2024年8月3日(土)朝9時から、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される『ONE Fight Night 24』で5選手が、計量/ハイドレーションテストをパスできず、試合は行われるものの変則王座戦やキャッチウェイト戦に変更されている。
ONEでは、過剰な「水抜き」減量を禁止。実質1階級上の体重がリミットとなっている。ハイドレーションテストでは、尿比重を検査。選手の体水分状態が基準内(尿比重1.0250以下)かどうかを確認している。体重をクリアしていてもハイドレーションテストにひっかかると、その分、水分を補給し、体重超過となるケースが多い。
今回は、メインイベントで「ONEストロー級暫定王座戦」(5分5R)に出場するグスタボ・バラート(キューバ)が、時間内に計量/ハイドレーションテストを通過できず。制限時間後にハイドレーションテストを通過も体重は126ポンドだった。
試合は、キャッチウェイト(126ポンド/57.15kg)で行われ、ジャレッド・ブルックス(米国)が勝利した場合のみ、ONEストロー級MMA暫定世界王座を獲得する。バラートが勝利した場合、白星はつくがベルトは獲得できない。また、バラートのファイトマネーの25%がブルックスに渡される。
ほか王座戦では、アトム級サブミッション・グラップリング世界タイトルマッチのダニエル・ケリー (114.75 lbs, 1.0140) vs. マイッサ・バストス (114.75 lbs, 1.0040)はともに計量およびハイドレーションテストをパス。
また、日本人対決となるONEストロー級(125ポンド/56.7kg)戦は、山北渓人 (124.75 lbs, 1.0168) と猿田洋祐 (125.00 lbs, 1.0191)が両者ともに無事パス。
また、フライ級キックボクシング(135ポンド/61.2 kg)戦の内藤大樹 (134.25 lbs, 1.0044) vs. エリアス・マムーディ (134.50 lbs, 1.0241)の両者も計量およびハイドレーションテストをパスしている。
しかし、フライ級ムエタイ戦のデッドゥアンレック(タイ)が計量失敗。試合は139ポンドのキャッチウェイトで行われ、報酬の25%が対戦相手のナックロップ(タイ)に。
バンタム級ムエタイのドミトリー・コフトゥン(ロシア)も計量に失敗、試合は145.50ポンドのキャッチウェイトで行われ、報酬の25%がフェラーリ(タイ)に渡される。
同じくバンタム級ムエタイのランボーレック(タイ)とクレイグ・コークレイ(アイルランド)の両者が計量に失敗し、この試合は151.50ポンドのキャッチウェイトで行われる。
さらに、もともと128ポンドのキャッチウェイトのムエタイ戦だったザカリア・ジャマリ(モロッコ)が計量に失敗し、試合は132.75ポンドのキャッチウェイトで行われ、報酬の30%がアリーフ(マレーシア)に渡されることになっている。
【写真】アトム級 ムエタイ (115 lbs)のユー・ヨウ・プイ (114.50 lbs, 1.0140) vs. エイミー・ビルニー (113.50, 1.0124)は両者パス。