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【K-1】フェザー級王座決定トーナメント開催、卜部弘嵩・安保璃紅・江川優生・西京春馬が豪州・タイ・スペイン・フランスを迎え撃つ

2019/09/06 23:09
【K-1】フェザー級王座決定トーナメント開催、卜部弘嵩・安保璃紅・江川優生・西京春馬が豪州・タイ・スペイン・フランスを迎え撃つ

8人によるワンデートーナメントで王座が争われる

2019年11月24日(日)神奈川・横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN~よこはまつり』の記者会見が、9月6日(金)都内にて行われた。

 同大会で第2代王者・村越優汰が返上したK-1 WORLD GPフェザー級王座を争う「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」の開催が決定。出場8選手が発表された。


 一回戦第1試合で対戦するのは、卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vsブランドン・スペイン(オーストラリア)。

 卜部は初代・第4代Krushスーパー・フェザー級王者として5度の防衛に成功、2015年11月には卜部功也との兄弟対決に勝利して、第2代K-1スーパー・フェザー級王者となった。2017年2月の初防衛戦に敗れるとフェザー級に転向。今年3月、2階級制覇を目指して村越に挑戦したが判定負けを喫した。今回はそれ以来の試合。

 対するスペインは幼少期からムエタイの試合に出場し、ジュニア時代にはアマチュアムエタイの世界タイトルを2度獲得。現在はオセアニアを中心にムエタイルールで試合を重ね、20歳にして25勝(14KO)5敗の戦績を誇る。ISKAオーストラリア・ムエタイ・ライト級王座にも就く。前に出る突貫ファイトを信条とし、好戦的なファイトスタイルから現地では“ダイナマイト”の異名を持つ。


 一回戦第2試合は、安保璃紅(team ALL-WIN)vsジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム(タイ)。

 安保は幼少時代から兄の安保留輝也とともに空手で活躍。2016年9月にKrushデビューを果たすと、無敗のまま第5代スーパー・フェザー級王座に就いた。2017年10月の初防衛戦で敗れて王座を失い、その後2連勝したものの昨年12月に朝久泰央に敗れ、足の手術で長期離脱。今回はフェザー級に転向して復活を目指す。

 対するジャオスアヤイはルンピニースタジアムで活躍する18歳で、戦績は62勝(18KO)33敗2分。BBTVスタジアム・フェザー級8位。アグレッシブでKOを狙うファイターであり、二段式の飛びヒザ蹴りやハイキックといった大技でKOすることからタイでも人気・脚光を浴びているという。2018年4月にルンピニーで志朗と対戦し、3Rに飛びヒザ蹴りで2度のダウンを奪ってTKO勝ちしている。


 一回戦第3試合は、江川優生(POWER OF DREAM)vsホルヘ・バレラ(スペイン)。

 江川は2013年10月に高校生でプロデビュー。武居由樹とは同門であり、高いボクシングスキルとシャープなパンチを持つ。パンチの破壊力に骨が耐えられず拳の負傷に泣かされたが、今年1月にKrushフェザー級王座を奪取。6月の初防衛戦では初回KO勝ちを飾っている。

 対するバレラは回転の速いパンチのコンビネーションを武器とし、2017年にISKA欧州フェザー級王座、WKL世界フェザー級王座に就く。2018年6月にK-1初来日を果たすと、第2代K-1フェザー級王座決定トーナメントで小澤海斗をKO、村越からはダウンを奪った。今年3月には芦澤竜誠もKOしたが、6月には西京春馬にKO負けしている。


 一回戦第4試合ではその西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とアーサー・メイヤー(フランス)が対戦。

 西京は2014年に16歳でプロデビューすると、2015年にK-1甲子園で優勝。2017年6月にK-1で小澤海斗に勝利し、同年10月の再戦でも小澤に勝利して第3代Krushフェザー級王座に就いた。2018年3月には村越に勝利して初防衛に成功すると、6月に「第2代K-1フェザー級王座決定トーナメント」に出場して決勝に進出したが、両足をつるという不運に見舞われてTKO負け。今年1月には江川に敗れて王座を失ったが、6月にはバレラをKOして完全復活を遂げた。

 対するメイヤーはタイに活動拠点を置くムエタイ選手で、ルンピニーやオームノーイスタジアムで60戦以上のキャリアを積む28歳。戦績は43勝(19KO)19敗1分。サウスポーから繰り出す左ストレートと蹴り技を得意とする。また、2018年2月にはフランスでWBCムエタイ・インターナショナル・フェザー級王者MOMOTAROと対戦して判定2-0で勝利を収めている。

 優勝候補は勢いに乗る江川、対抗馬は実績のある西京か。ベテランの域に達した卜部のキャリア、まだ底を見せていない感のある安保も侮れない。それとも外国人選手たちが日本勢を切り崩すのか。

<決定対戦カード>

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・一回戦第1試合 3分3R・延長1R
卜部弘嵩(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
ブランドン・スペイン(オーストラリア)

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・一回戦第2試合 3分3R・延長1R
安保璃紅(team ALL-WIN)
ジャオスアヤイ・アユタヤファイトジム(タイ)

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・一回戦第3試合 3分3R・延長1R
江川優生(POWER OF DREAM)
ホルヘ・バレラ(スペイン)

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・一回戦第4試合 3分3R・延長1R
西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
アーサー・メイヤー(フランス)

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・準決勝第1試合 3分3R・延長1R
卜部vsスペインの勝者
vs
安保vsジャオスアヤイの勝者

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・準決勝第2試合 3分3R・延長1R
江川vsバレラの勝者
vs
西京vsメイヤーの勝者

▼K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント・決勝戦 3分3R・延長1R
準決勝第1試合の勝者
vs
準決勝第2試合の勝者

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