ポケモン劇場を繰り広げた石田(左)と橋本
2024年9月28日(土)東京・後楽園ホール『Krush.165』の記者会見が、8月20日(火)都内にて行われた。
メインイベントの第9代Krushフェザー級王座決定トーナメント決勝戦3分3R延長1Rで対戦する、石田龍大(POWER OF DREAM)と橋本雷汰(ALONZA ABLAZE)が出席。
石田は2020年2月にKrushでプロデビュー。2戦目で髙橋直輝に判定で敗れたが、以後は連勝で8勝(4KO)1敗の戦績を誇る。2024年6月のトーナメント準決勝では“狂拳”迅をKOした。
橋本はK-1甲子園2022 -60kg王者で、2023年10月にYU-KI、2024年1月に水津空良に連続KO勝ち。6月のトーナメント1回戦では優勝候補と目されていた稲垣澪に判定勝ち。戦績は7勝(3KO) 無敗2分。
会見に橋本はポケットモンスターのライチュウのぬいぐるみを持って登場。対する石田はモンスターボールを持って登場した。
橋本は「ベルトが懸かっているので次の日もK-1でフェザー級が動くと思いますが(翌日のK-1でフェザー級タイトルマッチ)負けない試合をして王者になります」と力強く宣言すれば、石田は「ライチュウを倒してゲットします」と宣言。
互いの印象を聞かれると、橋本は「準決勝の時に見てめっちゃ強そうでヤバいなと思ったんですが、髭剃ったらかわいい顔していたので行けるかと思いました」、石田は「真っ白でふっくらしていて雪見大福みたいな顔だなという印象です」と、なぜか2人とも見た目の印象を話す。
改めてファイターとしての印象を聞かれると、橋本は「めっちゃ強いと思います。パンチも強いし何でも戦えると思っているので、K-1でもトップへ行ける選手だと思っているんですが、自分の方が強い」、石田は「稲垣選手から2回ダウンを取って身体でも勝っていたし、とても強い選手だと思います」と評した。
タイトルマッチであることには、橋本は「1月に試合をした時にマイクでベルトを獲りますと宣言してたので、その時に言った言葉が叶う時が来るなと思いました。僕が獲るべきだと思いました」と言い、石田は「Krushのベルトはスタートラインだと思っていて、まだスタートラインに立っていないので立つためにしっかり獲ります」とそれぞれの想い。
実は橋本の双子の兄が石田と同じジム所属だが、石田は「何も話してない。ちょっと前までは顔が一緒なので雰囲気だけやりました。毎日同じ顔がおるんで相手の顔は見たくないんですが仕方ない」と、双子ネタで笑いを取る。
これに橋本は「そんなに似てないですけれどね。向こうは真っ黒になったし、そのうち髭も生えてくると思うので、スタイルも違うし、(対策を)やっても意味がないと思っている」とした。
石田がモンスターボールを持参したことには、「取られないように逃げようかと思いました。いい色しているので手強そうだと思いました」と警戒し、石田は「逃がさない。でも入るかな」とポケモン劇場を展開。
改めてどういう試合にしたいかを聞かれると、橋本は「リング上で何を見せたいか分からんと言われたので、パンチで倒したろうかなと思います」とパンチでのKOを予告、石田は「目標が圧勝で勝つことなので圧勝して倒します」とする。
フェザー級戦線については、「K-1グループ以外でもフェザー級は盛り上がっている階級だと思っていて、タイトルを獲ることで他団体、K-1グループの選手にもアピール出来ると思う。それくらいこのベルトには価値がある」と橋本が言えば、石田は「フェザー級は層が厚いけれど勝てない選手はいないので、しっかり獲れると思っています」と言い放つ。
試合までの期間、橋本は「勝つことだけを考えて、僕が一番強いと思っているのでそれだけを考えていきます」、石田は「気を抜かずにやれば負けることはないと思うので頑張ります」という。
メインを任されることに、橋本は「一番盛り上がる試合をしないといけない。ベルトを巻いてライチュウもリングに上げて自分が一番になります」とし、石田は「俺らの前がいいカードばかりなので、俺のKOで会場を凍りつかせるような試合をします。そして、このボールでゲットしようと思います」と締めくくった。
最後に橋本は「いつも通り僕が勝って、絶対にお客さんが帰らないような試合をします。僕が思い切りぶちかまします」、石田は「最後までお客様が残っていただいたり、映像で見ていただければ面白い、後悔しない試合をします」と、それぞれファンにメッセージを送った。