。