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【RIZIN】RENA「『勝ってから言え』ということで勝ったんで『チャンスください』」×涙のケイト「絶対折れないので自分は」

2024/07/31 08:07
 2024年7月28日『超RIZIN.3』(さいたまスーパーアリーナ)第4試合のスーパーアトム級(49.0kg)5分3Rで、RENA(SHOOTBOXING/シーザージム)がケイト・ロータス(フリー)に、2R 4分18秒 TKO勝ちした。  サウスポー構えのケイトの前進に対し、喧嘩四つで巧みに前足の左前蹴りを使うRENAは、右フック、左ボディの対角攻撃を効かせると、最後はコーナーに詰めてのラッシュでレフェリーを呼び込んだ。  タイ合宿で右足の指を骨折していたことを明かしたRENAに対し、ケイトはパワーオブドリームで、K-1・Krushで7勝無敗の池内紀子らと練習。スタンドでも左の攻撃で健闘したが、試合後「(RENAの)首相撲が思いのほか強かった」と振り返っている。 「下からの追い上げが初めてで怖かった」と吐露したRENAだが、「榊原CEO、一応勝ったんで、いつでもいいんで私にもチャンスをください」と、王者・伊澤星花への挑戦を語った。9月29日の『RIZIN.48』で引退する浅倉カンナとの対戦が決定した伊澤は、年末にRENAとの対戦となるか。 RENA「(伊澤は)本当に絶対王者だと思う。でもそこを倒したいというのがファイター」 ──ケイト・ロータス選手との試合を終えた、率直な感想をお聞かせください。 「今回ちょっと不安がいっぱいで。負けたらすべて失うんじゃないか、負けたら引退だなっていうふうに自分で強く思っていたので、その面で、MMAでは、下からの突き上げの選手と試合をすることが初めてだったので、これもまたひとついい経験になったなと思っています」 ──対戦相手のケイト・ロータス選手のイメージは戦う前と後で違うところがありましたか? 「本当に可愛らしくてすごいキュートな方だなと思っていましたけど、本当に試合では豹変してすごいガッツがあって、打ち返してもきて、すごい気持ちが強い、いいもの持った選手だなと感じました」 ──今回さいたまスーパーアリーナのスタジアムバージョンの大歓声を受けていかがでしたか? 「RIZIN始まってからずっと参戦させていただいていて、今回フルバージョンということで、どうかなと思ったら、全然景色違って、いつものさいたまも好きですけど、今回より違うさいたまスーパーアリーを感じられたなと思います」 ──以前から言っていた「年末のタイトルマッチ」(現王者は伊澤星花)というのは明言していなかったけど、来るべきときが来たらという感じですか? 「そうですね、私の判断ではできないことですし。今後の流れもちょっとよく分からないので、私はチャンスをもらえるのを信じて、いろいろ対策練習をこれから始めていきたいと思います」 ──前回からタイ修行を始めて強くなっていると? 「いえ、まだまだだと思います。限られた時間のなかで精一杯できることを試してもっと強くなろうと思います」 ──左目の腫れはバッティングでしたか? 「あんまり覚えていないのですが、多分バッティングだと思います。フックは一瞬効きましたけど、他のパンチはそんなにもらっていないはずなので、多分バッティングだと思います」 ──詰めたときに被弾しながら行ったことを判断したのはなぜですか? 「何でですかね? 何か火がついちゃった感じですかね? すごいガツガツ来てくれたので、その気持ちに応えたかったというか、いいファイトのいい流れをくれたと思います」 ──試したい技はどれくらい試せましたか? 「殴り合いが楽しすぎてちょっと忘れちゃいましたけど、タイの練習で右足の指が折れちゃってて、ブロック注射しながらやったんですけど、その辺でできない部分があったりして、怪我との付き合いはもう慣れっこなので。もっと寝技の部分でやりたいことあったけど、今回はこれだなという風に気持ちがそっちに向いちゃった感じです」 ──左のヒザを効かせた? 「分からないです。まあ、ちょこちょこといろんな技で削っていこうとは思っていたので、どれを効かせたかは分からないですけど」 ──ケイト選手がいつか女子格闘技を引っ張れる存在になるポテンシャルがあると思いますか? 「あると思います。すごいルックスもよくてガッツがあって技術も。本人の気持ちだと思いますけど、私としても彼女にはすごく頑張ってほしいし、リング上でも『またRIZIN出てね、またやろうね』と話したので、彼女には期待しかないです」 ──今回の試合前に伊澤選手が「勝ってから対戦を申し込んでほしい」というようなことを言っていたのは、ご自身はどう感じていますか。 「『勝ってから言え』ということで一応勝ったんで『チャンスください』という感じでしたね」 ──カチンとはこなかったですか? 「イヤ、別に。何とも思ってないので。はい。私は名前出していないので、私は何も思っていないです。ただ目指すところはチャンピオンなだけであって」 ──神経戦ではなく? やっぱり人なので、意識してなくても、チャンピオンである以上は伊澤選手を意識することは? 「強いのは強いので、本当に絶対王者だと思うので。でもそこを倒したいというのがファイターだと思うので、全然」 ──試合を終えたばかりですが、今後の展望・目標を教えてください。 「しっかり出された課題はクリアできたかなという風に、目は腫れてしまいましたけど、あとはRIZINさんの(マッチアップの)番なので、自分にもいつかチャンスが巡ってくることを祈っています」 [nextpage] ケイト・ロータス「あっ、打撃でいけるやん! と思って」 ──RENA選手との試合を終えた率直な感想をお聞かせください 「悔しいです」 ──実際に戦ってRENA選手のイメージと違うところがあったら教えてください。 「イメージと違うところでいえば、首相撲が思いのほか強かったなっていうところで、逆に1R目で結構自分の距離で打撃とかも当てられたので、そこで過信じゃないですけど、“あっ、打撃でいけるやん!”と思ってしまったので、RENA選手の印象が大きく違ったというより、シンプルに首相撲が強かったなという感じです」 ──レフェリーストップのタイミングが早かったと思いましたか? 「止められると思わなくて。ただ自分のセコンドに聞いたときに、自分の屈んでいるイメージが、斜めに下を向いていて印象が悪かったから止められたと言われたので、そこは仕方ないと思います」 ──止められなければ、まだできましたか? 「すごい効いて揺れているとかではなかったので、もうちょっとやりたかったです」 ──涙の理由は、やりたいことをやれなかった悔しさ?やりきったうえでそれでも負けてしまったという部分なのでしょうか。 「……いろんな思いが、もちろんまだまだやりたかった作戦があったので、できない不甲斐ない悔しさもありましたし、やっぱり負けると悔しいので、そこで涙が出てしまった感じです」 ──試合を終えたばかりですが、今後の展望・目標を教えてください。 「やっていくしかないので、まだまだ歴としては浅いので、今回さっきも古川(誠一POD)会長と横田(一則)さんと、セコンドの子と何がアカンかったか反省会したので、そこを作り直して、またRIZINに出られるように作って練習していくだけです」 ──今回4万人の観衆のなか、声援を感じたと思います。ファンの方にメッセージをお願いします。 「応援していただいている皆さんには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで。ただ、絶対折れないので自分は。折れないので、もし良かったらまた応援していただけると嬉しいです」
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