7月に開催された賞金トーナメントKCCの準決勝で対戦した岡田(左)と渡辺
2024年10月5日(土)6日(日)東京体育館で開催される全世界空手道連盟 新極真会主催『第56回オープントーナメント全日本空手道選手権大会』の全出場選手&トーナメント(体重無差別)組み合わせが発表された。
【写真】ベテランのマズール(左)
今大会には、極真会館の2017年第49回全日本大会優勝者・高橋佑汰(日本空手道 髙橋道場)ら他流派の精鋭はもちろん、外国人選手が6名出場。2019年第12回全世界選手権準優勝で2017年第49回全日本選手権5位のマシエ・マズール、全ヨーロッパ選手権2022年無差別級優勝&2023軽重量級優勝のマレック・ヴォルニー(共にポーランド支部)らが全日本の王座を狙ってやって来る。
迎え撃つ新極真勢は、エースナンバーと呼ばれるトーナメント最後の枠71番に岡田侑己(和歌山支部)が位置する。岡田は180cm、90kgと大柄な体格ながら回転技や飛び技など多彩な蹴りで観客を魅了する。2023年第13回全世界選手権では5位、7月に開催されて話題を呼んだ賞金トーナメント『第1回空手Champion of Champions』(KCC)では男子の部決勝でエヴェンタス・グザウスカスを破り優勝を果たした。
もうひとつのエースナンバーと称されるゼッケン1番には渡辺優作(世田谷・杉並支部)が位置した。渡辺は170cm、90kgの体格でスピードのある動きと爆発力のある突きを得意とする。重量級の“ダイヤの原石”と呼ばれるほど期待されており、第13回全世界選手権では8位、2023年第8回JFKO全日本選手権では重量級優勝を果たしている。KCCでは準決勝で岡田侑己に延長戦で敗れており、決勝で岡田と再び拳を交えることはあるのか。
女子は30名が出場し、こちらにも他流派とポーランド支部から2名が参戦。
優勝候補は鈴木未紘(厚木・赤羽支部)で、167cm・67kgの体格で18歳にして第13回全世界選手権で優勝。2023年第54回全日本選手権で優勝、第8回JFKO全日本選手権で軽重量級優勝、KCC女子の部でも優勝と圧倒的な強さを誇る新極真会の女子トップ選手。
ゼッケン1番には網川来夢(福岡支部)。171cm、58kgと女子の中では長身で、第13回全世界選手権で準優勝、2022年第7回全世界ウエイト制選手権では軽重量級3位の実績を残す。KCCでは準決勝でブリジタ・グスタイタイテ(リトアニア)に判定で敗れ涙を飲んだ。
また、今大会では「型」の全日本選手権大会も同時開催される。