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【K-1】トーナメント唯一の30代・卜部弘嵩「テーマはvs世界、vs新世代」と若い世代に立ち向かう

2019/09/07 00:09
【K-1】トーナメント唯一の30代・卜部弘嵩「テーマはvs世界、vs新世代」と若い世代に立ち向かう

新世代の若手、そして外国人選手を迎え撃つ卜部

2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり』の記者会見が、9月6日(金)都内にて行われた。

 同大会で第2代王者・村越優汰が返上したK-1 WORLD GPフェザー級王座を争う「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」の開催が決定。出場8選手が発表された。※選手紹介はこちら


 一回戦第1試合でブランドン・スペイン(オーストラリア)と対戦する卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)は、今回唯一の30代選手(30歳)。試合への意気込みを聞かれると「もう一度チャンピオンになるためにチャレンジャーとして臨もうと思っています。あと、テーマとしてはvs世界、vs新世代だと僕は思っています。これ以上言葉はいらない。今は集中して準備をするだけです」と、外国人選手はもとより新世代との争いだと自らテーマを掲げた。

 スペインについては「まだ試合映像を見ていないので、これからしっかり研究します。弟(卜部功也)とジム代表とも協力して作戦を立てて臨みたい」とし、「今のK-1は新世代が活躍している。その中で僕は階級を下げて新世代に挑んでいます。自分が思っていることを全部リングの上で見せたいと思います」と、拳で新世代に伝えたいことがあるようだ。


 スペインからは「俺は絶対に下がらないこと、諦めないことを信条にしている。俺の最後まで全力で戦い抜くファイトスタイルを見て欲しい。一回戦から卜部弘嵩という偉大な選手と戦えることが嬉しい。人生を懸けてK-1のベルトを獲りに行きたい」とのコメントが読み上げられた。

 また、トーナメントに参戦するホルヘ・バレラ(スペイン)からは「トーナメントの決勝では卜部弘嵩と戦いたい。俺にとってレジェンドである弘高に勝ってK-1のチャンピオンになりたい」と、決勝で戦いたいとのラブコール。卜部は「そう思ってくれるなら嬉しいし、もし決勝で会えたら」と返答。さらにトーナメントで隣に位置する安保璃紅(team ALL-WIN)からも「卜部選手は昔から見ているし、尊敬しているのでやりたいなって気持ちがあります。こういうチャンスが巡ってきたらやるしかないと思っているので楽しみです」と卜部との対戦を希望する声。卜部は「そう思ってくれるのは嬉しい。ぜひ準決勝でやりましょう」と、受けて立つと答えた。

<各選手コメント>


安保璃紅(team ALL-WIN)
「この実力派ぞろいのトーナメントに僕を組み込んでいただいて心から感謝しています。1回戦はタイ人選手で、強いと言われていますが何の心配もしていません。やってやるって気持ち一つで絶対にぶっ倒すのでそれを見に来てくれたら嬉しいです。相手は確かに上手い選手ですが、全然自分の方が上だと思うのでしっかり仕上げていきたい。(階級を下げたのは)最後に試合をしたのは12月で、その何試合か前からフェザーでも行けるんじゃないかって手応え的なものがあったので階級を落として頑張ってみようと思いました。減量はキツいと思いますが、キツいのはみんな同じなので、そこは頑張ろうと思います」

1回戦で安保と対戦するジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム(タイ)
「K-1のことは知っていたし、いつかK-1に出たいと思っていた。自分は飛びヒザ蹴りを得意にしていて、これまで多くの対戦相手を飛びヒザでKOしてきた。一回戦で戦う安保はもちろん、トーナメントでは3選手とも飛びヒザでKOして、K-1のベルトを巻くつもりだ」


江川優生(POWER OF DREAM)
「去年のトーナメントには出られなくてリザーブだったので、バチっと優勝して去年の鬱憤を晴らしたいです。(1回戦で対戦するバレラは)何度かK-1に出ていてパンチが得意ですが、自分と打ち合ったら怪我をすると思わせたいです。(決勝には)予想ですと卜部選手が上がってくるって感じです。本当なら西京選手と決勝でやった方が盛り上がると思うけれど、お互い勝ち上がって準決勝でしっかり決着をつけましょう」

江川と1回戦で対戦するホルヘ・バレラ(スペイン)
「トーナメントのオファーを受けて本当に気持ちが高ぶった。対戦相手の江川はパンチが強い選手だが、俺のパンチの方が全てにおいて優れている」


西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
「昨年6月の決勝で変な負け方をしちゃったので(両足がつって試合続行不可能に)今回ははしっかり練習して足がつらないように頑張ります。K-1のベルトは目標ではなく通過点だと思っているので。これを通過点に新しい目標ができたのでそれに向けて頑張ります。(新しい目標とは?)今、自分の口では言えません。口ではなく行動で示したい。ノーコメントで。(1回戦で対戦するメイヤーの)試合映像はまだ見ていなくて。これから見ます。僕も逆側は江川選手が勝ち上がってくると思っています。僕も1回戦でしっかり勝って、まずはいい勝ち方をして波に乗りたいですね。決勝の相手は誰でもいいです」

西京と1回戦で対戦するアーサー・メイヤー(フランス)
「私は自分のテクニックに自信を持っていて、様々な技を駆使して戦うことができる。一回戦で対戦する西京も素晴らしい技術を持っているから、私自身、彼と戦うことが楽しみだ。K-1のベルトを巻いて、自分の強さを証明したい」

 なお、小澤海斗は拳を負傷していて治療のために欠場。朝久裕貴は1月に中国で試合をして足を負傷したことと肉体改造に取り組んでスーパーフェザー級に上げての復帰を目指しているため、トーナメントにエントリーされなかったことが中村拓己K-1プロデューサーより説明された。


 会見では2020年3月22日(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナにて、年間最大イベントとなる『K'FESTA.3』の開催が決まったことも発表された。

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