平本に圧倒的に勝ち、鈴木千裕との対戦を実現させたい朝倉未来
2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』に出場する全選手の個別インタビューが、26日(金)都内にて行われた。
メインイベントにて「ラストマン・スタンディング・タイトルマッチ」RIZINフェザー級(66kg)5分5Rで平本蓮(剛毅會)と対戦する朝倉未来(ジャパントップチーム)は「心身ともにばっちりです。水抜きを始めているので疲れてはいますけれど」と、ややかすれた声で話し始めた。
減量の経過は「今朝で70.5kgくらい。昨日から塩分カットしているのであと4kgくらいですかね。キツいはキツいと思うけれどケラモフの時は6kg(水抜きを)やったので」と、ケラモフ戦の時ほどの無理はないという。
改めて平本について聞かれると「普通に総合格闘技3勝3敗のヤツってイメージですね。打撃とテイクダウンディフェンスはまあまあ強いけれど、俺の相手じゃないって感じですね」とし、「圧倒的に勝ちたいですね。他のフェザー級のヤツらに見せつけます」と言い放った。
5分3Rから5分5Rになることを聞いたのは「2週間前くらいかな」と言い、「(最初は)無制限って聞いていて、別に何でもいいですよと。3Rでも5Rでも無制限でも関係ない。俺は決めるつもりなので」と、最初には無制限ラウンドとの話もあったようだが、何ラウンドでも関係ないとする。
「5R判定で勝とうと思えば変わるけど、俺は1Rから決めに行こうと思っているので。決まらずに5R行ったらあとは気合いですね。平本が思ったよりもやって、もつれこんだら気合いでしょうね。でも5分5Rでずっとスパーリングをしてきたので問題ないかなって感じです」
平本が5Rフルに使って勝つことも想定しているかと聞かれると「主導権はこっちにある。俺がどういう試合にするかを決めるので関係内です」ときっぱり。
朝倉は、この試合は平本との遺恨を清算するよりも、自分の進化を見せることの方が大きいテーマだという。
「遺恨どうこうよりも、それも多少はあるけれどなんだかんだ感謝しているというか。ここまでやる気を出させてもらったのはアイツの存在だし、彼が憧れていた頃の朝倉未来より強い状態なので、それを体感してみろよって感じですね。
引退を懸けていますが、この半年間で物凄い伸びをしたので。試合を見てもらえば分かるけれど、環境を変えるだけで自分にこんなポテンシャルがあるんだって気づいて。去年停滞した時はここまでだなって思ったけれど、毎日進化しているので毎日MMAって面白いなって感じています。まだまだいけると思う」
ここまで自信を付けられたのはビリーコーチの存在が大きく「総合格闘家として強くなったと実感していて、練習でもそういうパフォーマンスが出来ているので、後はそれを試合で見せるだけと思っています」とした。
そんな朝倉が望むのは「終わってみないと分からないけれど、今年もう1試合やりたいし、鈴木千裕とやりたいですね。負ける気しないんですよ、心の底から。チャンピオンで一案強いと言われているわけでしょう? 普通に負けないと思っているので」と、現王者・鈴木千裕との対戦だとする。
また、平本蓮が今回も欠席したことについては「自己中な奴だとは思いますね。俺はプロモーションのために技も見せたり協力してきた。あいつは自分が勝つことしか考えてないんでしょう? 俺たちだったらTHE MATCHを超えられるとか言っていて、勝ちに徹してきている。それで負けたらめちゃくちゃダサいよって。全く負けると思わないです」と語った。