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【RIZIN】伊澤星花vs.浅倉カンナ、矢地祐介vs.宇佐美正パトリック、金太郎vs.秋元強真、新井丈vs.ズールー、ダウトベックvs.木下カラテが意気込み語る

2024/08/21 23:08
 2024年9月29日(日)さいたまスーパーアリーナで開催される『Yogibo presents RIZIN.48』の追加カード発表記者会見が8月21日(水)、都内にて行われた。  会見に出席した伊澤星花(Roys GYM)、浅倉カンナ(パラエストラ松戸)、矢地祐介(フリー)、金太郎(アメリカン・トップチーム)、秋元強真(JAPAN TOP TEAM)、、新井丈(和術慧舟會HEARTS)、木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)のコメントは次の通り。 ▼RIZINスーパーアトム級(49.0kg)5分3R伊澤星花(Roys GYM)浅倉カンナ(パラエストラ松戸)  今大会で引退する浅倉は、2017年「RIZIN女子スーパーアトム級ワールドグランプリ」決勝でRENAに一本勝ちで優勝。その後、2019年から2020年にかけて4連勝も、浜崎朱加との同級タイトルマッチでは2度敗れるなど戴冠ならず。2022年7月の同級GP1回戦でパク・シウに判定負け後、2023年4月の前戦で元ONEのV.V Meiに判定勝ちしていた。  MMA13勝無敗の女王・伊澤は、現RIZIN女子スーパーアトム級王者。現DEEP JEWELSストロー級&アトム級王者。  2022年4月のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチで浜崎朱加に判定勝ちで王座戴冠。同年12月のRIZIN女子スーパーアトム級ワールドGPで、パク・シウにスプリット判定勝ちで優勝すると、2023年7月のRIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチでクレア・ロペスをニンジャチョークで極めて初防衛に成功。同年大晦日に山本美憂にRNCで一本勝ち。2024年3月のDEEP前戦でもパク・シユンに2R ニンジャチョークを極めて、現在4試合連続一本勝ち中。 伊澤「カンナちゃんの引退試合なので、しっかりカンナちゃんの試合の中で一番最高の試合をして、自分がしっかりと極めて勝ちたいと思います。  カンナちゃんの印象はレスリングが凄く強くて打撃も凄い上手な印象です。一生懸命やれば勝てると思います。最近あまり相手のことを気にしなくなってきて、自分のやる事をやっていくだけだなって気持ちですね」 浅倉「改めて引退試合として最後の試合を組んでいただいたことを嬉しく思っています。今まで自分がやってきたことの集大成として、今持っている全ての力を王者にぶつけたいと思っています。全然、記念試合とは思っていないです。しっかり後悔ない試合をしたいと思っています。  伊澤選手は女子格闘技界に出てきてからずっと強い選手ですし、負けもないので穴が見つけづらいんですが作戦通り思い切り戦いたいなと思っています。自分が練習通り戦えば行けると思います。ふとした時にこれが最後なんだと思ったりとか、気持ちの部分ではいつもと違うんですけれど、しっかり準備は出来ています」 [nextpage] ▼RIZINライト級(71.0kg)5分3R矢地祐介(フリー)宇佐美正パトリック(Battle-Box)  矢地は、今大会でライト級王座を争うホベルト・サトシ・ソウザ、ルイス・グスタボに連敗も、ボイド・アレン、ザック・ゼイン、キム・ギョンピョの代役の白川陸斗を相手に3連勝。202年5月にBellator初参戦で、元ROAD FC王者マンスール・ベルナウイに、1R ダースチョークで一本負けを喫した。  宇佐美は、元高校ボクシング6冠王者。フルコンタクト空手のベースも持ち、2022年10月にRIZIN初参戦。佐々木信治、“ブラックパンサー”ベイノアをいずれもKO・TKOに下すも、2023年4月にキム・ギョンピョに1R 一本負け。同年9月にはキックボクシングルールで元K-1王者の安保瑠輝也から二度ダウンを奪われ判定負け。2024年6月、徳留一樹を1R 右フックで沈め連敗脱出。  近年、組み力を増す34歳の矢地が国内の若手有望株の宇佐美を完封するか、24歳の宇佐美がタイトルマッチ経験者の矢地を打ち砕き、世代交代を果たすか。 矢地「宇佐美選手とは以前にも試合が決まりかけたことがあったんですけれど、その時はいろいろな事情が重なって流れてしまったんですが、またこうして決まるというのは彼とは縁があるのかなと思っています。前回、徳留選手にいい勝ち方をしていますし、若くて強いこれからの選手だと思うので、そういう選手と戦えるというのは僕としても嬉しい事なので、しっかりMMAで上回ってしっかり決着をつけたいと思います。  相手はボクシングのテクニックが凄くあって、ボディなんかも混ぜてくる凄く打撃が上手だなという印象。あとは身体の力も多分凄く強いんだろうなと思っているので、そこら辺を加味して組みと打撃を混ぜて本当のMMAで戦っていくのかなと思っています。  僕もベテランに差し掛かっていると思うので、その中で若いパワーがある選手と戦う経験が得られるのはファイターとして嬉しいことだなと思います。まだまだ全然あまちゃんだと思っているので、そこの厚みというものをこの試合でズシンと見せたいと思います」 宇佐美正パトリック(※代読)「矢地選手との対戦が決まり、とても興奮しています。自分の力を証明する時が来たと感じています。全力を尽くして、最高のパフォーマンスをお見せします」 [nextpage] ▼RIZINバンタム級(61.0kg)5分3R金太郎(アメリカン・トップチーム)秋元強真(JAPAN TOP TEAM)  金太郎は、かつて拳を交えた堀口恭司がいるATT入りし、2024年3月に、ダイキ・ライトイヤーに判定3-0で勝利し、連敗を「4」で止めた。31歳になり、今回、野心に燃える十代の超新星・秋元強真を技術と経験で圧倒し、完全復活を遂げるか。  5戦無敗、18歳の秋元強真は、幼少期にボクシングを1年間習い、その後8年間サッカーを経験。14歳の頃、朝倉兄弟に憧れ、中学卒業を機にプロを目指しパラエストラ柏(現THE BLACKBELT JAPAN)でMMAを始めた。アマチュア6戦全勝で、プロ3連勝後にJAPAN TOP TEAMへ移籍。2024年5月には朝倉未来推薦選手として『格闘代理戦争』に出場し、アラン“ヒロ”ヤマニハに2R、右ボディを効かせてTKO勝ちするアップセットを起こした。  THE OUTSIDER出身の金太郎は、時を経て、朝倉兄弟門下生となった新鋭を下す壁となるか。秋元は、金太郎越えで朝倉海の抜けたバンタム級戦線で一躍スター選手の座に躍り出るか。 秋元「自分も金太郎選手とやりたくて、いろいろな方からの声も多かった金太郎選手との試合が組まれて凄い気合いが入っています。でも、実力的には正直相手にならないと思っているので、当日は期待していてください。  相手の印象はフィジカルが強くて打撃の一発がありそう。勝敗のポイントは向こうもATTに行っていい練習が出来ていると思うんですけれど、自分もJTTで今凄くいい練習が出来ているので。けっこう大振りなので自分のスピードに付いてこれないのかなって思います。ビリーコーチとエリーコーチと対策は進めています」 金太郎「前回の試合が終わってからまたアメリカに戻って、今回からATT所属になってアメリカでしっかり準備してきました。なのでめちゃくちゃ強くなっているので期待しといてください。秋元選手から僕と試合をしたいというのを聞いて、しっかり後悔させてやろうと思っています。  相手のことは分からなかったんですけれど、格闘代理戦争で自分が一度試合したことのあるヤマニハ選手をKOしたというので知って。若くてストライカーのイメージですね。なのでバチバチの戦いが出来ると思っています。楽しみです。我慢比べ出来るかなって思っていますね。  まだ負けを知らない選手だと思うのでそういう発言が出るのは当然だと思っています。ただ、ハズレを引いたと思わせるので、それは試合で楽しみにしています」 [nextpage] ▼RIZINフライ級(57.0kg)5分3R新井 丈(和術慧舟會HEARTS)エンカジムーロ・ズールー(南アフリカ/CIT Performance Institute) “NEVER GIVE UP”を信条とする新井は、プロ初勝利以降、9連敗を喫したが、2019年10月から怒涛の11連勝。2023年11月に山内渉との修斗世界フライ級王座決定戦に3R KO勝ちし、ストロー級とフライ級で修斗史上初の2階級同時王者となった。激闘からわずか1カ月後の大晦日にRIZIN初参戦し、ヒロヤと対戦。2RハイキックでダウンしTKO負け。2019年2月から続いた11連勝がストップした。MMA16勝11敗2分。  南アフリカ、EFCフライ級・バンタム級二階級王者のズールーは、RIZIN初参戦。6歳から極真空手を始め、2008年に3カ国対抗戦で優勝を果たすとムエタイとK-1ルールにも挑戦。2010年にMMAに転向。2016年には『The Ultimate Fighter(TUF)24』に出場し、初戦で扇久保博正と対戦。2R 一本負けした。2023年7月にEFCバンタム級王座決定戦でムサ・セツワペを4R リアネイキドチョークで極め二階級同時王者に。2024年3月の前戦ではフライ級王座も防衛している。現UFC世界ミドル級王者ドリカス・デュプレシがチームメイトで、今回セコンド入りも検討されている。MMA15勝6敗1分。 新井「去年の大晦日にこのRIZINでたくさんのものを失って9カ月。そこから自分の穴を埋めるべくたくさん準備してきました。テーマはジョー・イズ・バック。また強い新井丈を見せて、観客の皆さんの心を震わせる試合をするつもりです。  対戦相手の印象は、最初は『誰?』って思ったですね。多分みんなと同じ感想だと思うんですけれど、調べれば調べるほどズールー選手、実力者で。7~8年前からずっとアフリカの団体の王者みたいで。しっかり自分がそこで勝つことで新井丈のステップアップになると思うのでクリアしてその次を見ていきたいと思います」 エンカジムーロ・ズールー(※代読)「世界中の格闘技ファンのみんな、俺は日本のRIZINで試合をする事になった。対戦相手はとてもタフな相手だが俺はいつも通りベストを尽くし、観客が喜ぶような試合をするだけさ。遊びに行くわけではない。アライをフィニッシュしに行く。会場で会おうぜ。チャオ」 [nextpage] ▼RIZINフェザー級(66.0kg)5分3Rカルシャガ・ダウトベック(カザフスタン/TIGER MUAY THAI/LEGION)木下カラテ(和術慧舟會HEARTS)  かつて朝倉未来と接戦を繰り広げた中央アジアの雄がRIZINに連続参戦。ダウトベックは、2023年9月に元UFCのディエゴ・ブランダオンに1R 35秒でKO勝ちすると、元ONEの松嶋こよみも1R TKO。2024月6月にRIZINに再参戦し、関鉄矢も1R、左ボディでKOし7連勝。  空手ベースの木下は、2023年6月にRIZIN初参戦。元K-1王者の久保優太にスプリット判定で惜敗も、2024年3月のDEEPでは五明宏人との空手対決で1R KO勝利。20247月には、体重超過した前DEEPフェザー級王者・神田コウヤに判定2-1で勝利し、3連勝中だ。  空手ベースの木下を相手に、ボクシング&シラット王者のダウトベックが今回も1R KO記録を更新するか。それとも木下が一撃で大物食いをするか。 木下「相手は凄く強いんですけれど、しっかり空手を見せて僕が倒せるようにやっていきたい。押忍。  相手の印象はカザフスタンの人ですね。サウスポーですね。打撃が強いけれど僕も強いので、どっちかが倒れるんじゃないかなっていうのと、今まで彼がやってきた選手ほど簡単に俺は倒れないよと思います」 カルシャガ・ダウトベック(※代読)「ファンのみんなこんにちは! 9月29日に再びRIZINに戻る事になった。ボスには超RIZIN3に出場してもらいたいと言われたが良い対戦相手がいないという事で9月になった。  RIZINは世界中の中でもビッグな団体だと思う。試合内容も良いし演出も最高だ。スタッフは皆プロフェッショナルだしファンも世界一だ。  次の対戦相手は打撃レベルの高い選手だ。空手ベースでKOできる質の高い日本人選手だ。9月29日にはみんなに素晴らしいショーをお見せしたい。  RIZIN 48で私の試合を見逃さないで欲しい。間違いなく素晴らしい大会になるのでぜひ会場まで見に来てもらいたい。さいたまスーパーアリーナで会おう」
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