2022年3月には梅井泰成とRISEフェザー級王座を争った平野(右)
2024年8月17日(土)東京・後楽園ホール『SHOOT BOXING 2024 act.4』(U-NEXT配信)にて、58.0kg契約でSB日本フェザー級2位・魁斗(立志會館)と対戦するRISEフェザー級4位・平野凌我(MTS)のインタビューが主催者を通じて届いた。
2021年に現SB日本フェザー級1位・手塚翔太に2R TKO勝ちしている平野は、熱望していた魁斗との対戦が実現し燃えているという。
投げられても最後に倒せばいいだけ
「まさか自分が上がるとは思っていなかったのでSBの試合はあまり見てなかったのですが、やりたかった相手なので今回のオファーを受けました」
――どうして魁斗選手とやりたかったんですか?
「RISEのランキングで僕よりも上位の1位の選手なのでずっとやりたかった選手でした。RISEのリングとは違いますが、SBのリングでも魁斗選手を倒せばRISEのタイトル戦線にもいいアピールができるかなと」
――魁斗選手にはどういった印象がありますか。
「巧くて完成された選手かなと」
――なかなか穴のない選手だとも言われてます。
「はい、そうだと思います。でも小技をねじ伏せる力強さ、パワーが僕にはあるので問題ないです」
――魁斗選手の攻撃は小技ですか。
「自分に効かせることはできないと思います。例え、手数で勝負に来ても力でねじ伏せます」
――SBルールでは投げ技と立ち関節も認められますが、やることに躊躇はなかったですか?
「強い選手はどんなルールでも強いと思ってやってきたので、ルールに関しては特に何もないですね。僕は広島の総合格闘技道場IXSIMでMMAの練習をちょくちょくやっていたので、特に問題ないかな、とも思っています」
――魁斗選手が投げ技や立ち関節を出して来たら対処できる自信はありますか。
「投げられても最後に倒せばいいだけなので」
――MMAはどういう理由でやられていたんですか?
「趣味というか、いろんな練習をやった方がいいかなという軽いノリで月に1、2回やっています」
――ちなみにMMAに挑戦しようと思ったことは?
「ないですね。関節技とか見てるだけで怖いので自分がMMAに挑戦したいとは思わないですね」
――MMAを練習していることで、キックに活きていることはありますか。
「そこまで深く考えてやっていないのでちょっとそこは分からないです(苦笑)」
――RISEでの試合を見たところ、平野選手はフィジカルが強いイメージがあります。
「それはフィジカルトレーニングの効果ですね」
――特にスポーツ経験はないですか?
「ないですね。格闘技好きな父に連れられて小学1年から拳之会でキックボクシングを始めて、小学2年の時に初めて出た試合が硬式空手の西日本大会で、そこで優勝することができました」
――格闘技のセンスがあったと。
「そうかもしれないです(笑)。キックのアマチュアの試合には小学2年から高1まで出ていたので100戦ぐらいやっているんじゃないかなと。ちなみに小学生の時に元シュートボクサーの西岡蓮太にボコボコにやられました(苦笑)」
――シュートボクサーだと、2021年10月にRISEのリングで手塚翔太選手に2RKO勝ちしてますが、シュートボクサーに対してキックボクサーとは違う印象はありますか?
「シュートボクサーはみんな上手に戦う印象はあります。あの手塚戦で成長できた感じはあります。手塚選手と同じく魁斗選手は苦手なタイプではないので、全く問題なく勝てると思います」
――ここで勝って次に目標としていることはありますか。
「自分はRISEのベルトしか見てないので、1位の魁斗選手をしっかり倒して来年RISEのベルトを獲りに行きたいです。チャンピオンは門口(佳佑)選手ですが、今も倒す自信はあります。まずは魁斗戦ですね。彼はKO負けしたことない選手みたいですが、RISEの代表として参戦するので、KOしてRISEの強さを見せます」