2024年10月12日(土)オランダ・ロッテルダムのRTMステージにて開催される『GLORY 96』(U-NEXT配信)のメインカードが発表された。
GLORY世界ウェルター級王者チコ・クワジ(オランダ)が、GLORY世界ライト級王者ティジャニ・ベスタティ(オランダ)を挑戦者に迎える、王者vs.王者のタイトルマッチが決定。
クワジは2017年6月に『スパルタカス・ファイティング・チャンピオンシップ』K-1 -75kg王座を獲得。2019年11月の『KOKウェルター級トーナメント』で優勝し、同時にIKBO K-1ルール王座も獲得。2021年10月にはKOKウェルター級王座を獲得すると、2023年3月から『GLORY』に参戦。ステファン・オルザ、ロビン・シリック、ジェイ・オーバーメールに3連勝し、2024年3月に絶対王者として君臨していたエンディ・セメリアから3度のダウンを奪い、王座を奪取した。今回が初防衛戦。戦績は43勝(23KO)5敗。
日本のアニメが大好きで『はじめの一歩』にインスパイアされてキックボクシングを始めたという。『ONE PIECE』のルフィに憧れていて麦わら帽子がトレードマーク。
ベスタティは2016年からGLORYに参戦し、 ストーヤン・コプリヴレンスキー、シッティチャイ・シッソンピーノン、マラット・グリゴリアンには敗れるも高い勝率で、2021年9月には王座決定戦でエルビス・ガシを破りGLORY世界ライト級王座に就いた。同王座は2022年5月にジョシュ・ジャンシーをKO、同年10月にコプリヴレンスキーにリベンジを果たして2度の防衛に成功。2023年3月には同時二階級制覇を狙ったGLORY世界フェザー級王者ペットパノムルンの挑戦もKOで退け、3度目の防衛、
8月には海人を判定で破り4度目の防衛、そして2024年3月にエンリコ・ケールに判定勝ちで5度目の防衛に成功した絶対王者。2024年7月にはウェルター級に階級を上げ、元王者で1位だったセメリアに判定勝ち。「ウェルター級で実力を見せられたと思う。次が楽しみだ。階級も威力も関係ない。上手く戦うのが俺だからな。次はチコ・クワジだ。どこにいる? 戦いたい」と王座挑戦をアピールしていた。戦績は27勝(9KO)4敗。
4連勝中のクワジは世界王者として確固たる地位を築きたいところ。8連勝中のベスタティはアレックス・ペレイラ、ロビン・ファン・ロスマーレンに続く3人目のGLORY2階級制覇を達成し、歴史にその名を刻みたいところだ。
海人はベスタティとのリベンジマッチを目指しており、もしベスタティが勝利した場合、ライト級王座と階級をどうするのかも気になるところだ。