2024年9月6日(金)タイ・ルンピニースタジアム『ONE Friday Fights 78』(U-NEXT配信)に、今週は日本人選手2名が参戦する。
【写真】初参戦で熱闘を展開した黒田が2度目の出場(C)ONE Championship 第3試合で黒田直也(ハーデスワークアウトジム)がキャッチウエイト(53.97kg)キックボクシング3分3Rで、ジョリー・ド・ルー(ルーマニア)と対戦。
黒田は西日本統一プロKICK BOXINGバンタム級トーナメント優勝、BEASTバンタム級王座の実績を持ち、RISEやBOMに出場。主に西日本で活躍し、8月2日の『ONE Friday Fights 73』で初参戦。アグレッシブファイトで熱戦を展開したが、ファジャラットに3RでKO負けを喫した。今回初参戦のルーを相手に初白星なるか。
【写真】KNOCK OUTでOFGマッチは経験済みの重森 第5試合には重森陽太(クロスポイント吉祥寺)が初参戦でシン・ドンヒョン(韓国)とキャッチウエイト(63.5kg)ムエタイ3分3Rで対戦する。
重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。
2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。その後は所属を変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負け。11月にオープンフィンガーグローブ戦に初挑戦し、ルンペットを2RでTKOに破った。2024年2月の『RWS JAPAN』ではサミンデットに判定負けを喫したが、4月はセーンダオレックから左フックで2度のダウンを奪って勝利すると6月にレンタを破り国内最強を証明。戦績は41勝(18KO)8敗6分。
重森はONE本戦契約を狙うとしており、初出場のドンヒョン相手に勝ち方も問われることとなる。KNOCK OUTですでにOFGマッチも経験済みで、期待されるところだ。
また、今大会のメインイベントには日本でもお馴染みのパコーン・PK・センチャイムエタイジム(タイ)が登場。ファビオ・ヘイス(ポルトガル)とバンタム級ムエタイ3分3Rで対戦する。
パコーンは9歳からムエタイを始め、2008年にラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級王座、2013年にタイ国プロムエタイ協会ライト級王座、2014年にルンピニースタジアム認定ライト級王座、同年にはWMCライト級王座とYOKKAO -65kg級王座も獲得。さらには2016年にWKU世界-67kg世界王座とThairathTVのウェルター級王座、2017年にフェニックスファイティングチャンピオンシップ王座、2022年にはBOMウェルター級王座とWPMF世界ウェルター級王座も獲得。
2013年にはタイ・スポーツ局が選ぶMVPにも輝いた。2022年からはエイワスポーツジムにてトレーナーとして吉成名高や品川朝陽ら日本人選手を育成しながら選手活動も行い、ムエタイのみならずK-1でも2023年3月に第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人、6月に第8代Krushスーパー・ライト級王者の佐々木大蔵に連勝。2024年6月にONE初参戦、元ルンピニー王者のラフィを1RでTKOに破り変わらぬ実力を見せつけた。戦績は194勝(9KO)45敗5分。
ヘイスは2023年2月からONEに参戦し、フェラーリ、元ルンピニー&ラジャダムナンスタジアム王者センマニーを連続KO撃破する活躍を見せたが、7月のポンシリ戦で判定負け、11月のウラジーミル・クズミン戦で判定負け、前戦となる2024年3月にはソー・リン・ウーにKO負けと3連敗中となっている。