▼第23試合 セミファイナル 国際戦 香港vs.ブラジル 65kg以下契約 3分3R
〇ヘイデン・ヒュング(香港)
TKO 2R 1分35秒 ※レフェリーストップ
×ヴィト―・トファネリ(ブラジリアンタイ・闘英館)
ヒュングはシュートボクシング香港支部の所属で、“ボンバー(爆撃機)”のニックネームで活躍し、坂本優起を2度破っている向柏榮の息子。2023年4月のSBに初来日し、基山幹太と対戦した(当時はヒュン・ツェイ・ヘイデンの表記)がダウンを奪われ判定で敗れた。8月の再来日ではチャン・パク・ホとSB香港スーパーライト級王座決定戦を争い、2RにTKO勝ちで王座を手にしている。
トファネリは世界闘英館空手道選手権大会70kg未満級優勝。MMAとキックボクシングの二刀流で、キックボクシングでは2018年5月の『RISE』で直樹に判定負け、2020年7月のRISEで原口健飛に敗れたが、中野椋太や麻原将平を鮮やかなバックスピンキックでKOしている。2020年11月のK-1に初参戦し、ウェルター級で野杁正明に判定負け。スーパー・ライト級に階級を落とした2戦目では元Krush王者・鈴木勇人からTKO勝利を収めた。しかし、その後はK-1グループで5連敗。
1R、ヒュングはサウスポーから鋭い左ミドル、続いて左ロー。バックステップを使ってトファネリのパンチをかわすと、ワンツーからのヒザ。ヒュングの左ミドルにトファネリは右インローを合わせる。ヒュングは片手を引っかけて崩すと、倒れかかるトファネリにヒザを打つ。
ヒュングは左ミドルを蹴り、パンチからヒザにつなぐ。この左ミドルになかなか入ることが出来ないトファネリだが、左インローを蹴っていく。ヒュングは組むと首相撲でトファネリをコカす。トファネリは左フックで切り込んでいく。
2Rも左ミドルを蹴り、組むと首相撲でコカすヒュング。トファネリは右後ろ廻し蹴りを放つ。ヒュングはオーソドックスにスイッチすると右ローからのワンツー連打でトファネリにロープを背負わせ、左右フックの連打。トファネリも打ち返すがヒュングの左フックをもらって強烈なダウン。
ワンツーで襲い掛かるヒュングが連打を叩き込み、左フックがモロにヒットしたところでレフェリーがストップ。トファネリは手を広げて“なぜ?”のポーズ。ヒュングはセコンドと抱き合って勝利を喜んだ。