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2024/08/04 05:08

▼ウェルター級 5分3R
〇マイケル・キエーザ(米国)17勝7敗(UFC12勝7敗)170lbs/77.11kg
[1R 3分44秒 リアネイキドチョーク]
×トニー・ファーガソン(米国)25勝11敗(UFC15勝9敗)170lbs/77.11kg ※8連敗

 メインカードの第3試合のウェルター級戦では、ライト級時代に史上2位タイとなる12連勝を飾るも、現在7連敗中のトニー・ファーガソンが登場した。

 2017年10月にケビン・リーに三角絞めを極めて一本勝ちし、ライト級の暫定王座を獲得したファーガソンだが、2018年4月のハビブ・ヌルマゴメドフ戦前のメディアインタビューで、スタジオのケーブルにつまずいて外側側副靱帯を断裂。暫定王座を剥奪されている。

 その後も2連勝も、2020年5月にジャスティン・ゲイジーとのUFC世界ライト級暫定王座決定戦で5R TKO負けで暫定ベルトを取り戻すことは出来ず。

 そこからUFCワーストタイとなる7連敗。その間、1Rもラウンドを取れていないという完敗が続いている。今回からウェルター級に階級を上げて望みをかけてのプロ36戦目に臨む、40歳。

 対するキエーザは、ウェルター級転向後4連勝と波に乗るかと思われたが、現在はビセンテ・ルケ、ショーン・ブレイディ、ケビン・ホランドを相手に3連敗中。キャリア23戦で16勝しているが、KO勝ちが1回も無いグラップリング寄りの選手だが、ここ3戦で2試合がダースチョークで敗れている。36歳。

 1R、サウスポー構えで圧力をかけるファーガソン。キエーザもサウスポー構えから右の蹴り。ファーガソンは左カーフを返す。左回りのキエーザを追うファーガソン。右から左のキエーザを首を振ってかわす。右ジャブの刺し合い。

 キエーザの左から右をかわしたファーガソンだが、組んでボディロックで持ち上げて手を着かせるとすぐにバック。その際で腕を回して足をかけているキエーザはリアネイキドチョークへ。後ろ手を剥がそうとしたファーガソンだが組み直したキエーザが絞めてタップを奪った。

 ファーガソンは8連敗。コール時にグローブを外している。DCのインタビューに声が出なかったファーガソンは、会場の「トニー」コールに振り返ると、「もっとうまく戦えた。もっとレスリングをするべきだった。引退したくない。UFCは好きだ。だからグローブのひとつは置いて行く。もうひとつは持って行く。最後は妻と話して決める」と、オープンフィンガーグローブをひとつ放り投げ、もうひとつは持ち帰った。

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