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【Krush】玖村将史、軍司泰斗との決勝戦で完封勝利を予告!「今回の王座決定トーナメントは自分のためのトーナメント。軍司選手に何もさせずに勝ちます」=2月16日(土)「Krush.98」後楽園 

2019/01/22 05:01
 1月21日(月)東京・K-1ジム五反田にて、2月16日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.98」の[第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R]で軍司泰斗と対戦する玖村将史が公開練習を行った。  軍司との決戦を前に、1R1分30秒の公開練習ではパンチのコンビネーションから右ミドル、さらに飛びヒザ蹴りも披露するなど軽快な動きで好調をアピールした玖村。「先週から追い込みも始めて、良い感じに試合に向けて練習できてるかなって感じです」と調整も順調のようだ。  玖村は「一回戦・準決勝では良いところも出たし、自分の課題にしていたところ、悪いところもしっかり見つけられた。それもしっかり克服しながら今は練習できてるんで、凄い良い感じに仕上がってきてます」とトーナメントを経ての成長を実感。  特に延長戦でアウトボクシングに徹して勝利した準決勝のビクトー・サラビア戦に関しては「Krushではみんなガンガン攻め合うんで、今までの戦い方はそれに合わせて戦ってたんですけど、逆にああいうふうに徹底してやったら、思ったよりKrushでも通用するなと思った」と大きな収穫となったようだ。  対戦相手の軍司もトーナメントでは今までにないペース配分を意識した戦いぶりで決勝まで勝ち上がってきた。玖村は「勝ち方を分かってるなと思いましたね。前まで軍司選手も自分で『スタミナがない』と言ってましたが、一回戦・準決勝を見たら、スタミナもしっかりついてるんで、さらにレベルアップしていると思う」と軍司の成長を認める一方で「サラビア戦と同じように次の軍司戦もしっかりポイントを取りながら、相手に何もさせず、自分だけ攻撃を当てる試合をしようと思います」と完封勝利を予告した。  先だって行われた公開練習で軍司は「相手的に噛み合う試合になると思うんで、1Rからバチバチに倒しに行く」と宣言。一夜明け会見ではそれに呼応していた玖村だが「今回は打ち合うつもりはない。相手がガンガンきたら上手くいなします。今は久保優太選手にも教えてもらっていて、優太さんみたいな完璧なスタイルで、当てさせずに当てる戦い方で勝とうと思ってます」と、改めて完封勝利がテーマだと話す。  また軍司の「パンチの打ち合いが勝負の鍵で、パワーは自分が上」という発言に対しても「ポイントは距離。パンチのパワーだけで言ったら、それは筋肉ある選手が勝つと思うんですけど、格闘技は体だけじゃない。キックボクシングはトータルで戦うスポーツなんで、トータルで上回って勝ちます」とトータルで上回るとし「トーナメントが始まる前に『終わってみたら“玖村のためのトーナメント”だった』と思われるようにすると言っていて、ここまでは上手いこと来ています。ただ決勝でこけてしまったら、何も意味がないので、ここはしっかり勝ちます」と優勝を誓った。  軍司はK-1アマチュア→K-1甲子園→KrushチャンピオンとK-1のピラミッド構造を駆け上がってきた選手。玖村は「軍司選手は順調にK-1のピラミッドを上がってますけど、僕は地方から上京してきて、地方の選手がK-1の世界チャンピオンになることは、みんな目標。それを自分がみんなに分からせてあげて、どんどん地方からも選手が増えてくれたら、もっと格闘技も盛り上がっていくと思う」と地方からKrush・K-1を目指す選手たちに希望を与えるつもりだ。  3月10日の「K'FESTA.2」では、対戦を熱望しているK-1スーパー・バンタム級王者・武居由樹の一戦に加え、金子晃大と兄・玖村修平の一戦など、スーパー・バンタム級戦線で要注目の試合が並ぶ。  もちろん玖村も「自分もそこに絡んでいく」つもりで「K'FESTAでスーパー・バンタム級を盛り上げてもらって、それで僕がベルトを獲ったら、そのまま6月に武居選手とやりたいと思います」とKrushのベルトを手土産に、6月30日のK-1両国国技館大会での武居戦を要望。さらに「今はスーパー・バンタム級が一番層が厚いと思っているし、スーパー・バンタム級のトーナメントは(最近)やってないんで、もし6月にスーパー・バンタム級のトーナメントがあれば、それに向けて準備する」と続けた。  最後に玖村はファンに向けて「2月は今年一発目の試合なんで、しっかり勝って、そしてどんどん強い選手とやっていって、スーパー・バンタム級で一番強いことを証明するんで、期待していてください」とメッセージ。決勝で軍司を完封してベルトを巻き、宣言通りに今回の王座決定トーナメントを“玖村のためのトーナメント”にすることができるか?
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