2024年9月8日(日)神奈川・横浜BUNTAI『RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA』の記者会見が8月2日(金)都内にて行われ、追加対戦カードが発表された。
Super Fight!のスーパーライト級(-65kg)3分3R延長1Rで、RISEウェルター級王者・中野椋太(誠至会)が、イ・ソンヒョン(韓国/RAON)と対戦する。
中野は2018年12月にNJKFウェルター級王者になった左フックを得意とするアグレッシブファイター。2019年10月には65kg級のS1ジャパントーナメントで優勝。2021年7月にWBCムエタイ日本ウェルター級王座を獲得すると、2022年の「第3代RISEウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント」を制して王座に就いた。2023年7月にイ・ソンヒョンをバックハンドブローでKOする大金星も、12月にペトル・モラリに判定負け。2024年6月、宇佐美秀メイソンとは負傷判定でドローに終わっている。戦績は22勝(11KO)8敗1分。
“コリアンモンスター“ソンヒョンは日本ではRISEで活躍、世界を股にかけて試合をするトップファイターで、戦績は68勝(17KO)11敗2分。トップファイターを次々と撃破し、2019年7月には松倉信太郎と第4代RISEミドル級王座決定戦を争い、第2代ライト級王座に続いての2階級制覇を達成。2023年3月、RISEミドル級王座の初防衛戦に臨んだが、海人に敗れて王座を失った。7月にウェルター級に階級を下げて中野椋太と対戦するもKO負け。2024年3月、白鳥大珠を判定で破り連敗を脱出した。
前回は67.5kg契約で戦った両者が、12月の-65kg世界トーナメント出場権を懸けて65kgで再戦する。しかし、中野は「ソンヒョンと試合が決まったけれど、俺が再戦したいのはメイソンで。そんなことはおいといて、65kgで世界トーナメント挑戦するので今回の再戦は65kgでタイトルマッチをやって欲しいですね。どうですか? ソンヒョン1位じゃないですか、王座は空位じゃないですか。僕は67.5kgのベルトを持っていて。65kgの世界トーナメントをやるのに王座が空位というのはおかしいので、タイトルマッチをやって王者になった方がトーナメントに出るという形でお願いします」と、スーパーライト級の王座決定戦にして欲しいと要求。
改めてソンヒョンの印象を聞かれると「倒しているので別にないけれど、あれ以上の作品を作ろうと思ったら65kgのタイトルマッチにして欲しいですね」と、あくまでも王座決定戦にこだわる。
これに伊藤隆RISE代表は「タイトルマッチでもいいカードですね。ただ、今回は選考マッチだというのもあるし、65kgはRISEの中でも世界でも激戦区。今回は選考マッチとさせていただきますが。中野椋太の気持ちは預かります」と、今回は見送りにさせてもらうと返答。それでも中野は「盛り上がるんだったらタイトルマッチだと思うんですけれどね。何回やっても同じでしょう。倒します。おもんなって感じなんですけれど、タイトルマッチやってほしいとずっと思っています。3分5Rで決着付けた方がおもろいじゃないですか。見てる方もそっちの方がおもろいと思うし」と食い下がっていた。
今大会では白鳥大珠、麻火佑太郎も出場することで、スーパーライト級の他の選手を意識するかと聞かれると「僕が全員しばきます」のひと言。65kgというウェイトも「問題ないです。しっかり65kgの身体を作って戦います」とした。
最後には「僕は昔から全員しばくって言ってていて、65kgで世界トーナメントやるので、そこでチャド・コリンズもいるし、日本人トップ選手もいるし、全員倒せる時が来たと思っている。そこに目掛けて今年はやっていきます。ウェルター級は減量ないので、その後は65kgとかその辺りでやっていこうと思います」と、65kgで全員しばきたいと言い放った。●イ・ソンヒョンのコメント「中野選手とこんなに早く試合が出来ることになるとは思わなかったです。早く試合出来てすごく嬉しいし、今回の私はマットに沈まずに中野選手を必ずマットに沈めます」