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【RISE】那須川天心「そろそろ自分が旅立つ時が来たのかなって」日本の格闘技界に警鐘

2019/09/09 19:09
2019年9月16日(月・祝)千葉・幕張メッセ・イベントホール『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』で、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(BeWELLキックボクシングジム)と-58kg世界トーナメント決勝戦を争うRISE世界フェザー級王者・那須川天心(TARGET/Cygames)が9日(月)千葉の所属ジムで公開練習を行った。  公開練習後の囲み取材で、那須川は9月8日に自身のInstagramにて「日本の格闘技は焦らないとダメだ」と投稿したその真意を明かした。 「全体的に意識が低いのかなっていうのが凄いあります。現状に満足している選手や日本の格闘技界が凄いと思っている人が多すぎる。いったん距離を置いて世界を見てみようとなったら、日本人で勝っている人が少ないじゃないですか。世界のトップとやった時に勝てる日本人はほとんどいないと思います。下の方で満足している人が本当に多い。  僕はそこで日本人が噛ませだったり、負けて連敗が続いているのが凄く悔しくて。自分が世界に出ていきたいというのもあるけれど、自分だけじゃなくそう思う人が日本で増えて欲しい。思っている人は少ないと思うんですよね。総合でも、キックボクシングでも、ボクシングでも、もっと意識を高く持って勝ちに貪欲になって欲しい。  格闘技で食える人が増えてきましたが、それは人気や面白さで知名度が上がった、そういう人が多いけれど、本物を目指してもらいたいなって思うんです。自分がそうやってきたので。いろいろな考えはありますが、やるからには本物を目指して欲しい」  以前から思っていたことだが、発言したきっかけは日本時間7日に開催された「UFC242」で佐藤天(TRIBE TOKYO M.M.A)が敗れたことのようだ。 「佐藤さんは好きな選手だし、負けて悔しかった。なんか悔しい。今の格闘技界で満足している人が多くて悔しい。それで満足していいのか、もっとやれることあるんじゃないかって常に思っています。格闘技を仕事って思っている人は少ないと思うんですよね。それを極めるにはどうしたらいいか、それを考えれば周りも自分もスタイルも変わるはず。うちのジムもそうだし、うちもそうなら周りもそうなんだろうなって思います」  そんな那須川が、今後目指すものは何か。それを聞かれると「まずワールドシリーズで優勝して、その称号を付けます。これでだからと言って本当に世界で一番強いかと言えばそうじゃない。そろそろ自分が旅立つ時が来たのかなって。海外にも出たいし、いろいろ構想がありすぎて、決定してないこともあるけれど、今後の自分の動きを見てもらえればというのがある。挑戦し続けたいって気持ちが強いです」と、日本の格闘技界に自分が行動に出て示したいとした。<関連記事>那須川天心が危機感「日本の格闘技は焦らないとダメだ」那須川天心、志朗戦は「ずる賢くいきたい」が「自分が見る立場なら那須川天心が負けるところを見たい」志朗、那須川天心との“前哨戦”は全勝「精神的プレッシャーは絶対に彼の方がある」メインは那須川天心vs志朗、セミは白鳥大珠vs梅野源治の世界トーナメント決勝戦=全対戦カード&試合順決定
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