2024年7月20日(土)東京・両国国技館『PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9』の前日計量が、19日(金)都内にて13:00より行われた。
54.4kg契約3分10Rで対戦する、WBA世界バンタム級7位・WBO世界同級10位・WBC世界同級12位の那須川天心(帝拳ジム)はリミットちょうどの54.4kg。WBO世界同級4位ジョナサン・ロドリゲス(アメリカ)は54.0kgでそれぞれパス。
計量後、囲み取材に応じた那須川は試合のイメージを聞かれると「明日にならないと分からない。自分がやってきたことを遂行できれば倒せる隙も突けると思う。無理に行っても倒せないので、流れのままに戦おうと思います」と答えた。
計量の際に見せた『呪術廻戦』の印を結ぶポーズは「火」と「水」を現わし、「火は上に登り、水は下に流れる」と説明した通り、「流れのままに」というのが今回のテーマのようだ。
試合の数週間前にはスランプに落ちたというが、「かみ合わないところがあって、そこで迷うことがあった。でもやっていく内に研ぎ澄まされてそこがバチっとハマって。それを試合で出せるところまで来たので、明日は僕に任せてやるだけです」とした。
「なんで出来ないのかなっていうのがあって。壁にぶち当たることはあるので、そこで逃げるのか、打ち破るのか。自分でしっかり打ち破ってきたという自負はあります。非常に有意義な時間でした」と、ひとつ壁を打ち破ったと話す。
対戦するロドリゲスについては「気合いが入っていましたね。向かい合った時にも気合いを感じました。戦い甲斐がある」とし、「全て警戒していますが、警戒しすぎるのもよくない。自分の動きが出来れば大丈夫」とする。
「1Rが強い選手なので、そこで冷静に対応して自分の動きにしていきたい。集中して常に冷静でいきたい」と1Rを特に警戒していると語った。
そして「半年空いて1~3戦よりも進化しているのが分かる。全ての動きにおいて変わった動きを見せられると思います。那須川天心の型が完成してきたと思う」と、、プロボクサー・那須川天心のさらなる完成度に自信を見せていた。