2024年8月18日(日)東京・後楽園ホール『Krush.164』の前日計量&記者会見が、17日(土)都内にて13:00より行われた。
第4試合のクルーザー級3分3R延長1Rで対戦する、谷川聖哉(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は89.8kg、RUI(K-1ジム福岡チームbeginning)は89.3kgで計量をパス。
会見で宮田充Krushプロデューサーは「RUI選手に『谷川選手のK-1出場が発表されているけれど、自分が勝った場合、自分はありなのか』と聞かれ、勝ったらありじゃないのと言ってしまった。もし圧勝するようなことがあれば逆転でRUI選手はありなので、そういう目で試合を、勝った方が10月のK-1に行くくらいの勢いで楽しんでほしい」と説明。
谷川は10月5日(土)エディオンアリーナ大阪で開催される『K-1 WORLD GP 2024』にて、12月14日(土)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される『K-1 WORLD GP 2024』決勝ラウンド進出を懸けてのワンマッチに出場することが発表されており、もし今回RUIが勝てば入れ替わりもあるということだ。
会見でRUIは「久しぶりのKrush参戦になります。先週、福岡で大会があって宮田さんと話をする機会があり、自分との試合が決まっている中で谷川選手の次の試合の発表があって気分もよくない。ナメてもらっては困る。僕が明日きっちり倒して10月へ向けてアピールしたい」と、谷川を引きずり下ろす気十分。
その言葉を受けて谷川は「そのことは言われると思っていました。皆さんからもDMが来ました。こっちもそれを覚悟・承知でやっているし、自分が選ばれるのは訳が分からないと思われていることを払拭するようにしたい。次の試合を見据えて勝てる舞台ではないのは十分承知です。でも、自分の方こそナメんなよって感じですね。僕が勝つに決まっているので、明日見てもらえればと思います」と、珍しく感情的な言葉を吐き出した。
谷川は3月大会でミドル級(-75kg)まで一気に階級を落として試合をし、今度はクルーザー級に戻しての試合となる。体調を心配する声もあるが、本人は「94kgくらいから水抜きして90kgくらいになりました。75kgの時は動けるし軽いと思ったんですが、客観的に見たらフラフラしていたし、今の方が気持ちいい。細かいことを気にするのは嫌な性格なので、腹筋も見えていると思うのでそこも攻略通り。10月に大事な一戦が控えているし、生半可な気持ちではやっていないので。120%動けるくらいに仕上げてきたのでいい感じです」と答える。
それにRUIは「ミドル級に落として試合をしたのを見たけれど、きっちり作っては来ていた。自分と90kgで決まって向き合いましたけれど目から気合いが入っていると伝わってきました。僕も負ける気はないし、いい試合になりそうです。九州で溜めてきたものを聖地で爆発させrるために仕込んできたので、いい試合になると思います」と、いい試合になる予感がしたとする。
しかし、谷川が「トレーナーを変えて食事からガラッと変えて、最終目標が100kgで腹筋が割れた身体なので、まだまだという感じです。今回の身体の出来具合は60%くらいです」と言うと、RUIは「今の言葉を聞いて勝ったと思いましたね。自分は120%に仕上げているつもりなので、その差が出るかなって感じですね」と言い放つ。
谷川はすかさず「そういうつもりの60%じゃないです。今できる100を出してきています。最終目標はK-1ヘビー級王者ですが、明日も全力で行くので楽しみにしてください」と、もちろん今回も今の100%に仕上げてきたと返答した。
そして最後に、RUIは「何度も言いますが、1年ぶりのKrush参戦で待ちに待った試合です。勝てば次がある。先につながっているのでそこを見据えて谷川選手を徹底的に攻略します。明日は新生RUIにご期待ください」と、改めて谷川のポジションを奪い取ると宣言。
谷川は「明日は正式な試合なのでしっかり勝って10月に進みます。僕が重量級の日本のエースだと思っているので。重量級は神に選ばれた階級だと正道会館時代に教え込まれてやってきたので、次につながる試合を見せます」と、日本のエースの座は渡さないと語った。